ついに販売開始。第2世代Ryzen PRO搭載のLenovo「ThinkPad X395/T495/T495s」はいい感じのスペック

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2019年6月4日、Lenovoから第2世代モバイル向けRyzen PROを搭載するノート3種「ThinkPad X395/T495/T495s」が発表され、6月7日にWEB上での販売が開始しました。

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スペック

メーカーLenovo
名称ThinkPad X395ThinkPad T495ThinkPad T495s
発売日2019/06
定価186,300円〜164,700円〜198,720円〜
実売価格96,876円〜88,398円〜111,283円〜
価格条件48%オフ
CPURyzen 3 PRO 3300U
Ryzen 5 PRO 3500U
Ryzen 7 PRO 3700U
メモリ8GB / 16GB8GB8GB / 16GB
メモリ規格DDR4-2666
メモリ増設最大16GB
(オンボード)
最大32GB
(1slot)
最大16GB
(オンボード)
2.5inch
M.2256GB(SATA/PCIe)
512GB〜1TB(PCIe)
128〜512GB(PCIe)256〜512GB(PCIe)
画面13.3インチ14.0インチ
解像度1366*768(250nit)
1920*1080(300nit)
1366*768(220nit)
1920*1080(250nit/400nit)
1920*1080(250nit/400nit)
ベゼル幅やや細
表面アンチグレア
タッチ対応△(10点マルチ)
グラフィックRadeon Vega 10
Radeon Vega 8
Radeon Vega 3
光学ドライブ
USB2.0
USB3.01(Gen1)
1(Gen2)
USB3 Type-C2(Gen2)
USB PD
HDMI
LANポート拡張コネクタ1GbE
拡張コネクタ
拡張コネクタ
wi-fi802.11ac(2×2)
Intel AC9260
Bluetooth5.0
office
カードリーダーmicroSD
Webカメラ720p
赤外線カメラ
NFC×
指紋センサー
Windows Hello
オーディオジャック
マイクデュアル
スピーカーステレオ
スピーカー位置
サウンド
キーピッチ18.5mm19mm
キーストローク1.8mm2mm
キーボードバックライト
バッテリー48WHr50WHr57WHr
稼働時間14.4Hr15.8Hr14.3Hr
〜16.5Hr
ACアダプタ45W(Type-C)
65W(Type-C)
45W(Type-C)
65W(Type-C)
45W(Type-C)
65W(Type-C)
充電時間
急速充電1時間80%(65W時)
311.9mm329mm329mm
奥行き217.2mm227mm226.15mm
高さ16.9mm17.9mm16.7mm
重量1.28Kg
〜1.36kg
1.57kg1.26Kg
〜1.33Kg
開口角度
カラーブラック
その他特徴スマートカードリーダー(オプション)
WWAN(オプション,nanoSIM)

特徴

「ThinkPad X395/T495/T495s」はちょうど一ヶ月前くらいに、もうすぐ発売されそうなモデルとして、がじぇっとりっぷで記事にしていたものとなります。

そろそろ出るかな? LenovoのRyzen搭載ノート「ThinkPad T495/T495s/X395」はTシリーズとXシリーズに戻ることに

当時のリーク情報ではスペックについては不明な点ばかりでしたが、モデル名と発売時期についてはリーク情報通りとなりました。
位置づけとしてはIntel CPUな「ThinkPad X390/T490/T490s」のAMDモデルとなります。

全体的な仕様は「X395/T495/T495s」であまり大きな違いはなく、CPUは第2世代Ryzen PROの、Ryzen 3 PRO 3300U、Ryzen 5 PRO 3500U、Ryzen 7 PRO 3700Uの3種類からの選択となります。

また、3モデルとも180度フラットまでディスプレイを開くことができます。

他の共通事項として、電源アダプタは45Wと65Wがありますが、65Wだと急速充電(1時間で80%)が可能な上に差額がたったの1,080円なので、65Wに変更しておくといいでしょう。
あと、なぜかは分かりませんがWWAN対応は無料(記事執筆時点)となっているので、これも忘れずにチェックしておくといいです。

ThinkPad X395

言わずと知れたThinkPadのハイパフォーマンス・モバイルシリーズである”X”を冠する、AMDモデルです。
前世代は”X”ではなく、「ThinkPad A285」でした。

筐体は「ThinkPad X390」と同じものと思われ、これまで12.5インチだった”X”シリーズに比べてベゼルが細くなっています。
ただし、他社メーカーの”狭ベゼル”と比較するとまだまだ太いです。
この辺りは筐体の剛性との兼ね合いもあるので(特に外に持ち出す場合)、細いほうがいいと一概に言い切れないところなので、前より細くなったことを評価したいと思います。

メモリはオンボードのみで最大16GB、購入後の追加はできません。
オプションとしてタッチパネルディスプレイ、1TB SSD、スマートカードリーダー、WWAN、IR(赤外線)対応カメラ、ディスプレイ出力変換アダプタなどが選択できます。

  1. スマートカードリーダー(一部構成でのみ選択可能)
  2. USB 3.1 Gen1x1(Powered USB)
  3. セキュリティー・キーホール
  4. USB 3.1 Gen2 Type-C(電源と共用)
  5. USB 3.1 Gen2 Type-C
  6. イーサネット拡張コネクター2
  7. USB 3.1 Gen2
  8. HDMI
  9. マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
  10. SIM カードスロット(nanoSIM対応)&microSDメディアカードリーダー

インターフェースは充実しており、USBが計4ポート、内2ポートがType-Cとなっています。
Thunderbolt3は次の世代に期待するとして、4ポートの内3ポートが10GbpsのUSB3.1 Gen2となっているのはいいですね。

キーボードです。これは「X390」のものになりますが、他の画像で比較するに、「X395」も同じものとなっています。

天板もいたって普通の「ThinkPad」です。
良くも悪くもCPUがRyzenなだけの「ThinkPad」ということですね。

「X395」のWEB直販は4モデルあります。

X395スタンダードパフォーマンス1パフォーマンス2プレミアム
定価186,300円207,360円218,160円253,800円
販売価格96,876円111,974円119,988円137,052円
OSHomeHomeProHome
CPURyzen 3 3300URyzen 5 3500URyzen 5 3500URyzen 7 3700U
メモリ8GB8GB8GB16GB
ストレージ256GB(SATA)256GB(PCIe)256GB(SATA)512GB(PCIe)
ディスプレイ1366×7681920×10801920×10801920×1080
KB×
指紋×
赤外線××

ThinkPad X395 製品ページ

ThinkPad T495

「ThinkPad T495」はハイパフォーマンスノートという位置づけのモデルになります。”X”シリーズと違って”モバイル”が付いていません。
スペック表で比べても「X395」より200g〜300g重くなっています。

「T495」の大きな特徴としては、メモリの換装が可能であること(オンボード+1スロット)、LANポートがあることが挙げられます。
特にメモリは、「X395/T495s」が最大16GB(オンボードなので購入時選択)なのに対し、最大24GB(オンボード8GB+SO-DIMM 16GB)まで搭載できます。
購入時の選択にはありませんが、リーク情報内でのベンチマークでは40GB(オンボード8GB+SO-DIMM 32GB)というものもあるので、自前でメモリを用意すれば、メモリ40GBも可能と思われます。

  1. スマートカードリーダー(一部構成でのみ選択可能)
  2. USB 3.1 Gen1x1(Powered USB)
  3. イーサネットコネクター(RJ-45)
  4. セキュリティー・キーホール
  5. USB 3.1 Gen2 Type-C(電源と共用)
  6. USB 3.1 Gen2 Type-C
  7. イーサネット拡張コネクター2
  8. USB 3.1 Gen2
  9. HDMI
  10. マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
  11. microSDメディアカードリーダー
  12. SIM カードスロット(nanoSIM対応)

インターフェースはLANポートがあるほか、microSDカードスロットがSIMカードスロットと分離しています。
でも分離するならフルサイズのSDカードスロットにして欲しかったですね。
LANポートはあるのにイーサネット拡張コネクタもあるので、LANケーブル2本刺しとかできるのでしょうか?

キーボードは「X395」と比べて右側が長くなっています。
それにしても右SHIFTキーはちょっと長すぎるんじゃ…?まぁ、日本語キーでは幅の広さを活かして、右キーが狭くなることもなく、右SHIFTキーは”ろ”キーが入って、いい感じの長さになるようです。

「T495」のWEB直販は4モデルあります。

スタンダードパフォーマンス1パフォーマンス2プレミアム
定価164,700円191,700円203,580円247,860円
販売価格88,938円103,518円109,933円133,844円
OSHomeHomeProHome
CPURyzen 3 3300URyzen 5 3500URyzen 5 3500URyzen 7 3700U
メモリ8GB8GB8GB16GB
ストレージ128GB(PCIe)256GB(PCIe)256GB(PCIe)512GB(PCIe)
ディスプレイ1366×768(220nit)1920×1080(250nit)1920×1080(250nit)1920×1080(400nit)
指紋××
WWAN

ThinkPad T495 製品ページ

ThinkPad T495s

「ThinkPad T495s」は、「T495」のスリムモデルです。
「T495」と同じハイパフォーマンスノートに分類されながら、中身はどちらかというと「X395」に近く、厚さや重量は「X395」とほぼ同等となります。

メモリは「X395」と同じくオンボードのみで、最大16GBです。

  1. スマートカードリーダー(一部構成でのみ選択可能)
  2. USB 3.1 Gen1x1(Powered USB)
  3. セキュリティー・キーホール
  4. USB 3.1 Gen2 Type-C(電源と共用)
  5. USB 3.1 Gen2 Type-C
  6. イーサネット拡張コネクター2
  7. USB 3.1 Gen2
  8. HDMI
  9. マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
  10. SIM カードスロット(nanoSIM対応)&microSDメディアカードリーダー

インターフェース構成は「X395」と同じです。
それでいてキーボードについては「T495」と同じもののようです。

「X395」にくらべて筐体が一回り大きい分、バッテリー容量が2割ほど大きくなり、稼働時間も伸びています。
それでいて重量変わらずとか…いやほんとこれ、「X495」を名乗ったほうがいいのでは?

「T495s」のWEB直販は3モデルあります。
「T495s」は唯一Ryzen 3 PRO 3300Uモデルがありません。

T495sパフォーマンス1パフォーマンス2プレミアム
定価198,720円213,840円261,900円
販売価格111,283円119,750円146,664円
OSHomeProHome
CPURyzen 5 3500URyzen 5 3500URyzen 7 3700U
メモリ8GB8GB16GB
ストレージ256GB(PCIe)256GB(PCIe)512GB(PCIe)
ディスプレイ1920×1080(250nit)1920×1080(250nit)
1920×1080(400nit)
WWAN

ThinkPad T495s 製品ページ

まとめ

なかなかに魅力的なラインナップとなっている「ThinkPad X395/T495/T495s」は、AMDモデルの常として、Intel CPUモデルよりやや割安な価格設定となっています。
さらにこれも予想されていたことですが、販売開始直後だというのに、48%オフという破格の値引きとなっています。
これ、そのうち定価販売の実績無しとして怒られるんじゃないかと心配になります。

関連リンク

ThinkPad X395 – Lenovo
ThinkPad T495 – Lenovo
ThinkPad T495s – Lenovo

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