機械学習向け。Sinovoip「Banana Pi BPI-M2S」は5.0TOPSなA311D搭載

2021年8月18日、SBCメーカーのSinovoipはAmlogic A311Dを搭載する65mm角のSBC「Banana Pi BPI-M2S」のwikiを公開いたしました。

スペック
特徴
1. SoC(CPU))
2. メモリとストレージ
外観
まとめ
関連リンク

スペック

■Banana Pi BPI-M2S
CPU	Amlogic A311D
メモリ	4GB LPDDR4
ストレージ	16GB eMMC + microSD
インターフェース	USB Type-C(2.0？)×1 USB 2.0×1 HDMI 1GbE×2 microSDXC 40pin GPIO
サイズ	65×65mm

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モデル名	Banana Pi M2S
メーカー	SinoVoip
発売日	2021
価格
価格(日本円)
CPU	Amlogic A311D(6コア) (A73×2 + A53×4)
GPU	Mali-G54 MP4
NPU	5.0TOPS
メモリー	4GB LPDDR4
サポートOS	Android Linux
有線LAN	1GBE x 2
Wi-fi	option
Bluetooth
チップ	RTL8211F ERL8111H
ストレージ	16GB eMMC microSD
USB	2.0 x 1
GPIO	40pin x 1
映像	HDMI(2.1) x 1
カメラ	MIPI-CSI x 1 MIPI-DSI x 1
オーディオジャック	×
その他インターフェース	UART 3 buttons
消費電力
電源	USB-C 5V/3A
幅	65mm
奥行き	65mm
高さ
その他

特徴

「BPI-M2S」は「BPI-M2+」や「BPI-M2 Pro」と同じサイズで、おおざっぱなパーツ配置(GPIOの位置など)は似ていますが、インターフェース配置は異なっています。

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SoC(CPU))

「BPI-M2S」のSoC(System on Chip)はAmlogic社のA311Dです。
がじぇっとりっぷでも何度か搭載SBCについて取り上げていますが、採用例はあまり多くありません。

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ここまでは実はAmlogic S922Xと同じだったりするのですが、大きな違いとしてA311DはAI(機械学習)用の、5.0TOPSのNPUを内蔵します。
NPUは800MHzで動作する4つのNPE(Neural Processing Engine)などで構成されています。

メモリとストレージ

「BPI-M2S」のメモリは4GB LPDDR4。Banana Piシリーズはメモリ量が渋めなことが多いのですが、機械学習に消費されることを想定してか、奮発していますね。

ストレージは16GB eMMCとmicroSD。
ここは従来の製品と変わりありません。

外観

インターフェースです。

デュアルGbEは片方がA311Dの持つGbEインターフェース、もう片方がPCIe to GbE変換をしています。
上のブロックダイアグラム画像の左下の部分に書かれていますが、A311はUSB3.0とPCIeが排他関係にあるので、「BPI-M2S」のUSBポートはUSB2.0となっています。

HDMIは2.1で4K60Hz出力に対応しています。
このサイズとしては珍しくMIPI-CSI(カメラ入力)とMIPI-DSI(組み込み向けの映像出力)を備えています。

オプションのPoEモジュールを搭載することで、PoE(Power over Ethernet、LANケーブルで電源供給を受ける)に対応します。

本体にWi-fiはありませんが、オプションのWi-fiモジュールが用意されています。
詳細は不明ですが、アンテナ端子が3本ありますね。

というか、このWi-fiモジュールは他のSBCで使いたい人が多そうですね。

まとめ

Sinovoipは発売のかなり前の時点でWikiで情報を公開する傾向にあり、「BPI-M2S」も発売日などは不明です。
S905X3搭載で2GBメモリな「BPI-M2」で61ドルなので、豪華スペックな「BPI-M2S」は下手したら100ドルコースじゃないかなぁと。

内容的に、リアルタイム映像分析デバイスの中身などに向いていそうですし、A311D搭載SBCは「VIM3」くらいしか販売実績がないので、これが発売されたら結構面白いんじゃないかなぁと思っています。

スペック

特徴

SoC(CPU))

メモリとストレージ

外観

まとめ

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