これは安い。BlackView「BV6600 Pro」はサーマルカメラ搭載で239.99ドルから!

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2021年9月、BlackViewはサーマルカメラを搭載して2万円台と安価なタフネスカメラ「BV6600 Pro」を発表、公式ストアとAliExpress内公式ストアで発売しました。

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スペック

■BV6600 Pro
CPUMediaTek Helio P35(MT6765V/CA)
メモリ4GB LPDDR4
ストレージ64GB eMMC
画面5.7インチ HD+(1440×720)
インターフェースUSB Type-C
カメラ前面:8MP f2.0
背面:16MP f2.0+5.0MP f2.0+FLIR(80×60)
wi-fi802.11ac+BT5.0
通信4G: FDD: B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B13/B17/B19/B18/B20/B28A/B28B/B25/B26/B66
4G: TDD: B38/B40/B41
SIMnanoSIM×2
バッテリー8580mAh
サイズ159×79.4×18mm
重さ325g

AliExpressで見る

特徴

BlackViewはタフネススマホを多数発売している中堅のスマホメーカーで、時折サーマルカメラを搭載するスマホも発売しています。

サーマルカメラ搭載! BlackView「BV9900 Pro」が発売特価で439.99ドル

「BV6600 Pro」はサーマルカメラ付きスマホの新作で、スペックを抑えた代わりに非常に安価になっています。

CPU(SoC)

「BV6600 Pro」のCPUはMediaTek Helio P35(MT6765V/CA)。2018年12月に発表された8コアSoCで、最新ではない12nmプロセスでの製造、2.3GHz Cortex-A53×4+1.8GHz Cortex-A53×4という構成です。

グラフィックは680MHzのIMG PowerVR GE8320で44.8GFLOPS、Antutu v8で10.6万点、GPU1.5万点程度とミドルロークラスの性能です。

同SoCを採用するスマホはXperia Ace IIなどがあります。

メモリとストレージ

「BV6600 Pro」のメモリは4GB LPDDR4、ストレージは64GB eMMCとミドルロー~ミドルクラスのスペックです。
まぁ、メモリが4GBあればゲーム以外は何とかなるでしょう。

画面

「BV6600 Pro」のディスプレイは5.7インチHD+(1440×720)です。正直ここはFHD+にして欲しかったところ。

カメラ

「BV6600 Pro」の一番大きな特徴がカメラですね。

前面は800万画素(センサーはSony IMX134/IMX219)、背面には1600万画素(Samsung S5K3P9SX)+500万画素(GC5035)に加えて、FLIR製のサーマルカメラを内蔵しています。

サーマルカメラの解像度は80×60(4800画素)なので、「FLIR ONE Gen3」や「FLIR ONE Pro LT版」と同じですね。
ちなみにLT版でない「FLIR ONE Pro」は160×120(19200画素)と画素数が4倍になっています(が、価格は高めです)。

サーマルカメラは業務向け感がありますが、家の中で空気が漏れているところを探したり、ペット(特に猫!)を探したり、以前にネットで見たのだと総菜売り場でまだ温かい総菜を選ぶのに使うという例もありました。

通信

「BV6600 Pro」は5G非対応で、4Gまでとなります。SIMはデュアルnanoSIMです。

国内キャリアではソフトバンクへの対応が低いですが、DoCoMoとauは大丈夫そうです。

オペレーターバンド
au(KDDI)1、18
EMOBILE(SoftBank)3 、9
NTT Docomo1、3、9、19
SoftBank Mobile1
WCP(SoftBank)41

バッテリー

サーマルカメラに続く「BV6600 Pro」の売りが、8580mAhという大容量のバッテリーです。
通常のスマホがだいたい2500~3500mAhくらいなので、そこに5000mAhのモバイルバッテリーを追加したくらいですね。

「BV6600 Pro」は重さが325gと重量級ですが、通常のスマホ(180~200g)と5000mAhのモバイルバッテリー(150~200g)を合わせたより少し軽いくらいだったりします。

大容量バッテリーモデルによくあるパターンに漏れず、「BV6600 Pro」もほかのデバイスの充電を行うことができます。

耐久性

「BV6600 Pro」はタフネススマホでもあるので、防水防塵はIP68(真水の水深1.5mに30分置いても使える)、さらに工業向け規格のIP69K(高温・高圧水に対する保護)となっています。

本体の保護も頑丈で、MILスペック(MIL-STD-810G)となっています。

まとめ

「BV6600 Pro」の価格はAliExpressで251.99ドル。クーポンで239.99ドル(約27,500円)です。

スペックが低いのは仕方ないですが、「BV6600 Pro」は総合的に見るとサブスマホっぽい感じですね。
メインスマホにハイスペックなのを持ってきて、メインスマホではできないこと(水場での仕様とかサーマルカメラとか)を「BV6600 Pro」で補完するという使い方が向いているんじゃないかなと。

あえて子供に”遊べるスマホ”として与えるのもありかもしれません。

なんにせよ、サーマルカメラに対する敷居が大幅に下がりそうで、それだけでも価値がある一台と言えます。
まぁ、価格的には「FLIR ONE Pro Gen3」を手持ちのスマホで使うのと変わりはないんですけどね。これにスマホ機能が付くと考えれば安いんじゃないかと。

関連リンク

BlackView BV6600 Pro:AliExpress内公式ストア
BlackView BV6600 Pro:BlackView公式ストア
ニュースリリース

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