コスパ最強タブレット登場。 ALLDUCUBE「iplay50 Pro」はAnTuTu35万点オーバーのHelio G99搭載で2.2万円台!

タブレット

2023年3月31日、ALLDUCUBEのHelio G99(MT6879)を搭載したタブレット「iplay50 Pro」がAmazonで発売しました。
グローバルでは2023年1月に販売開始したものですが、ようやくの国内販売開始です。

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スペック

■ iplay50 Pro
CPUMediaTek Helio G99
メモリ8GB LPDDR4X
ストレージ128GB UFS2.1
画面10.36インチ IPS WUXGA+
インターフェースUSB Type-C(2.0)×1
microSD
オーディオジャック
カメラ前:500万画素
後:800万画素
wi-fi802.11ac+BT5.2
4G/5G4G/LTE対応
GPSGPS、A-GPS、GLONASS、BDS
バッテリー6,000mAh
サイズ248×157.8×8.4mm
重さ466g

特徴

「iplay50 Pro」はALLDUCUBEの人気モデル「iplay50」の上位版です。
「iPlay」シリーズは「iPlay20」くらいから人気が出始め、UNISOC T618を搭載した「iPlay40」シリーズは高コスパタブレットとして国内でも人気が高く、バリエーションモデルがいくつも作られました。

2022年11月にはシリーズ最新の「iPlay 50」を発表。「iPlay40」シリーズと変わらずUNISOC T618だったことから当初は拍子抜けの声もありましたが、いざ国内発売されると1.5万円台という超コスパであっという間に販売ランキング入り。

とはいえ同性能低価格と同時に同価格高性能を求める声もあったわけで、後者に応えたのが「iplay50 Pro」となります。

SoC

「iplay50 Pro」のSoCはMediatek Helio G99(MT6879)です。
2コアのARM Cortex-A76(2.0GHz)と6コアのCorex-A55(2.0GHz)の8コアCPUに、グラフィックはMali-G57 MC2。
製造はTSMC N6、6nmプロセスです。

参考 MediaTek Helio G99:MediaTek

性能についてはAliExpress内の公式ストアでAnTuTu(v9)のスコアが公開されていて、総合が35万点オーバー、グラフィックが8.5万点です。

CPUAnTuTu v9
Apple M11080000569000
Snapdragon 8 Gen 11030000443000
Apple A15795000360000
Apple A14745000306000
Kompanio 1300T700000
Snapdragon 865650000260000
Apple A13640000270000
Kirin 990570000175000
Snapdragon 860550000215000
Apple A12540000200000
Helio G9935300085000
Snapdragon 68025000038000
UNISOC T61823000041000
UNISOC T61622700025000
Snapdragon 730G22000066000
Mediatek MT878821600048000
Snapdragon 66520000034000
UNISOC T61020000031000
Kirin 710A19600033000
Mediatek MT818319300040000
UNISOC T60615700019000
UNISOC T31015300012000
Mediatek P2210000015000

上段:総合、下段:グラフィック

総合スコアはUNISOC T618の1.5倍、グラフィックは2倍です。
ハイエンドや旧ハイエンドにはまだ敵わないものの、ミドルクラスと呼んでいい性能でしょう(T618は記事執筆現在の基準だとエントリーハイまたはミドルロー)。

メモリとストレージ

メモリは8GB LPDDR4X、ストレージは128GB UFS2.1です。
昨年頃から格安タブレットでもeMMCからUFSへの移行が始まっていて、その流れと言えますね。

規格リードライト測定機種
eMMC220 MB/s150 MB/sTECLAST M40SE
UFS2.1420 MB/s210 MB/sCHUWI HiPad Pro
UFS2.21440 MB/s520 MB/sXiaomi Pad 5

その他

無線LANはWi-fi 5(802.11ac)にBluetoothは5.2です。

4G/LTEにも対応していて、対応バンドは以下の通り。

2G:GSM:B2/3/5/8
3G:WCDMA:B1/2/5/8、TDS: B34/39
4G:FDD:B1/2/3/5/7/8/20/28AB、TDD: B38/39/40/41

ドコモ:B1/3/19/21/28/42
au:B1/3/11/18/26/28/41/42
ソフトバンク:B1/3/8/11/28/41/42
楽天:B3/18/26

楽天はちょっと辛いかもしれませんね。

バッテリーは6,000mAhで18Wの急速充電に対応。
10インチクラスの上位機種は7,000mAhとかも出てきていますが、「iplay50 Pro」は重さ466gと軽量化を優先したためにバッテリー容量は控えめです。

ちなみに無印の「iPlay50」は同じ6,000mAhなのに475gなので、わずかですが軽量化にも成功しています。

外観

外観は、まぁ、タブレットです。

カメラはフロント500万画素、リア800万画素。
最新モデルとしては低めですが、タブレットのカメラはそれほど使われるものでもないので、コストを抑える方向にしたのでしょう。

グローバル版ですが、パッケージです。
内容的には特に変わったものはありません。

まとめ

「iplay50 Pro」の価格は26,999円。記事執筆時点では4,000円オフクーポンが発行されていて22,999円となっています(クーポンは小出しにしているようで、あったりなかったりします)。
…UNISOC T618+メモリ8GBなタブレットと同程度かちょっと安いくらいの相場ですね?

性能差を考えるとコスパは非常に高く、ミドルクラスのタブレットとしては最強コスパと呼んでもいいくらいです。
Helio G99は今年の定番SoCとなりそうで、Xiaomi「Redmi Pad」やLenovo「Tab P11 2nd Gen」など各社が投入していますが、価格が3万円台なので「iplay50 Pro」のコスパが余計に光るんですよね。

数少ない懸念の一つがWidevine。ALLDOCUBEはこれまでWidevine L1のタブレットを出していないので「iplay50 Pro」もL3と思われます。
この点を気にしないのであれば買いであると言え、今年の(少なくとも今年前半の)定番タブレットの一つになるのは間違いないでしょう。

関連リンク

iPlay 50 Pro:ALLDOCUBE ※中国語

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