2023年03月21日、CHUWIは「MiniBook X」のアップデートモデル(2023年モデル)を発売しました。
スペック
■ MiniBook X (2023) | |
CPU | Celeron N5100 |
---|---|
メモリ | 12GB LPDDR4X |
ストレージ | 512GB SATA SSD |
画面 | 10.51インチ IPS WUXGA |
インターフェース | USB Type-C(Gen1?)×2 オーディオジャック |
wi-fi | Wi-fi 5/6+BT4.2/5.1 |
バッテリー | 26.6WHr |
サイズ | 244×166.4×17.2mm |
重さ | 918g |
特徴
「MiniBook X(2023)」は、2022年に発売された「MiniBook X(2022)」のアップデートモデルという位置づけです。
大きな変更点は二つ、ディスプレイの変更と、ファン内蔵です。
CPU
「MiniBook X(2023)」のCPUはIntel Jasper Lake世代のCeleron N5100。
PassMarkスコアでのCPUスコアは3400程度。
「MiniBook X(2022)」はファンレスでTDPを6Wに設定していたため低スコアでしたが、ファン内蔵となった「MiniBook X(2023)」ではTDP10Wに引き上げられたので、平均値くらいのスコアは出るようになったものと思われます。
Jasper Lake後継ともいえる、Alder Lake-N(Intel N95とかIntel N100)がかなり性能向上しているので、そのうちAlder Lake-N版が出るんじゃないかと期待はしています。
メモリとストレージ
メモリは12GB LPDDR4X。オンボードで増設はできません。
Windows機は起動しただけでもメモリ消費が3GB弱あり、メモリ8GBだと使えるのは5GB程度となります。
これが12GBだと空きが9GB程度となり、使える量が一気に倍近くに。
Celeron N5100の性能を考えると、このくらいあれば十分でしょう。これ以上あっても今度はCPUがボトルネックとなります。
ストレージは512GB M.2 SATA SSD。転送速度は500MB/sとあるので、NVMe SSDではないでしょう。
その他
無線LANはWi-fi 5(802.11ac)で、Bluetoothは4.2。
Amazonや楽天だとWi-fi 6(802.11ax)+BT5.1とされていますが…どちらが正解なのやら
最近はBT5.0以上のデバイスばかりですし、Wi-fi 6も十分に普及したと言えるので、できればアップグレードしていてほしいところです。
バッテリーは26.6Wh。7.6V/3800mAhと併記されていて、これだと28.88WHrでは…?(※2021年モデルの内部分解レビューでは、バッテリーには28.88WHrと書かれています。)
45WのUSB PD2.0対応充電器が付属し、1時間で最大70%の急速充電に対応します。
でもスペックシートには12V/2Aって書かれているんですよね…楽天だと20V/2A対応って書かれています。
2023年3月31日追記:コメントでご指摘いただくまで気付かなかったのですが、楽天の販売ページに技適未対応と記載されています。技適取ってから販売しようよ…
2023年4月14日追記:Amazonで購入した方より、「技適マークはあるが技適番号はない(認証要件を満たしていない)」と情報をいただきました。多分技適は取得しているのでしょうが、こんなところで”CHUWIくおりてぃ”出してこないで欲しい…
外観
正面から見たところ。上が旧モデル、下が新モデルです。
パンチホールカメラがなくなって一般的な上部ベゼル内に移動、リリースノートによるとカメラは500万画素とされています。
画面サイズも10.8インチから10.51インチへとわずかに縮小。筐体はそのままなので、空いたスペースにロゴが入りました。
解像度も2560×1600から1920×1200に下がっていますが…値下げ額を考えると受け入れるざるを得ないところです。
※2023年3月31日追記:Amazonのレビューに10.51インチモデルの写真がありますが、ベゼルは8mm程度とかなり太くなっています。写真詐欺が悪化してる…
ディスプレイに次ぐ変更点、冷却ファンですが…ヒートパイプの配置からしてこれ、本当に「MiniBook X(2023)」?
ファン内蔵自体は事実のようですが、内部がどうなっているかは不明ということで。
ちなみに「MiniBook X(2021)」のレビューを見ると、この時点でファンが入るスペースはあったようです。
あとは未実装のM.2 SATA SSDのパターンもあるとか。
キーボードとインターフェースです。
キーボードはEdge to Edge、日本語キーボードですが英語キーボード配列に無理やりあてはめた変則キーボードです。
インターフェースはシンプルにType-C×2。
なお、USB PD給電に対応しているのは右側(ヒンジ側)の端子だけです。
サイズ感はこのくらいです。
超コンパクトとまではいきませんがタブレット度同程度、スタンダードノートに比べれば相当に小さいです。
最後に全体の特徴まとめ。
気になるのは、タッチ対応の記載が消えた点。
調べた限りでは、引き続きタッチには対応、スタイラスペンは非対応に変更のようです。
まとめ
「MiniBook X(2023)」の価格は公式ストアで84,926円から43%オフの48,286円となっています。
Amazonだと56,900円に7,000円オフクーポンで49,900円、楽天は51,900円です。
「MiniBook X(2022)」が69,900円と高額だったので、大幅値下げはうれしいですね。
ただ公式ストアもAmazonも、ところどころ説明が怪しいのが何とも言えません。
公式ストアでは10.8インチのままだし重さが899gと918gが入り混じっているし、AmazonだとファンレスのままでストレージがNVMeになっていますし。
そういうとこやぞ?
琴線に触れる製品を次々と出してくれるのはありがたいのですが、いい加減この”CHUWIくおりてぃ”はやめて欲しいなぁ。
関連リンク
CHUWI MiniBook X 10.8″ 2Kタッチパネル:CHUWI ※内容自体は10.51インチモデル
リリースノート:CHUWI
コメント
楽天のCHUWI直営での商品説明ベージに以下記載があります。
この商品を紹介するときに省いてはいけない情報だと思います。
【備考】
本商品は、電波法令で定められている技術基準に適合していることを証明する技適マークが貼付されていない無線機器であり、日本国内で使用する場合は、電波法違反になるおそれがございます。ご使用の際には、十分ご注意いただきますようお願いいたします。詳しくは、最寄りの総務省総合通信局へお問い合わせください
https://item.rakuten.co.jp/chuwi/minibook-x/
ご指摘ありがとうございます。
こんなところにこっそり書かれているとは…見落としていました。
記事内に追記いたしました。
Amazonで購入し、現物が手元にありますが、技適のマークがあります。Amazonでは、大丈夫なのではないかと思います。
通りすがりで申し訳ありません。情報のご提供できましたらと思いました。
情報ありがとうございます!
技適はあるんですね…ということは、楽天はコピペの消し忘れだろうか…本当にCHUIクオリティは…w
底面に技適マークの記載がありますが併記されなければならない番号の記載がありません。
技適マークのみの記載は違法です。
コメントありがとうございます。
よくあるパターンですねぇ…まさにCHUWIクオリティ…
追記の内容を変更しました。