2022年5月17日、LenovoはRyzen 5000シリーズを搭載したファブリック天板の13.3インチ2-in-1ノート「Yoga 670」を発表、5月20日に発売しました。
スペック
■ Yoga 670 | |
CPU | Ryzen 7 5700U Ryzen 5 5500U |
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メモリ | 8~16GB LPDDR4X-4266 |
ストレージ | 256~512GB NVMe SSD |
画面 | 13.3インチ IPS WUXGA |
インターフェース | USB Type-C(Gen1)×2 USB 3.0×1 HDMI microSDXC オーディオジャック |
wi-fi | 802.11ax+BT5.2 |
サイズ | 304×218×18.27mm |
重さ | 1.39kg |
特徴
「Yoga 670」は「Yoga 650/660」の後継機です。なぜ「Yoga 650/660」という表記なのかというと、2020年10月にRyzen 4000搭載の「Yoga 650」が発売、2021年にモデル名は「Yoga 650」のままRyzen 5000にアップデートされたものの、のちに「Yoga 660」とモデル名が変更されたという経緯があるからです。
LenovoではIdeaPadおよびYogaシリーズについては基本的に1/3/5/7/9と奇数番号でランク分けをしていますが、唯一の偶数番号”6″となるのがこのファブリック天板なシリーズです。
まぁ、他は性能とかインターフェースとかパネル品質とかで差別化しているのに対し、このシリーズは性能とは無関係なところでの差別化なので、番号が分けられたのでしょう。
CPUはRyzen 5000シリーズ
「Yoga 670」のCPUは「Yoga 650/660」から引き続きRyzen 7 5700UまたはRyzen 5 5500Uです。
先日紹介した「IdeaPad Flex 570(14” AMD)」もですが、せめてZen3アーキテクチャなRyzen 7 5800UまたはRyzen 5 5600Uに変更するくらいはしてほしかったところです。
メモリとストレージ
メモリは8GBまたは16GBのLPDDR4X-4266です。オンボードで増設・換装はできません。
ストレージは256GBまたは512GBのM.2 SSD。内部的にはシングルストレージです。
その他
無線LANは802.11ax(Wi-fi 6)に対応。
バッテリーは59WHr。動作時間は最大20時間です。
充電はType-Cオンリーです。
外観
正面です。
ディスプレイは「Yoga 650/660」の13.3インチFHD(1920×1080)から13.3インチWUXGA(1920×1200)に変更されました。
アスペクト比16:10は2022年のトレンドで、ミドル以上の新機種では置き換えが進んでいます。
ディスプレイの色域は100% sRGB。「IdeaPad Flex 570(14” AMD)」は45% NTSC(60~65% sRGB程度)なので、上位の”Yoga”シリーズな分、パネルもいいやつになっています。
また2-in-1なのでディスプレイはマルチタッチおよびスタイラスに対応、筆圧4096段階のLenovo デジタルペンが付属します。
面白いところではカメラが720pから1080pに変更されています。
IntelのEvoプラットフォーム(第3世代)では1080pカメラが要件の一つになっていますが、AMD系の「Yoga 670」には関係のない話です。
高解像度に加えてこのカメラはIR(赤外線)による顔認証にも対応したので、カジュアルなテレワーク環境での使用が用途として想定されている、あるいは要望が多かったんだろうなぁと推測できます。
2.USB3.2 Gen1
3.電源ボタン
5.USB3.2 Gen1 Type-C
6.HDMI
7.オーディオジャック
インターフェースは先代「Yoga 650/660」に比べてかなりリッチになっています。
こちらが「Yoga 650/660」のインターフェース。USBしかありません。
HDMIなどが追加されてリッチになったとはいえ、USBが3.2 Gen1しかないのはちょっと残念なところ。せめてType-CだけでもUSB3.2 Gen2に対応してほしかったです。
キーボードはIdeaPad系で、左右にスピーカーが配置されています。
13.3インチで幅も304mmと狭いのに、よくそこにスピーカーを置いたなぁと。
天板にはリサイクルプラスチックを活用したファブリック素材。ファブリックはエッジ部(側面)まで回り込んでいます。
指紋が付きにくく、持つときに滑りにくいが、クリーニング方法などに不安ありというのが大まかな評価です。
撥水加工もされているようで、多少の水は弾きます。
まとめ
「Yoga 670」の価格は記事執筆時点で92,422円(税込・送料無料)から。
というか、「Yoga 670」は2モデルしかありません。
Ryzen 5 5500U/8GB/256GB:92,422円、113,593円(Office付)
Ryzen 7 5700U/16GB/512GB:107,001円、128,172円(Office付)
メモリがオンボードなので、できるならメモリ16GBなRyzen 7モデルを選びたいところです。
最近では少なくなった13.3インチで10万円切りというのもポイントだったりします。
すごくニッチではあるけれど、こうして後継機が出るということはそれなりに需要があったという証左でしょうし、唯一無二のこの路線は是非とも続いてほしいところですね。
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