【レビュー】ASUS FX506HM:安価だけどTB4も搭載する、コスパのいいゲーミングノート

レビュー

ずいぶん前の話になってしまいますが、がじぇっとりっぷはAmazonブラックフライデーでASUS「TUF Gaming F15 FX506HM」を購入しています。

404 NOT FOUND | がじぇっとりっぷ
PCとNASとSBC(シングルボードコンピューター)を中心に製品紹介や実機レビューを行っているガジェットブログ。

で、買ったはいいものの、ちまちまベンチマークも取ったりはしていたのですが、あまり優先度も高くなかったのでこんなに遅くなってしまいました。

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ASUS TUF Gaming F15 FX506HM

CPU Core i5-11400H
GPU GeForce RTX 3060 (6GB)
メモリ 16GB DDR4-2400
ストレージ 512GB M.2 SSD
画面 15.6インチ IPS FHD(144Hz)
インターフェース USB Type-C(TB4)×1
USB 3.0×3
HDMI
1GbE 有線LAN
microSDXC
オーディオジャック
wi-fi 802.11ax+BT5.1
サイズ 359.8×256×27mm
重さ 2.3kg

GoodPoint
日常用途では十分にパワフル
Thunderbolt4搭載
デュアルストレージ対応

BadPoint
ディスプレイの色域が狭い
カメラはシャッターなし
ゲーミングノートなのでごつい

パッケージ

内容物
・本体
・電源アダプタ
・電源ケーブル
・取扱説明書
・注意事項(最初にお読みください)
・保証書
・便利機能案内
・KINGSOFTチラシ

「FX506HM」のインターフェース

天板とキーボード面はブラックです。

■左サイド
・電源ジャック
・1GbE 有線LAN
・HDMI
・USB 3.2 Type-A Gen1×2
・Thunderbolt4(PD給電/DP出力対応)
・オーディオジャック
■右サイド
・USB 3.2 Type-A Gen1

インターフェースは右サイドに排気口がある関係上、左サイドに偏っています。
安価な製品ですがThunderbolt4に対応、さらに安価なのにUSB2.0がない点は高評価です。

「FX506HM」の内部

内部はメモリが2スロットとセカンドSSDスロットがあります。
マニュアル(※PDF)によると1st SSDはPCIe Gen4 x4をサポート、2nd SSDはPCIe Gen3 x4までとなるようです。
ちなみにこの情報、製品ページや販売ページには一切書かれていません。PCIe Gen4対応くらいもうちょっとアピールしようよ…

Wi-fiカードは1st SSDの下にあります。

CPUとGPUは4本のヒートパイプで冷却しますが、よく見るとCPUとGPUにかかっているのは3本で、残り1本は周辺チップを冷却しているようです。

「FX506HM」のディスプレイ

本体カラーはグラファイトブラックで、キーボード面とベゼルは同じ色です。

ベゼル幅は6.5mm。
細めではありますが昨今のノートとしてはやや太いくらい。
「FX506HM」はMIL規格(MIL-STD-810H)準拠のテストを行っているので、これ以上細いと堅牢性に問題が出るのでしょう。

ディスプレイパネルはノングレアです。

このくらい横から見ると反射します。

ディスプレイパネルの型番は「LM156LF-2F01」
メーカーは中国CEC Panda社(南京中電熊猫液晶顕示科技)で、液晶パネル生産能力シェアでは世界6位(2020年)のメーカーです。保有する4つのファブのうち2つをBOEが買収提案(続報を探したけど見当たりませんでした)したことで、現在は世界9位以下に転落していると思われます。

スペックシート上では色域はsRGB 66%(ASUS公式では62.5%)と狭く、輝度は250nits、コントラスト比は1200:1です。
144Hz駆動ですが応答速度は25msとあまり早くはないですね。

参考 PANDA LM156LF2F01:Panelook

比率 カバー率
sRGB 64.6% 64.4%
AdobeRGB 47.9% 47.9%
NTSC 45.8% 45.8%
DCP-P3 47.6% 47.6%

sRGBカバー率の実測は64.4%と仕様よりわずかに低い数字に。
これだけ色域が狭いと、ゲームはともかくクリエイティブ用途には使いにくいですね。

ガンマ補正グラフはわずかに上弦を描いていて、高輝度ではかなりずれています。
とはいえ色ごとの発色は同じ傾向なので極端に歪んだ色表示はなさそうです。

上で見たようにかなり角度を付けると反射するようになりますが、表示させると角度を付けてもはっきり発色します。

「FX506HM」のキーボード

「FX506HM」のキーボードは、15.6インチとしては一般的な、テンキー付きのキーボードです。
「¥」キーとバックスペースがやや細いものの、変則キーはほぼなく、きっちりローカライズされています。

FPSでよく使うWASDはクリア仕様。

キーピッチは19mm。

キートップはわずかにへこんでいます。
が、このキー、実際に使うとエッジがやや鋭角になった分だけ指が角に食い込みます

またキーとキーの間を広く取っている分キーが小さく、それでいて表面がつるつるしているので妙に打鍵しにくいというか、個人的にはいまいちでした。

「FX506HM」のスピーカー

「FX506HM」のスピーカーは2W+2Wで、ノート内蔵のものとしてはかなりしっかりしています。

特性としてはかまぼこ型で、重低音と高音が弱いものの、中音、中高音辺りは割と豊かで解像度も高いです。
低音・高音を多用しないポップな曲調のBGMなどは聞けるレベルですが、低音から高音までまんべんなく使うクラシックなどはシンバルとかがスカスカでひどくアンバランスになります。

底面に反射させるタイプなので、音の発生位置はぼやけますが、その分広がりは良く、PC全体から聞こえてくるような感じです。
デメリットとして人の声などは生音というよりはややこもった声になります。破裂音(カ行とかパ行とか)の角がなくなるのでやや滑舌が悪く聞こえるというか、アクセントが強調されないしゃべり方のようで、やや聞き取りづらいです。

音楽鑑賞だと、J-POなどはボーカルだけが浮いたように聞こえ、それでいて上で書いたように滑舌が悪く聞こえるので不思議な聞こえ方になります。
曲としての一体感も薄いので音楽鑑賞に向いているとは言えないですね。

良くも悪くもゲームプレイ中のBGM再生に特化した印象です。

「FX506HM」のパフォーマンス

「FX506HM」の搭載CPUは6コア12スレッドのCore i5-11400H、GPUはGeForce RTX 3060です。
動作モードはデフォルトのままで実行しています。

がじぇっとりっぷはあまりゲーミングノートのレビューをしていないので、比較に使っているのはスタンダードノートのスコアが中心であり、冷却面などが大きく違っている点に留意してください。

総合

CPU PassMark v9(CPU)
Ryzen 7 4750GE 185172919
Ryzen 5 5600U 168412875
本機(Core i5-11400H) 164882700
Core i7-11370H 138753045
Core i7-1165G7 134102974
Ryzen 5 4500U 131682730
Core i5-1035G7 112342558
Core i5-1135G7 101512595
Ryzen 3 4300U 91212672
Ryzen 5 3500U 85731876
Core i5-8250U 79752051
Core i5-10210U 78722361
Core i5-7200U 49561820

上段:マルチスレッド、下段:シングルスレッド

PassMarkは旧バージョン(v9)と新バージョン(v10.1)の両方を掲載。比較グラフはデータの揃っているv9のみです。

6コア12スレッドでかつハイパフォーマンスなTDP45WのCPUなだけあってスコアも高く、Zen3アーキテクチャで同じ6コア12スレッドなRyzen 5 5600Uと拮抗しています(といってもRyzen 5 5600UはTDP15Wなのですが)。
モバイル向けのTDP15WなTiger Lake(Core i7-1165G7)と比べると2割ちょっと高いですが、4コア8スレッドと6コア12スレッドという違いの割にはスコア差は小さいですね。

CPU

CPU CINEBENCH R15
Ryzen 7 4750GE 1793193
本機(Core i5-11400H) 1524221
Ryzen 5 5600U 1353223
Core i7-11370H 1093237
Core i7-1165G7 859227
Ryzen 5 4500U 858177
Core i5-1135G7 693200
Core i5-1035G7 656170
Ryzen 3 4300U 640161
Core i5-10210U 612165
Ryzen 5 3500U 609136
Core i5-8250U 547144

上段:マルチスレッド、下段:シングルスレッド

CPU CINEBENCH R23
Ryzen 7 4750GE 106711271
本機(Core i5-11400H) 99791474
Ryzen 5 5600U 79301368
Core i7-11370H 69391551
Core i7-1165G7 54451522
Ryzen 5 4500U 53931163
Core i5-1135G7 43361338
Ryzen 3 4300U 42231062
Core i5-1035G7 41001119
Core i5-10210U 36531088
Ryzen 5 3500U 3624940
Core i5-8250U 3035906

上段:マルチスレッド、下段:シングルスレッド

CINEBENCHの結果だとRyzen 5 5600Uより高い結果が出ています。
この辺りは得意不得意というか、どれだけ長時間高クロックで動作できるかという点が差となって表れたものと思われます。

しかしながら、Ryzen 5 5600U搭載機(Pavilion aero 13)は薄型軽量であるにもかかわらず、冷却能力ゴリゴリなゲーミングノートに追いすがっているわけで。むしろ「Pavilion aero 13」すげぇって思います。

GPU

CPU 3DMark Fire Strike (Graphic)
本機(RTX 3060) 19616
RTX 3060(平均) 17918
GTX 1060 10371
GTX 1650 8386
GTX 1050 Ti 7923
GTX 1050 6210
Core i7-1165G7(8GB×2) 3883
Core i5-1135G7(8GB×2) 3842
Ryzen 5 4500U(8GB×2) 3247
Core i5-1035G7(8GB×2) 2693
Ryzen 5 3500U(4GB×2) 2355
Ryzen 5 4500U(8GB×1) 2217
Ryzen 3 4300U(4GB×2) 2209
Core i5-1135G7(8GB×1) 2061
Ryzen 3 3200U(4GB×2) 1289
Core i5-10210U(8GB×2) 1257
Core i5-8250U(8GB×1) 997
Core i5-7200U(4GB×2) 962

CPU 3DMark Time Spy (Graphic)
RTX 3060(平均) 8333
本機(RTX 3060) 7527
GTX 1060 3332
GTX 1650 3189
GTX 1050 Ti 2363
GTX 1050 1725
Core i7-1165G7(8GB×2) 1236
Core i5-1135G7(8GB×2) 1118
Ryzen 5 4500U(8GB×2) 940
Core i5-1035G7(8GB×2) 801
Ryzen 5 3500U(4GB×2) 776
Core i5-1135G7(8GB×1) 741
Ryzen 3 4300U(4GB×2) 684
Ryzen 5 4500U(8GB×1) 664
Core i5-10210U(8GB×2) 413
Ryzen 3 3200U(4GB×2) 388
Core i5-7200U(4GB×2) 321
Core i5-8250U(8GB×1) 318

グラフィックベンチマークは思ったほど悪くなく、モバイル向けRTX 3060としては平均的なスコアです。

ここはさすがに内蔵グラフィックとは比較にならないレベルの性能ですね。

ストレージ

ストレージはSK hynixのBC711シリーズです。
公式スペックではリード3,500MB/s、ライト3,000MB/s、520K IOPSとされています。

CDMarkでの実測。
リード3,536MB/s、ライト2,969MB/sでほぼ仕様通りの速度となりました。

外観

パッケージ

外箱です。

よく見るとふた部分が二重になっていて、固定材兼緩衝材の役割を果たしています。
全体もかなり頑丈に作られていて、かなり厳重です。

再掲となりますが、パッケージ全体です。

付属品

電源アダプタはミッキープラグの200W出力
USB PDは100Wまでなので、通常の電源ジャックです。

紙類は6種類。うち3枚はチラシです。

筐体

インターフェースは左側に集中しています。
右側には排気口が開いています。

Type-CはThunderbolt4に対応していますが、筐体には表記がありません
開封時にキーボード面にThundeeboltマークの付いたシールが貼ってあったのですが、撮り忘れ…

背面もがっつり排気口。
ゲーミングノートなのでこのくらいしないと冷却が追い付きません。

ディスプレイベゼルには出っ張りがあり、開けやすくなっています。

カメラは720pで、シャッターはなし。
左右にステレオマイクが付いています。

パームレストのロゴシール。いかにもゲーミングノートなアピール内容です。

最大に開いたところ。だいたい135度くらいです。

天板は凹凸があり、かなりごつい印象を受けます。

ちなみに重量は2kgオーバー。
手持ちのスケールが最大2kgだったので計測できませんでした。

内部構造

底面です。
デザイン性は高いのですが、実はそれほどスリットが開いていません。
これで吸気は足りるんだろうか…?

底面カバー
EMC対策に金属粉が吹かれています。Wi-fiアンテナのある右下のスペースは電波を阻害しないように金属粉が吹かれていません。

一部のネジは樹脂で固められていて、抜けないようになっています。

内部全体。

セカンドストレージスロットがあり、デュアルストレージに対応しています。

メモリは2スロット。

インターフェース類の後ろを電源ケーブルが通っています。
最大供給電力が200Wと大きいので、この辺りはスタンダードノートとはちょっと違いますね。

90WHrのバッテリー

バッテリーの下にはアンテナ

スピーカーはよくある楕円形ではなく、円形でした。

システム

起動前

UEFI
ASUSはだいたいこのタイプですね。

恒例のバックアップです。

使用したのは「Macrium Refrect Free」で、バックアップサイズは70.1GBでした。

普通は15~20GBくらいなので、ちょっとびっくり。
リカバリースペースを除いても55GBあるんですよね・・・

システム情報

デスクトップは独自の壁紙。

システム情報

ストレージは68GB使用済み。
だけどアプリは大した容量を使ってないという…まぁ容量は余ってるからいいんですが。

HWiNFOでのCPU情報。

TDPは45Wで、L1は80Wでした。

バッテリーは90WHr(90,000mAh)なものの、実際の使用容量は85,327mAh
バッテリー寿命を延ばすべく、独自アプリで60%/80%に上限を設定することもできます

再起動直後のメモリ使用量は3.0GB。これもちょっと多めです。

スタートアップはシンプル

独自アプリのMyASUS。

前述のバッテリーの設定もこのアプリで行います。

もう一つの独自アプリがArmoury Care。
こちらはゲーミングノート向けの設定を担っています。

キーボードのRGBなどもこのアプリで制御します。

ゲームベンチマーク

レビュー機のスペック

レビュー機のスペックは以下の通り。

CPU Core i5-11400H
グラフィック GeForce RTX 3060(6GB)
Intel Xe
メモリ 16GB(8GB×2) DDR4-3200
ストレージ 512GB

比較対象

[軽量級] DQベンチマーク

設定 スコア 評価
3840×2160 最高品質 20727 すごく快適
1920×1080 最高品質 21368 すごく快適
1280×720 標準品質 16735 すごく快適
DQベンチマーク
本機(8GB×2) 21368 / すごく快適
GeForce GTX 1650 15792 / すごく快適
GeForce GTX 1060 15347 / すごく快適
Core i7-1165G7(8GB×2) 10398 / すごく快適
Core i5-1135G7(8GB×2) 10382 / すごく快適
Core i5-1035G7(8GB×2) 9703 / とても快適
Ryzen 5 4500U(8GB×2) 9431 / とても快適
Ryzen 5 3500U(4GB×2) 6861 / 快適
Ryzen 3 4300U(4GB×2) 6043 / 快適
Ryzen 5 4500U(8GB×1) 5722 / 快適
Core i5-1135G7(8GB×1) 5564 / 快適
Core i5-10210U(8GB×2) 5479 / 快適
Ryzen 3 3200U(4GB×2) 4241 / 普通
Core i5-7200U(4GB×2) 3701 / 普通
Core i5-8250U(8GB×1) 3393 / 普通

1920×1080(最高品質)での比較

軽量級は、4Kだろうと余裕です。
スコアが上限に達してしまって、かえって720pの方が下がってしまっています。

ドラクエはTigerLake世代であれば内蔵グラフィックでもプレイできる軽さですが、それでもスコア的には差がありますね。

[中量級] FF XIV 漆黒のヴィランズ

設定 スコア 評価
3840×2160 最高品質 6344 とても快適
3840×2160 高品質 9331 非常に快適
3840×2160 標準 13966 非常に快適
1920×1080 最高品質 14337 非常に快適
1920×1080 高品質 16259 非常に快適
1920×1080 標準 17345 非常に快適
1280×720 高品質 17126 非常に快適
1280×720 標準 17375 非常に快適
FF XIV 漆黒のヴィランズ
本機(8GB×2) 14337 / 非常に快適
GeForce GTX 1060 9652 / 非常に快適
GeForce GTX 1650 8399 / 非常に快適
Core i5-1135G7(8GB×2) 2901 / やや快適
Ryzen 5 4500U(8GB×2) 2685 / やや快適
Core i7-1165G7(8GB×2) 2676 / やや快適
Core i5-1035G7(8GB×2) 2317 / 普通
Ryzen 5 3500U(4GB×2) 1925 / 普通
Ryzen 3 4300U(4GB×2) 1859 / 普通
Ryzen 5 4500U(8GB×1) 1664 / 普通
Core i5-1135G7(8GB×1) 1303 / 設定変更
Core i5-10210U(8GB×2) 1159 / 設定変更
Ryzen 3 3200U(4GB×2) 1152 / 設定変更
Core i5-7200U(4GB×2) 928 / 動作困難
Core i5-8250U(8GB×1) 872 / 動作困難

1920×1080(最高品質)での比較

中量級のFF XIVでも、RTX 3060なら4K・最高画質でも快適評価を叩き出しています。
というか、普段ゲーミングノートなどのハイスペック機をレビューしていないので、これがどのくらいなのかと評価しきれないのが実情です。

中量級ともなると内蔵グラフィックとの差が顕著に表れてきますね。

[重量級] FF XV Windowsエディション

設定 スコア 評価
3840×2160 高品質 3324 普通
3840×2160 標準品質 3901 普通
3840×2160 軽量品質 5407 やや快適
1920×1080 高品質 7685 快適
1920×1080 標準品質 9804 とても快適
1920×1080 軽量品質 11738 とても快適
1280×720 標準品質 12764 非常に快適
1280×720 軽量品質 13912 非常に快適
FF XV
本機(8GB×2) 12764 / 非常に快適
GeForce GTX 1060 8162 / 快適
GeForce GTX 1650 7125 / 快適
Core i5-1135G7(8GB×2) 2733 / やや重い
Core i7-1165G7(8GB×2) 2702 / やや重い
Ryzen 5 4500U(8GB×2) 2606 / やや重い
Core i5-1135G7(8GB×1) 2001 / 重い
Ryzen 3 4300U(4GB×2) 1914 / 動作困難
Ryzen 5 3500U(4GB×2) 1823 / 動作困難
Ryzen 5 4500U(8GB×1) 1724 / 動作困難
Core i5-1035G7(8GB×2) 1543 / 動作困難
Core i5-10210U(8GB×2) 1012 / 動作困難
Ryzen 3 3200U(4GB×2) 1011 / 動作困難
Core i5-8250U(8GB×1) 890 / 動作困難
Core i5-7200U(4GB×2) 867 / 動作困難

1280×720(標準品質)での比較

GeForce RTX 3060は重量級のAAAタイトルをFHD解像度で快適にプレイできる程度とされていますが、設定次第では4Kでも行けそうです。
計測はしていませんが、2.5Kまでなら普通に楽しめそうですね。

消費電力・稼働時間・騒音・温度

消費電力

アイドル時 5.8~10.6W
画面オフ時 1.4~3.8W
スリープ時 0.8~2.6W
充電(アイドル) 112W
充電(電源オフ) 100W (~60%)
51W (60%~)
CINEBENCH(S) 48.5W
CINEBENCH(M) 74.9W
最大 109W
最大(充電中) 197W

消費電力は、さすがTDP45WのCPUというべきか、負荷をかけたときはかなり高いですね。
dGPUと合わせたときは109Wと、100Wオーバーとなります。

一方で充電時消費電力も高くて、最大100Wでバッテリー充電するので、充電速度はかなり早いです。

稼働時間

キー入力のみ 33493秒(9.3時間)
動画再生 31849秒(8.85時間)
フルロード 4161秒(1.15時間)

「FX506HM」は90WHrという大容量バッテリーを搭載していますが、稼働時間は思ったより伸びません
まぁそれでも軽負荷なら半日くらいは持ちそうです。

騒音

状況 音量 聞こえ方
電源オフ 34.9dB
アイドル 34.9dB
最大 40.1dB 遠くの掃除機

騒音レベル[dB] 音の大きさのめやす 自室内の聞き騒音
うるさい 70 掃除機
騒々しい街頭
非常にうるさい
60 普通の会話・チャイム
時速40キロの自動車の内部
非常に大きく聞こえうるさい
声を大きくすれば会話ができる
普通 50 エアコンの室外機
静かな事務所
大きく聞こえる
通常の会話は可能
40 深夜の市内
図書館
多少大きく聞こえる
通常の会話は十分に可能
静か 30 ささやき声
深夜の郊外
非常に小さく聞こえる
20 ささやき
木の葉のふれあう音
ほとんど聞こえない

「FX506HM」のファンは、低負荷時は停止しています。
多少の負荷でもファンは回らず、だいたいベンチマークを初めて1分すぎたくらいから回転を始める感じです。

現在はメイン機として使用していますが、ほぼ無音運用ですね。

ファンの回転速度は3段階で、それぞれ37.2dB、39.1dB、40.1dBでした。

音としてはやや高音寄り。3部屋離れた掃除機の音くらいの感じです。

まとめ

RTX 3060はFHD解像度向けと言われていて、実際重量級タイトルで最高画質ならFHDまででしょう。
しかし、設定次第では2.5Kでも行けそうな雰囲気で、中量級なら4Kでもいけるという、優秀なdGPUでした。

ただCore i5-11400Hは6コア12スレッドなので、時折物足りなく感じることもあります。
というのも、がじぇっとりっぷが画像編集に使っているGIMPってCPU依存なんですよね…(ベータ機能でGPU処理があるけど、あまり機能しない)
やっぱり8コア16スレッドのCore i7-11800Hにしておけばよかったかなぁと思わなくもなかったり。
コスパとしては最高なんですけどね。

まぁ現在はメイン機として活躍していますし、なんだかんだ3~4年は使い続けるでしょう。
がじぇっとりっぷは価格で飛びついて満足しているわけですが、ゲーミングノートは高価な買い物であるのでよくよく吟味して買った方が、最終的な満足度は高いんじゃないかと。

関連リンク

2021 ASUS TUF Gaming F15:ASUS
ニュースリリース:ASUS

付録

ベンチマーク結果一覧

メーカー ASUS
モデル名 FX506HM
CPU Core i5-11400H
GPU RTX 3060
メモリ 16GB
ストレージ 512GB
PassMark 9 Total 6851.5
CPU Single 2700
CPU Multi 16488.9
2D 995.2
3D 12833
Memory 2780.1
Disk 23825.6
PassMark 10 Total 3820.2
CPU Single 3171
CPU Multi 17583.5
2D 352.3
3D 13633
Memory 2585.4
Disk 25724.6
3DMark TimeSpy 7457
Graphics 7527
CPU 7084
FireStrike 17596
Graphics 19616
Phisics 19974
Combined 9020
NightRaid 40612
Grapihics 65488
CPU 12883
SkyDiver 40908
Graphic 63845
Phisics 16718
Combined 26846
CloudGate 39737
Graphics 107607
Phisics 12389
IceStorm 106082
Graphics 122308
Phisics 72445
IceStormEX 105751
Graphics 121304
Phisics 72996
IceStormUnlimited 216958
Graphics 507086
Phisics 72259
3DMark TimeSpy 7467
Graphics 7520
CPU 7184
FireStrike 17682
Graphics 19633
Phisics 20011
Combined 9210
NightRaid 41697
Grapihics 69466
CPU 12770
CINEBENCH R15 OpenGL 146.81fps
CPU(M) 1524cd
CPU(S) 221cd
CINEBENCH R20 CPU(M) 3764pts
CPU(S) 566pts
CINEBENCH R23 CPU(M) 9979pts
CPU(S) 1474pts
CPU-Z Single 594.8
Multi 4198.1
CrystalMark Mark 719507
ALU 251460
FPU 146726
MEM 156986
HDD 75233
GDI 24428
D2D 7085
OGL 57589
GeekBench4 Single 6444
Multi 27694
OpenCL 20437
OpenCL(dGPU) 271506
GeekBench5 Single 1499
Multi 6681
OpenCL 4506
OpenCL(dGPU) 96112
PCMark ALL 6612
Essensial 10049
Productivity 9514
DigitalContent 8206
VR Mark 9022
DQ(DX9) 1920・最高 21368
すごく快適
1280・標準 16735
すごく快適
FF XIV(DX11)
紅蓮
1920・最高 15127
非常に快適
1920・高 16938
非常に快適
1920・標準 17865
非常に快適
1280・高 17334
非常に快適
1280・標準 17759
非常に快適
FF XIV(DX11)
漆黒の反逆者
1920・最高 14337
非常に快適
1920・高 16259
非常に快適
1920・標準 17345
非常に快適
1280・高 17126
非常に快適
1280・標準 17375
非常に快適
FF XIV(DX11)
暁月の終焉
1920・最高 15592
非常に快適
1920・高 17628
非常に快適
1920・標準 18773
非常に快適
1280・高 18264
非常に快適
1280・標準 18529
非常に快適
FF XV(DX11) 1920・高 7685
快適
1920・標準 9804
とても快適
1920・軽量 11738
とても快適
1280・標準 12764
非常に快適
1280・軽量 13912
非常に快適
MHF(DX10)
大討伐
1920 45574
1280 51663
ブラウザ jetstream2 202.663
BaseMark 767.22
WebXPRT 284
WebXPRT4
MotionMark 329.14
SpeedMeter2.0 206.1
octane 67867

ベンチマーク結果画像

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