2021年8月31日、BTO PCメーカーのマウスコンピューターは、4コア8スレッドのRyzen 7 4800Uを搭載した15.6インチスタンダードノート「mouse B5-R7」を発売いたしました。
スペック
■mouse B5-R7 | |
CPU | Ryzen 7 4800U |
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メモリ | 8~16GB DDR4-3200 |
ストレージ | 256~512GB NVMe SSD |
画面 | 15.6インチ IPS FHD |
インターフェース | USB Type-C(Gen2)×1 USB 3.0×1 USB 2.0×2 HDMI 1GbE 有線LAN microSDXC オーディオジャック |
wi-fi | 802.11ax+BT5.0 |
サイズ | 360.4×239×19.9mm |
重さ | 1.62kg |
特徴
「mouse B5-R7」は、2020年11月20日に発売したRyzen 5 4500U搭載ノート「mouse B5-R5」のバリエーションモデルです。
CPUについて
「mouse B5-R7」のCPUは、8コア16スレッドなRyzen 7 4800Uです。
旧世代のCPU扱いになりますが、Zen2とZen3の差はそれほど大きくなく、またGPUアーキテクチャもVegaのままなので、普通に現役扱いでいいと思います。
ベンチマークで比較すると、Zen3版Ryzen 5000UなRyzen 7 5800Uには12%ほど差をつけられていますが、Zen2版Ryzen 5000UシリーズのRyzen 7 5700Uとの比較ではわずかに上回っているんですよね。Intel系CPUはぶっちぎっています。
8コア8スレッドなRyzen 7 4700Uから8コア16スレッドなRyzen 7 5700Uに変更する意味はあったでしょうが、Ryzen 7 4800Uだとこのままで十分ですね。
メモリとストレージ
メモリは8GB(8GB×1)または16GB(8GB×2)のDDR4-3200です。
2スロットタイプで最大64GBまで増設が可能です。
ストレージは8GBモデルが256GB、16GBモデルが512GBの、どちらもNVMe SSDが搭載されます。
その他
Wi-fiは802.11ax(Wi-fi 6)対応のIntel AX200を搭載。
バッテリー稼働時間は約7時間と少し短めです。
外観
フロントです。ザ・スタンダードといった佇まいですね。
ディスプレイは15.6インチFHD、カメラは100万画素でマイクはデュアルアレイマイクです。
インターフェースは割とてんこ盛りな部類で、Type-C端子のみUSB 3.2 Gen2に対応しています。左サイドのUSB2.0がちょっと残念ですね。
SIMスロットについては現在はLTEオプションがなくなっているようです。
内部にはLTEカード用のM.2スロットがありますが、SIMスロットが未実装の可能性もあるので自力追加は難しいかもしれません。
日本企業の製品らしく、キーボードは変則キーのないJIS配列です。
「アイスシルバー」からーにヘアライン加工を施したアルミニウム天板はクールな印象を与えています。
まとめ
「mouse B5-R7」の価格は8GB/256GBモデルが税抜89,800円、税込み98,780円と10万円を切っています。ただし送料が別途3,000円かかるので、トータルだと10万円を超えてしまいます。
…このくらいはなんとかしてほしかったなぁと…
16GB/512GBモデルだと104,800円(税込115,280円)です。
対抗馬としてはDELL「Inspiron 15 AMD(5515)」あたりでしょうか。
「New Inspiron 15 AMD」のRyzen 7 5700U搭載モデルは記事執筆時点では最安で83,896円からで、全ポートUSB3.0ですが、USB 3.2 Gen2や有線LANはなく、Wi-fiも802.11ac(Wi-fi 5)です。あと、キーボードも一部変則キーとなります。
好みが分かれるところになってしまいますが、トータルで見ると「mouse B5-R7」は大手メーカーにも対抗できる良モデルと言えるでしょう。
なお、下位の「mouse B5-R5」は一部モデルがセール中で、税込・送料込で86,680円からになっています。
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