【比較表】 久しぶりにこのカテゴリが熱い。8インチ/8.4インチタブレット(FHD以上) 7メーカー12モデルを比較

タブレット

2023年後半に入ってから、8インチおよび8.4インチカテゴリが盛り上がっています。
ここ数年は8インチは1280×800ばかりでSoCもしょぼく、「Fire HD 8」で十分って状況が続いていました。

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比較表

モデル名メーカーSoCメモリストレージ画面解像度重さバッテリーカメラ充電Wi-fi4G/LTE
iPlay50 MiniALLDOCUBEUNISOC T6064GB(+8GB)64GB8.4インチ1920×1200292g4,000mAh5MP/5MP10W?Wi-fi 5対応
iPlay50 Mini ProALLDOCUBEHelio G998GB(+8GB)256GB UFS2.18.4インチ1920×1200306g5,000mAh5MP/13MP18W対応Wi-fi 5対応
FPad3HeadwolfUNISOC T6164GB(+4GB)128GB8.4インチ1920×1200317g5,500mAh8MP/13MP10W?Wi-fi 5対応
T20MINIDOOGEEUNISOC T6064GB(+5GB)128GB8.4インチ1920×1200330g5,060mAh5MP/13MP10WWi-fi 5対応
M60アーアーユーUNISOC T6064GB(+4GB)64GB8.4インチ1920×1200318g4,500mAh5MP/8MP18WWi-fi 5対応
T30ユアユーUNISOC SC9863A3GB64GB8.0インチ1920×1200370g5,000mAh5MP/13MP10WWi-fi 4対応
T30PROユアユーUNISOC T6066GB(+6GB)128GB8.0インチ1920×1200340g5,100mAh5MP/13MP18W対応Wi-fi 5対応
P30ユアユーMT81834GB64GB8.4インチ2560×1600390g5,100mAh8MP/13MP18WWi-fi 5非対応
TE083M3N1アイリスオーヤマMT67623GB32GB8.0インチ1920×1200370g5,000mAh5MP/5MP10WWi-fi 6非対応
TM082M4N1アイリスオーヤマMT67694GB64GB8.0インチ1920×1200374g5,000mAh5MP/5MP10WWi-fi 6非対応
Y700(2022)LenovoSnapdragon 8708 / 12GB128 / 256GB8.8インチ2560×1600 120Hz375g6,550mAh8MP/13MP45WWi-fi 6非対応
Y700(2023)LenovoSnapdragon 8+ Gen112 / 16GB256 / 512GB8.8インチ2560×1600 144Hz350g6,550mAh8MP/13MP+2MP45WWi-fi 6非対応

各モデル

ALLDOCUBE iPlay50 mini

今回掲載した中の最軽量モデル
現在ベンチマークしていますが、ディスプレイは発色が鮮やかながら黄色がやや強めというか、ブルーライトカット感があります。まぁ他機種と並べないと気にならない程度です。
標準フィルムとの相性か、画面を傾けると白表示部分がツブツブします(正面だと見えないので、それほど気にはなりません)。
これまでずっと8.4インチ2.5Kを使っていたので解像度が下がるのはどうかと思っていましたが、細かい字も普通に読めるしドット感もなし。Widevine L1なので、VODサービスに強い(ただしモノラルスピーカーですが)のもポイントです。

弱点はストレージ容量の少なさ。64GBなのでアプリを入れまくるとかは厳しいです。

記事執筆時点の価格はクーポン込み13,499円。普通に使える内容でこの価格は激安なのですが、「iPlay50 mini Pro」の人気が高すぎてぱっとしないのが…

ALLDOCUBE iPlay50 mini Pro

非常に人気が高く、在庫復活→あっという間に在庫切れ、を繰り返しています。
Helio G99という、AnTuTu(v9)で総合38万点(CPU:13万点、グラフィック:4.8万点)のミドルクラスのSoCを搭載。さらにメモリ8GB、ストレージ256GB(しかもeMMCに比べて高速なUFS2.1採用)で、使い勝手のいい8.4インチタブレットに仕上がっています。
ゲームで言えば原神は厳しめ、PUBGならそこそこ画質で遊べるって程度です。

弱点はWidevine L3なところと、「iPlay50 mini」同様にモノラルスピーカーな点。

記事執筆時点の価格はクーポン込み19,999円。仕様・性能を考えるとこれで2万円切りは安いですね。

Headwolf FPad3

T616にストレージ128GB、バッテリー5,500mAh、カメラは800万/1300万画素、当然のようにWidevine L1と、「iPlay50 mini」の上位互換みたいな仕様のタブレットです。
ディスプレイの輝度も360nitsと、「iPlay50 mini」の320nitsより高くなっています。

流石に重さは317gと20g差がありますが、この20gで1,500mAhの差が生まれていると考えると、十分許容範囲かなと。
弱点は充電が10W止まりなところ、ステレオスピーカーだけど横持ち時は両方右辺になることくらいでしょうか。

記事執筆時点の価格はクーポン込み16,999円。仕様差を考えれば納得の範囲ですが、「iPlay50 mini」の安さが目立ち過ぎという。

DOOGEE T20 MINI

記事執筆時点では最後発となる機種です。カラーが3色用意されています。
輝度350nits、低ブルーライトのTÜV認証取得など、ディスプレイに力を入れている模様。

反面、ソフトウェアの作り込みが甘い、横置き時にイヤホンジャックが実質使えないなど、惜しい面もあるようです。

記事執筆時点の価格はクーポン込み16,999円
DOOGEEはHelio G99/11インチ2.5Kな「T30 Pro」が売れていて、「T20 MINI」は同価格のHeadwolf「FPad3」の後塵を拝しています。

アーアユー ‎M60

仕様面はちょっと重い「iPlay50 mini」といった感じですが、18W充電とLTEがband18(au/povoのプラチナバンド)に対応していることが強みです。
それ以外は可もなく不可もなくといった感じの評価が多いですね。

記事執筆時点の価格はクーポン込み14,480円

ユアユー T30

Android 12ですがSoCはUNISOC SC9863Aと、旧旧世代くらいの中身の8.0インチタブレットです。
WUXGA(1920×1200)でありながらクーポン込み1万円ちょっとと価格は安いのですが、とにかく低性能です。
ネットサーフィンや読書程度なら使えるようですが、積極的に選ぶ機種ではないでしょう。

記事執筆時点の価格はクーポン込み10,999円です。

ユアユー T30PRO

「T30」と並び、8.0インチと一回り小さい画面です。
UNISOC T606にメモリ6GB、Widevine L1、18W充電対応と中身も今風になっています。
他社の同程度と比べてメモリが多いこと、4G/LTEのB18(au/povo/楽天の山間部プラチナバンド)・B19(ドコモの山間部プラチナバンド)対応あたりを選択の理由に挙げている人が多い印象です。

記事執筆時点の価格はクーポン込み15,999円。強みを理解している層に売れているという印象です。

ユアユー P30

ここ最近は在庫切れが続いている、現状Amazonで購入できる唯一の現役世代8.4インチ2.5Kタブレットです。
これも所有していますが、「iPaly50 mini」に比べてずっしりとしていて、なぜかプチフリも発生。筐体デザインも古臭いです。
筐体の工作精度もやや甘く、ねじるとギシギシ音が鳴ります。高解像度なこと以外は微妙というのが、使ってみての評価です。

アイリスオーヤマ TE083M3N1

MT6762(Helio P22)を搭載する、旧世代型の8.0インチタブレットです。
性能はAnTuTu(v9)で総合10万点(CPU:3万点、グラフィック:1.5万点)程度のエントリークラス。
メモリも3GBですし、ネットサーフィンと読書以外は厳しそうです。Widevineも不明です。

記事執筆時点の価格は19,800円

アイリスオーヤマ TM082M4N1

MT6769(Helio G70)を搭載する8.0インチタブレット。
SoCの情報が少ないのですが、AnTuTu(v9)は総合20万点弱となるようです。
アイリスブランドの信頼性はありますが、重さは370gと重量級です。

記事執筆時点の価格は29,800円

Lenovo Y700(2022)

これは2022年の製品ですが、Lenovo「Y700」はここ数年で唯一と言っていい、8インチ台のハイエンドタブレットです。
残念ながらグローバル販売がなく、中国でしか流通していないので、AliExpressやTaobaoなどで購入する必要があります

「Y700」はSnapdragon 870を搭載。メモリは8GBまたは12GB。少々重量はありますが、原神のプレイも余裕でこなす性能は、他の8インチ台タブレットは持っていません。
8月に後継の「Y700(2023)」が発売されてからは価格も下がり、メモリ8GBモデルであれば3万円台で購入可能。

型落ち品なのに一線級の性能で低価格なので、今もおすすめできる一台です。
ちなみにZUI 14(Android12ベースのLenovoカスタム)以降だとスタイラスペンに対応する模様。正規アップデートは中国国内からしかできないので、工夫が必要です。

Lenovo Y700(2023)

2023年8月に発売された、「Y700(2022)」の後継機です。これもグローバル販売はなく中国での流通のみとなっています。
SoCがSnapdragon 870からSnapdragon 8+ Gen1にアップデート、メモリは12GBまたは16GBに。ストレージは256GB(12GBモデル)または512GB(16GBモデル)。ディスプレイは120Hzから144Hzに高速化。
Type-Cは縦と横の2ポートえた上にUSB3.2 Gen2となり、映像出力にも対応。充電は引き続き45W急速充電、さらには標準でスタイラスペン(筆圧4096段階)対応と、タブレットとして隙がなくなりました**。

一方でCPU使用率・FPSを表示させるためだけのスイッチが消えています(と言っても、ユーザーからもいらない子呼ばわりされていた)。
ただまぁ、ほとんどのゲームは「Y700(2022)」で間に合ってしまうので、6万円前後となる「Y700(2023)」はSoCの差、映像出力、2ポートのType-C、スタイラス対応といったところに差額の2万円分の価値を見出せるかどうかにかかっています。

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