2022年9月29日、Amazonは電子書籍リーダー「Kindle」シリーズに書き込み対応の10.2インチモデル「Kindle Scribe」を追加、予約を開始しました。
スペック
■ Kindle Scribe | |
画面 | 10.2インチ 300dpi |
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ストレージ | 16~64GB |
インターフェース | USB Type-C×1 |
wi-fi | 802.11 b/g/n |
バッテリー | 最大12週間 |
サイズ | 196×230×5.8mm |
重さ | 433g |
特徴
「Kindle Scribe」は「Kindle」シリーズ初の書き込み対応モデルです。
画面サイズは10.2インチで300DPI。参考までに、A5用紙が対角10.1インチです。いわゆる大判コミックのサイズですね。
無印「Kindle」も300DPI化したので、画面サイズは違うものの、上から下まですべて300DPIです。
画面アスペクト比が「Kindle Oasis」と同じだとすると、解像度は推定で2448×1842。広くね?
これ、下手したら電子書籍の方が解像度足りずに拡大表示になるんじゃないかと。
他のモデルとの比較。
LEDの数が35とかなり多いです。無印「Kindle」なんか4個しかないのに…
読み物専用でないからか、防水非対応になっている点は気になるところ。
「書く」に対応していると、片方のベゼルが太いのはあまりデメリットではなくなります。
画像では左利きで書き込みしていることから分かるように、自動回転に対応しているので左右どちらでも対応できます。
また、フラットベゼルなので端で引っかかることがないのも書き込み向けです。
メモを取るだけでなく、既存の文書に付箋を追加するという使い方もできます。
付箋はKindleストアの書籍コンテンツ(一部非対応あり)のほか、Word文書やPDFファイル、EPUBや画像ファイルにも追加できます。
ノートは白紙、罫線付き、方眼紙、チェックリストなど複数のテンプレートが用意されています。
ところでこのワニ、無駄に気になるんだけど…
付箋やノートはAmazonのサーバーに暗号化状態でバックアップ保存されます。
バックアップデータはデバイスリセットまたは登録解除で削除されるとのこと。
ペンは2種類。
プレミアムペンには消しゴム機能とボタンが追加されています。
どちらも充電不要ペンなので、使えなくなって困るということはありません。
まとめ
「Kindle Scribe」の価格は47,980円。現在は予約販売中で発売は2022年11月30日です。
これまでの最上位であった「Kindle Oasis」が29,980円なので、一気に高価格化しましたね。
10.2インチというのは書き物もする前提であればいいサイズだと思います。
読み物用としても大判コミックが(おそらく)原寸大表示できるので、割と違和感なく受け入れられるかも。
ただし重量は433gと結構重め(大体大判コミック1.5冊分)です。
紙だとあまり感じないのに、デバイスだとずっしり来るんですよね。不思議。
個人的には…ごろ寝読書にはちょっと大きいかなと思うので、8.4~9インチくらいのモデルが出て欲しいところです。
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