2021年9月22日、Amazonは「Kindle Paperwhite」をリニューアルしました。
世代が第11世代となり、通常モデルの他にシグニチャーエディション(以降SEと表記)、キッズモデルの3モデルがあり、10月27日発売(SEは11月10日)、記事執筆時点で予約を開始しています。
スペック
第11世代 | 第11世代(SE) | 第10世代 | |
---|---|---|---|
発売 | 2021年 | 2018年 | |
価格 | 14,980円 | 19,980円 | 13,980円(8GB) 15,980円(32GB) |
容量 | 8GB | 32GB | 8 GB または32 GB |
ディスプレイ | 6.8インチ 解像度300ppi | 6インチ 1072×1448 解像度300ppi Carta電子ペーパー | |
色調調整 | ○ | – | |
明るさ調整機能 | – | ○ | – |
フロントライト | LED 17個 | LED 5個 | |
サイズ | 174×125×8.1 mm | 167×116×8.18 mm | |
インターフェース | USB Type-C | microUSB | |
wifi 接続 | 802.11 b/g/n | ||
ワイヤレス充電 | – | ○ | – |
バッテリー | 最大10週間 | 最大6週間 | |
充電時間 | 約5時間(PC) 約2.5時間(充電器) | 約5時間(PC) 約2.5時間(充電器) 約3時間(Qi) | 約4時間(PC) 約3時間(充電器) |
重量 | 205g | 207g | wifi:182g wifi+4G:191g |
防水性能 | IPX8等級 | ||
同梱内容 | Kindle Paperwhite USB-C充電ケーブル クイックスタートガイド | Kindle Paperwhite USB 2.0充電ケーブル 保証書 スタートガイド(PDF) |
特徴
「Kindle Paperwhite(第11世代)」は3年ぶりの新モデルで、画面サイズが6インチから6.8インチにアップしていますが、変わらず300DPIのままとなっています。
“第10世代”の解像度が1072×1448なので、計算すると1214×1640前後ですね。
スペックには現れていませんが最上位モデルのKindle Oasisと同等の最新世代E-inkを採用し、操作レスポンスが20%高速化されています。
フロントライトの数が5個から17個へと一気に増え、10%明るくなっています。明るさの調整は24段階です。
さらに色調調整機能が追加され、ホワイトからアンバーまで24段階に調整できるようになっています。
画面が大きくなった分寄り明るさが必要になるはずですが、バッテリーが大きくなったようで稼働時間が最大6週間から最大10週間に伸びています。
その代わり、重量は20g強増えています。
もともと軽量なのが売りだっただけに残念ですが、6インチスマホと6.8インチスマホと考えれば重量感は間違っていないのかなと。
防水性能は変わらずIPX8等級ですが、新たに海水(水深0.25メートルまでで最大3分)での防水が加えられています。
インターフェースはmicroUSBからUSB Type-Cに変更されました。
ここはまっとうなアップデートですね。
なお、前世代と同様、充電アダプタは同梱されていません。
“第10世代”との比較。
ベゼルが細くなり、ディスプレイのサイズアップの割に本体のサイズは幅7mm、高さ9mm増にとどまっています。
SEではAnker製の専用ワイヤレス充電スタンド(7.5W)が発売され、同梱モデルもラインナップされています。
本体カラーはブラックのみですが、純正のファブリックカバーはブラック、ディープシーブルー、ラベンダーヘイズの3色が用意されています。
価格
価格は以下の通り。広告ありモデルは”無印”のみとなっています。
広告あり | 広告なし | |
---|---|---|
無印 | 14,980円 | 16,980円 |
SE | – | 19,980円 |
SE(ワイヤレス充電器付) | – | 22,460円 |
キッズ | – | 16,980円 |
キッズモデルは広告がなく、1年間のAmazon Kids+使用権、2年間の限定保証が追加されます。
まとめ
価格がちょっと上がったり、重量も増えたりとマイナス要素はありますが、画面のサイズアップはマイナス面すべてをねじ伏せる、大きなアップデートです。
まだ予約段階なので9月25日からの「タイムセール祭り」には登場しないでしょうが、11月末~12月初めのサイバーマンデーでセールデビューするんじゃないかと思われます。
防水も付いていますし、実質的な解像度も向上していますし、サイズアップしたことで無印の「Kindle」ともはっきり差別化されたわけで、前世代に比べて買う理由をつけやすくなっています。
むしろ「Kindle Oasis」の割高感が強調されている気がしますが、こちらは今後のリニューアルに期待ですね。
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