時期不明ながら、何気なくチェックしたLenovo「ThinkCentre M75q Tiny Gen2」にRyzen 5 PRO 5650GEモデルとRyzen 7 PRO 5750GEが追加されていました。
スペック
■ThinkCentre M75q Tiny Gen2 | |
CPU | Ryzen 7 PRO 5750GE Ryzen 5 PRO 5650GE Ryzen 7 PRO 4750GE Ryzen 5 PRO 4650GE Ryzen 3 PRO 4350GE |
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メモリ | 4~16GB DDR4-3200 |
ストレージ | 256~512GB NVMe SSD |
USB | Type-C(Gen1)×1 3.0×3、2.0×2 |
wi-fi | 802.11ax+BT5.1 |
サイズ | 182.9×179×36.5mm |
重さ | 1.25kg |
特徴
AMDは2021年5月31日にZen3アーキテクチャなAPU(GPU統合型CPUのこと)である「Ryzen 5 5600G」と「Ryzen 7 5700G」を発表、同時に企業向けの機能を追加した「Ryzen PRO 5000」シリーズを発表しました。
「Ryzen 7 PRO 5750GE」および「Ryzen 5 PRO 5650GE」はこの時発表されたAPUのひとつです。
TDP35Wなので、性能的には同じTDP35WなRyzen 7 5800HやRyzen 5 5600Hとだいたい同じ程度になります。
Ryzen 7 5750GE vs Ryzen 7 4750GEではシングルスレッドスコアが24%、マルチスレッドスコアが15%向上しています。
マルチスレッドはともかく、シングルスレッド性能は操作感やアプリの動作速度に影響する(いまだにシングルスレッドなアプリは多い)ので、この性能向上は嬉しいですね。
外観
外観についての変更はないというか、モデルのバリエーションが増えただけなのでさらっと。
2.USB 3.1 Gen2
3..USB Type-C 3.1 Gen2
4.電源ボタン
5.電源コネクタ
6.DisplayPort
8.HDMI
9.USB 3.1 Gen1
10.VGA(カスタマイズによる選択)
11.USB2.0
12.シリアルポート(カスタマイズによる選択)
13.イーサネット・コネクター(RJ-45)
前面パネルの上下から吸気します。
価格について
CPU | メモリ | ストレージ | 価格 | 最安構成 | 備考 |
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Ryzen 5 5650GE | 8GB | 256GB | 64,900円 | 59,400円 | 価格.comモデル |
128GB | 67,760円 | 53,240円 | Windows 10 Pro Ryzen 5 5600GE選択可 | ||
512GB | 74,415円 | 54,450円 | |||
Ryzen 7 5750GE | 16GB | 256GB | 87,910円 | 価格.comモデル | |
512GB | 96,195円 | 68,970円 | |||
参考:Ryzen 5 4650GE | 8GB | 256GB | 59,950円 | 47,850円 | 価格.comモデル |
参考:Ryzen 7 4750GE | 16GB | 77,990円 | 59,290円 | 価格.comモデル |
※Ryzen 7(価格.comモデル)は構成変更すると操作できなくなったので、最安構成は非記載となっています。
さすがにRyzen 4000シリーズモデルよりは高くなっています。
最安構成での価格を掲載していますが、Wi-fiなども削っているので、購入する際はWi-fiとUSB-C(PD給電対応)、90W電源アダプタくらいは追加した方がいいでしょう。
まとめ
Ryzen 5000シリーズは「ThinkCentre M75q Tiny “Gen3″」として登場すると思っていただけに、”Gen2″のバリエーションモデルとして出てきたのは意外でした。
まぁ、筐体の完成度が高いので”Gen2″でも全然ありなんですけどね。
もう一つ意外なのが、“価格.comモデル”での格安購入が弱くなった点でしょう。とはいっても最安構成がずいぶんと違う(価格.comモデルはメモリ4GB、ストレージ128GBが選べない)ので一概に比較はできないのですが。
というか、通常購入の方が以前の価格.comモデルのような最安構成になってしまっていますね。
十分に性能の高いRyzen 4000モデルで妥協するか、さらなる性能の上積みを目指すか、悩ましいラインナップです。
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