Coffee Lake-Uを搭載したIntelの第8世代NUC「Bean Canyon」の情報がリーク

PC

がじぇっとりっぷで4月に記事にしたIntelのモバイル向けCPU「Coffee Lake-U」ですが、搭載NUCに関する情報がリークしました。
コードネームは「Bean Canyon」です。
情報は少ないのですが、第一報として掲載しておきます。

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スペック

メーカーIntel
型番NUC8i3BEKNUC8i3BEHNUC8i5BEKNUC8i5BEHNUC8i7BEK
117mm
奥行き112mm
高さ36mm51mm36mm51mm51mm
CPUIntel Core i3-8109UIntel Core i5-8259U
Intel Core i7-8559U
CPU世代第8世代
ベース周波数3.0GHz2.3GHz2.7GHz
バースト周波数3.6GHz3.8GHz4.5GHz
グラフィックチップIris Plus 655
コア/スレッド数2C/4T4C/8T
TDP28W
メモリインターフェイスSO-DIMM DDR4 2400
メモリスロット2
メモリ最大32GB
ECC対応×
ストレージ×
SATAポート数×1(<9.5mm)×1(<9.5mm)1(<9.5mm)
M.21(2242/2280)
Wi-fi802.11ac(2×2、Intel 9560)
Bluetooth5.0
Optaneメモリ対応

特徴

CPUのスペックについては既報の通りです。

グラフィックについては型番が「Iris Plus Graphics 655」と判明しました。予想は外れましたね。
Core i3 8109UおよびCore i5 8259Uでは300MHz〜1.05GHz、Core i7 8559Uでは300MHz〜1.2GHzとなっており、Core i7 8559Uだけちょっと性能を上げた差別化が図られています。

以前の記事では画像に情報が載っていながら触れなかった128MBのeDRAMですが、グラフィック専用メモリとなるようです。

気になるのがWi-fiの”Wireless-AC 9560″で、Linuxではカーネル4.14以降で対応しています。
Ubuntu18.04はカーネル4.15なので対応しているはずなのですが、遅い、とか不具合が、とかの声が聞かれるので、サーバー化する際には注意が必要かもしれません。

もう一点気になるところがありまして、サイズが117mm×112mm×36mm/51mmとなっています。
これまでのNUCは115mm×111mm×35mm/51mmなので、1mm〜2mmほど大きくなっています。ただ、新しく金型を起こすメリットもないと思うので実際には同じ大きさなんじゃないかと。
こればかりは実物が登場して比較されないとわかりませんが。

まとめ

満を持して登場した「Bean Canyon」ですが、今のところリークがあったのは画像一枚きりです(アイキャッチ画像は「Bean Canyon」ではなくNUC7i5DNHEです)。
価格も発売時期もわかっていません。

それでもこうしてリーク情報が登場したということは、数ヶ月以内に発表があるものと思われます。

一ヶ月ちょっと前の2018年5月末には「KabyLake-G」を搭載した「HADES CANYON」も発売されましたが、こちらは2018年1月の「CES 2018」でCPUとともに発表され、4ヶ月程度で発売に至っています。

CPUの発表から数えて同じく4ヶ月とすると、発売は8月か9月といったところでしょうか(完全に希望的推測ですが)。

TDPが28Wと上がったものの、2コアから4コアになり、CPU性能もグラフィック性能も格段に上がった新しいNUC、お目見えが待ち遠しいです。

関連リンク


HADES CANYON「NUC8i7HVK」(amazon)

Compare Intel® Products – Intel ※Intel公式サイトでCore i3 8109U、Core i5 8259U、Core i7 8559Uを比較したものです
インテル® ワイヤレス・アダプターの Linux* サポートについて – Intel

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