スタンドアロンで動く! e-radionica「Inkplate 6COLOR」はESP32搭載のカラー電子ペーパー

クラウドファンディング

2022年2月3日、カスタムボードやE-INKボードを手掛けるe-radionicaは、クラウドファンディングサイトのCrowd Supplyでカラー電子ペーパー(e-paper)ボード「Inkplate 6COLOR」のファンディングを開始しました。

Inkplate 6COLOR:Crowd Supply

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スペック

■ Inkplate 6COLOR
コントローラーESP32
画面5.85インチ 600×448
7色表示
インターフェースUSB Type-C×1
microSDXC
easyC/qwiic
wi-fi802.11b/g/n+BT4.0
サイズ145×116×6mm
重さ95g

特徴

e-radionicaはこれまでにも電子ペーパーボード「INKPLATE」シリーズを手掛けていて、「Inkplate 6COLOR」は第4弾で初のカラーモデルとなります。
シリーズ間の比較は以下のようになります。

Inkplate
6COLOR
Inkplate 10Inkplate 6Inkplate 6PLUS
画面5.85″9.7″6″6″
解像度600 x 4481200 x 825800 x 6001024 x 758
ピクセル数268800990000480000776192
カラー対応7色×××
タッチ3ボタン3ボタン3ボタンタッチスクリーン
All-in-one Board
低電力モード18 μA22 μA25 μA22 μA
Wi-Fi
バッテリー対応
MicroSDスロット
グレースケール×
部分更新×
リフレッシュ時間25 s / 11 s1.61 s1.26 s1.27 s
ピクセル毎93 μs / 41 μs1.62 μs2.63 μs1.63 μs

ESP32内蔵

「Inkplate 6COLOR」はESP32をオンボード搭載しています。

ESP32とは電子工作界隈にはよく知られた、Wi-FiとBluetoothを内蔵する低コスト・低消費電力なSoCのマイクロコントローラ(マイコン)で、AmzonでもUSB端子とピンヘッダをつけたモジュールが1,000円前後で販売されています。
中でもディスプレイとバッテリーを組み込んだ「M5Stack」シリーズは人気が高いです。

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ESP32のざっくりとした特徴は以下の通り

・動作周波数は160MHzまたは240MHz
・SRAM(PCで言うところのメモリー):520 KB
・フラッシュメモリ(ストレージ):4~16MB
・PSRAM(疑似SRAM):8MB(一部モデルに搭載)
・Wi-fi:802.11 b/g/n(Wi-fi 4)
・タッチセンサ×10
・I2C×2
・その他インターフェースいろいろ
・Arduino IDEで開発可能
・ディープスリープ時の消費電力は5μA
・3.3V動作なのがやや面倒くさい
・なので5V→3.3V降圧回路を組み込んだUSBボードが人気

よくあるのはIoT用途ですね。間欠動作させると乾電池2本で半年動いたりします。
詳しく書いていくとこれだけで1記事に収まらなくなるし主題からずれるので、ESP32についてはこの辺にしておきます。

上のようなマイコンが組み込まれた「Inkplate 6COLOR」は単なる表示デバイスではなく、ディスプレイ付きマイコンと呼んだ方がより正解に近い表現でしょう。
なお、ディスプレイだけならAmazonで似たようなものが販売されています。

表面はディスプレイとタッチボタンが3つです。
ディスプレイは5.85インチ 600×448の7色表示で、部分更新非対応なので画面更新には25秒(実測だと11秒程度)かかります。
なのでしょっちゅう書き換えるよりは一時間に数回程度のペースで書き換えるような用途向きです。

ドットのアップ。六角格子なのでマイクロカップ方式と思われます。

背面インターフェースです。
基本はType-C端子から電源を取りますが、リチウムイオンバッテリーでの動作もできます
右下にはRTC(Real Time Clock)用のボタン電池ソケットもあります。

ディープスリープ時の消費電力は18μAと低いのですが、書き換えにかかる消費電力は書かれていません。

まとめ

「Inkplate 6COLOR」の価格は99ドル(約1.1万円)、ケース付きだと119ドルです。

似たような製品として4.7インチ(540×960)でタッチスクリーン、バッテリーも内蔵した「M5Paper」というものがありますが、人気が高く国内ではしょっちゅう在庫切れとなっています。
たまたま見つけたものだと、背面にRaspberry Pi Picoを直接取り付けられるディスプレイというのもあるようです。

ある程度の知識が必要となる製品ですが、センサー類は接続できるしネットにも接続できるし、何ならwebサーバーまで動かせちゃうのがESP32です。
“わかっている”人にとってはやりたい放題なデバイスにカラー電子ペーパーがくっついたこの製品、意外と使い道は多そうです。

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