2019年1月、海外でLenovoの2019年のロードマップというものがリークされていました。
取り上げるのが遅くなったのには理由があるのですが、今回はその中のAMDモデルについて取り上げたいと思います。
ロードマップ内容
2019年 | 2018年 | 設計 | 発売予定 | |
X1 | X1 Extreme G2 | X1 Extreme G1 | 新設計 | 2019.08 |
X1 Carbon G7 | X1 Carbon G6 | 2019.07 | ||
X1 Yoga G4 | X1 Yoga G4 | 2019.07 | ||
X2 | X390 | X280 | 2019.04 | |
T | T490 | T480 | 2019.04 | |
T490s | T480s | 2019.04 | ||
T590 | T580 | 2019.04 | ||
AMD | T495 | A485 | 2019.06 | |
T495s | – | 2019.06 | ||
X395 | A285 | 2019.06 | ||
L | L390 | L380 | CPU更新 | 2019.01 |
L390 Yoga | L380 Yoga | 2019.01 | ||
L490 | L480 | 2019.06 | ||
L590 | L580 | 2019.06 | ||
他 | Yoga 390 | Yoga 380 | 新設計 | 2019.05 |
※画像は<a href=”https://www.notebookcheck.net/ThinkPad-Roadmap-Chinese-leak-reveals-Lenovo-s-release-plans-for-2019-including-new-ThinkPad-X390-T495s.400896.0.html”>notebookcheck.netより引用
ロードマップの信頼性
ロードマップの内、記事執筆時点(2019年5月5日)で予定日が過ぎているものは「Thinkpad X390」「ThinkPad T490」「ThinkPad T490s」「ThinkPad T590」「ThinkPad L390」「ThinkPad L390 Yoga」の6モデルですが、発表は一ヶ月ほど前、発売はロードマップ通りとなっています。
このうち、「Thinkpad X390」についてはがじぇっとりっぷでも記事にしています。
このことを踏まえると残りもロードマップ通りに発売されると思われ、6月発売予定となっているAMDモデル3種も5月中には発表されるのではないかと予想できます。
信頼性の担保と、AMDモデル発表前ということで、この時期の記事化となりました。
ThinkPad T495
AMDモデル3種の内、「ThinkPad T495(とされるもの)」に関してはベンチマークサイトの記録でスペックがリークされています。
コードナンバー上では「A495」に見えますが、内容的にも「T495」のことで間違いないと思います。
Lenovo FA495SIT23 (ThinkPad T495)
CPU:Ryzen Pro 3700U
GPU:AMD Radeon Vega 10 Graphics
画面:FHD
ストレージ:1TB NVMe SSD
メモリ:24GB DDR4 2666MHz(オンボード8GB + 増設16GB)
Lenovo FA495SIT18 (ThinkPad T495)
CPU:Ryzen Pro 3500U
GPU:AMD Radeon Vega 8 Graphics
画面:FHD
ストレージ:1TB NVMe SSD
メモリ:40GB DDR4 2400MHz(オンボード8GB + 増設32GB)
モデルナンバーについては、前世代の「ThinkPad A485」は、もともと”T”シリーズの流れだったものを「ThinkPad A285」と合わせて”A”シリーズとしていたので、元の流れに戻ったと言えますね。
ThinkPad T495s
「ThinkPad T495s」についてはリーク情報が見当たりませんでした。
「ThinkPad T490」と「ThinkPad T490s」がベースとなっていると考えると、「ThinkPad T495」のスリム版として、薄く、軽くなる代わりに増設メモリスロットがなくなり(すべてオンボード)、有線LANポートも消滅、カードスロットはmicroSDになると言ったところでしょうか。
ThinkPad X395
「Thinkapad X395」は「ThinkPad A285」の後継機とされていますが、Intel CPU版の「Thinkpad X390」と同じく、画面サイズが12.5インチから13.3インチに変更されます。
もともと「ThinkPad A285」がXシリーズの系統だったので、本来の”X”に戻っただけなのですが、それでもAMDモデルの”X”というだけでワクワクしてきます。
スペックについてはリーク情報が見当たりませんでしたが、DMTF(Distributed Management Task Force、システム管理標準を策定・保守する標準化団体)のテストを通過しています。
まとめ
LenovoのAMD(Ryzen)搭載ノートは「ThinkPad A285」「ThinkPad A485」から「ThinkPad X395」「ThinkPad T495/T495s」に変わるわけですが、結局末尾の”5″で見分けがつくので、”A”シリーズとして独立させる必要がなかったという判断なのでしょうか。
もしかすると今後ラインナップが増えて”A”で管理しきれなくなるという伏線なのかもしれません。そうだったらいいなぁ。
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