白モデルも出た!ASRock 「DeskMini X600/B760」はRyzen 8000/Intel第14世代に対応した小型ベアボーン

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2023年9月15日、ASRockはIntel 第14世代にも対応したLGA1700対応の小型ベアボーンキット「DeskMini B760」を発売しました。

AMDモデルはかなり遅れて、2024年5月24日、「DeskMini」シリーズ初のSocket AM5対応モデル「DeskMini X600」を発売。
また、2024年5月31日にそれぞれのホワイトモデルが発売(すでに予約開始済み)されます。

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DeskMini B760

■ DeskMini B760
対応CPUIntel第14・13世代CPU(LGA1700)
最大TDP65W
チップIntel B760
メモリDDR4-3200×2
ストレージM.2 Gen5 ×1
M.2 Gen4 ×1
2.5インチ×2
インターフェースUSB Type-C(Gen2x2)×1
USB Type-C(Gen2)×1
USB 3.0×3
USB 2.0×2
HDMI
DispalyPort×1
D-Sub×1
2.5GbE 有線LAN
オーディオジャック
wi-fiM.2 Key-E
サイズ155×155×80mm

「DeskMini B760」は2022年7月に発売された「DeskMini B660」の後継機種です。

待ってた人多そう。ASRock「DeskMini B660」はAlder Lake対応コンパクトベアボーン
B760B660
CPUソケットLGA1700
チップセットIntel B760Intel B660
対応CPU第14・13世代第12世代
メモリDDR4-3200
最大64GB
ストレージGen5 x4 ×1
Gen4 x4 ×1
2.5インチ ×2
ネットワークM.2 2230 ×1
2.5GbE ×1
M.2 2230 ×1
1GbE ×1

CPUソケットはLGA1700で変わりませんが、チップセットがIntel B760となったことでIntel第14・13世代Coreプロセッサ(TDP65Wまで)に対応しました。
他の違いと言えば、有線LANが2.5GbEになったくらいで、メモリやストレージ、インターフェースに差はありません

インターフェース。
フロントにはUSB3.2 Gen2x2 Type-Cポートを搭載します。

内部ボード。
M.2 SSDはGen5 x4接続に対応します。

背面にはセカンドM.2 SSDスロット(Gen4 x4接続)。

DeskMini X600

■ DeskMini X600
対応CPURyzen 8000/7000(Socket AM5)
最大TDP65W
チップAMD X600
メモリDDR5-6400×2
ストレージM.2 Gen5 ×1
M.2 Gen4 ×1
2.5インチ×2
インターフェースUSB Type-C(Gen2)×1
USB 3.0×3
HDMI
DispalyPort×1
D-Sub×1
2.5GbE 有線LAN
オーディオジャック
wi-fiM.2 Key-E
サイズ155×155×80mm

「DeskMini X600」は2020年10月に発売された「DeskMini X300」の後継機種です。実に3年7か月ぶりの新モデルということになります。

Ryzen4000対応! ASRock「DeskMini X300」の予約開始。Intel用のH470も同時に開始
X600X300
CPUソケットSocket AM5Socket AM4
チップセットAMD X600AMD X300
対応CPURyzen 8000/7000Ryzen 5000/4000
メモリDDR5-6400 ×2
最大96GB
DDR4-3200 ×2
最大64GB
ストレージGen5 x4 ×1
Gen4 x4 ×1
2.5インチ ×2
Gen3 x4 ×2
2.5インチ ×2
ネットワークM.2 2230 ×1
2.5GbE ×1
M.2 2230 ×1
1GbE ×1
インターフェース■リア
USB3.2 Gen1 ×2
■リア
USB3.2 Gen1 ×1
USB2.0 ×1

1年2か月でのモデルチェンジだった「DeskMini B760」と違って、変更点は多岐にわたります。
CPUソケットはSocket AM4からSocket AM5に変更されました。そのため、Ryzen 5000シリーズ以下は物理的にCPUが載せられません

Ryzen 7000シリーズはグラフィックはおまけみたいな2CUなものの、12コア24スレッドまで選択可能。
Ryzen 8000シリーズはAPUのRyzen 8000Gをラインナップ。8コア16スレッドまでながら、最上位のRyzen 7 8700Gは12CUのAMD 780Mを内蔵し、CPUとグラフィックの性能を両立しています。

ちなみにRyzen 7 8700Gのざっくり性能はCINEBENCH R15がマルチで2700強(Ryzen 7 7840Uが2000強)、Fire Strike(Graphics)が6800(同7600)です。

ほか、メモリもストレージも対応規格が変更され、一気に現代化しています。

インターフェース。
「B760」と違ってかなり質素です。USBのポート数の少なさは、人によってはネックになるかも。

内部のマザーボード。「B760」とは設計が全く違います。
「B760」の5フェーズ構成に対し、「X660」の電源回路は6フェーズ構成(この辺りはIntelとAMD違いもある)。

M.2 SSDはGen5対応ですが、Ryzen 8000Gシリーズの場合はCPU側の制限でGen4 x4接続となります
しかし、すっげぇギリギリのところに配置されてるなぁ…端子の上を跨ぐ配置とは…

背面はでっかいバックプレートとセカンドM.2 SSDスロット(Gen4 x4接続)。

そしてこれまで黒しかなかった「DeskMini」シリーズに初めてホワイトモデルが登場
「B760」「X600」のどちらも白黒を選ぶことができるようになりました。

まとめ

記事執筆時点での価格は以下の通り

・B760(黒):24,263円(クーポン込)
・B760(白):38,182円
・X600(黒):33,132円
・X600(白):36,163円

Intel第14・13世代はハイエンドモデルを中心にクラッシュする問題(主に高電圧・高クロック環境で発生するものの、記事執筆時点では原因特定に至っていない)が発生していて、しかも使い始めてから数か月後に発生するということもあり、全体的に不信感を持たれています。
さらに「DeskMini B660」との差も少なく、比較的短期間でのモデルチェンジということで乗り換えもあまり起こっていないためか、がっつり値下がっています。

「DeskMini X600」は発売直後なので価格が動くまで数か月待つ必要があります。
また、「DeskMini X600」(黒白とも)のみCPUファンが同梱されます。

上記のような事情もありますし、CPU/グラフィックの両立したRyzen 8000Gシリーズ、CPU特化のRyzen 7000シリーズと選べる「X600」の方が人気になるんじゃないかなぁ…

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