第9世代にアップグレード! Razerが「Razer Blade」シリーズを13.3インチから17.3インチまで一挙発売

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2019年7月12日、ゲーミングデバイスやゲーミングノートを手掛けるRazerが、ゲーミングノート「Razer Blade」において、13.3インチの4Kモデル、15.6インチと17.3インチの第9世代Intel CPUを搭載した新モデルを発売いたしました。
記事執筆現在は第8世代搭載モデルが併売されています。

販売ページ:Razer(13.3インチ)Razer(15.6インチ)Razer(17.3インチ)TSUKUMOビックカメラソフマップドスパラ

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スペック

メーカーRazer
名称Blade Stealth 13 4KBlade 15 BaseBlade 15 AdvancedBlade Pro 17
発売日2019/07
定価169,800円〜214,800円〜259,800円〜295,800円〜
実売価格
価格条件
CPUCore i7-8565UCore i7-8750H
Core i7-9750H
Core i7-9750H
グラフィックUHD 620
GeForce MX150(25W,4GB GDDR5)
GeForce RTX 2060(6GB GDDR6)
GeForce GTX 1660 Max-Q(6GB GDDR5)
GeForce RTX 2080 Max-Q(8GB GDDR6)
GeForce RTX 2070 Max-Q(8GB GDDR6)
GeForce RTX 2060(6GB GDDR6)
GeForce RTX 2080 Max-Q(8GB GDDR6)
GeForce RTX 2060(6GB GDDR6)
チップセットHM370
メモリ8 / 16GB16GB
メモリ規格DDR4-2133DDR4-2666
メモリ増設×最大32GB最大64GB
2.5inch2TB HDD
M.2256 / 512GB(NVMe)128GB(SATA)
256 / 512GB(NVMe)
256 / 512GB(NVMe)512GB(NVMe)
画面13.3インチ15.6インチ17.3インチ
解像度1920×1080
3840×2160
1920×1080(144Hz)1920×1080(144Hz,8th)
1920×1080(240Hz,9th)
3840×2160(60Hz)
1920×1080(144Hz,300nit)
ベゼル幅4.9mm6.0mm
表面ノングレア
タッチ対応×4Kのみ×
光学ドライブ×
USB2.0
USB3.02(3.1)3(Gen1)3(Gen1,8th)
3(Gen2,9th)
3(Gen2)
USB3 Type-C1(TB3)
1(3.1)
1(TB3)1(TB3)1(TB3)
1(Gen2)
USB PD×
HDMI×2.0b
DisplayPortmini(1.4)
LANポート×1GbE×2.5GbE
wi-fi802.11ac wave2
Intel AC9560
802.11ac wave2
Intel AC9560
802.11ac wave2(8th)
Intel AC9560
802.11 ax(9th)
Intel AX200
802.11 ax(2×2)
Intel AX200
Bluetooth5.0
office×
カードリーダー×SDXC
Webカメラ720p720p720p720p
赤外線カメラ
NFC×
指紋センサー×
Windows Hello
オーディオジャック
マイクデュアル
スピーカークアッドステレオ
スピーカー位置キーボード左右
サウンド
キーピッチ
キーストローク
キーボードバックライトRGBRGBRGB(個別)RGB(個別)
バッテリー53.1WHr65WHr80WHr70.5WHr
稼働時間13Hr(UHD)
8Hr(MX150)
6Hr3Hr
ACアダプタ65W180W(8th)
200W(9th)
230W230W
充電時間
急速充電
304.6mm355mm355mm295mm
奥行き210mm235mm235mm260mm
高さ148mm19.9mm17.8mm19.9mm
重量1.28〜1.38kg2.03〜2.10kg2.07〜2.21kg2.75kg
開口角度
カラーステルスブラック
クオーツピンク
マットブラックマットブラックマットブラック
その他特徴M.2 x 2

特徴(13.3インチ)

「Razer Blade Stealth 13」は冒頭の通り、第9世代へのアップグレードではなく、4Kディスプレイモデルの追加となっています。
これにより、既発売モデルと合わせて、「Razer Blade 13」はdGPUなし、dGPUあり、dGPUあり(4K)の3モデルとなりました。

他の違いはメモリとストレージとなっています。

dGPUにはGeForce MX150を搭載しており、GPUメモリは4GBとなっています。
GeForce MX150には10W版と25W版があり、13.3インチでは10W版となることが多いのですが、「Razer Blade Stealth 13」では25W版となっています。
また、メモリも通常は2GBですが、4GBに増強されています。

これからノートPCを買う人は注意。dGPUの「GeForce MX150」は2種類あるらしい。

GeForce MX150の4GBモデルのレビューがなかなか見つからなかったのですが、2GBモデルだと「FINAL FANTASY XIV : 紅蓮のリベレーター」のフルHD・最高品質で”やや快適”、「FINAL FANTASY XV : Windows Edition」は標準品質で”動作困難”と評価されるようです。

ちょっと見づらいですが、正面です。
左右のベゼルは4.9mmと細く、上部にはIR(赤外線)付きのカメラがあり、Windows Helloに対応しています。なぜかゲーミングノートではIRが省かれていることが多いので(Windows Helloには指紋リーダーで対応したり、そもそも対応しなかったり)、珍しいです。一方、指紋リーダーは搭載しません。

インターフェースはUSBとヘッドホンジャックしかありません。
あまりにも潔い割り切り…! とか思ったのですが、よくよく考えてみると、がじぇっとりっぷが愛用しているLenovo「ideapad 720S」もUSBしかありませんでした。

ただ、「Razer Blade Stealth 13」のいいところは、USB-Cが両サイドに分散しており、どちらからも給電が可能となっているところです。
「ideapad 720S」は左側で給電となっており、コンセントの位置によってはケーブルの取り回しが大変なので、この点は素晴らしいと思います。

キーボードです。
バックライトはRGB1680万色の設定が可能ですが、キーごとの設定はできません。
両サイドにはDolby Atmos対応のスマートアンプ付きスピーカーが組み込まれています。口径や出力は書かれていませんが、それなりの音質が期待できるんじゃないでしょうか。

背面には3匹の蛇がしっぽで絡みあった、Razerのロゴが印字されています。

ちなみにこのロゴ、あまり評判はよくないようで、検索のサジェストにも”ださい”と出てきます。しかも2回。

「Razer Blade Stealth 13」の基本カラーはステルスブラックですが、dGPUありモデルのみ数量限定でクオーツピンクのモデルが販売されています。

特徴(15.6インチ)

「Razer Blade 15」は筐体の違いでベースモデルとアドバンスモデルが存在しています。
ベースモデルは厚さがあり、LANポートを備えていますが、アドバンスモデルは薄くなった代わりにLANポートがありません。
ストレージ面ではベースモデルのみ2.5インチストレージのスペースがあります。

新しく発売されたのはベースモデル1種類、アドバンスモデル3種類となります。

「Razer Blade 15」は既存モデルと新発売モデルの違いがわかりやすく、ベースモデルはGeForce RTXモデルが追加、アドバンスモデルはディスプレイが144Hzから240Hzに変更&4Kモデルが追加、となっています。

右がベースモデルで左がアドバンスモデルです。よく見ると厚さがちょっと違うのですが、ぱっと見では違いに気づかないレベルです。

正面です。
「Razer Blade Stealth 13」同様にベゼルが細く、上部にIR付きカメラがあるのが分かります。

インターフェースです。
ベースモデルとアドバンスモデルの違いはLANポートくらいしかありません。
電源が180W〜230WとUSB PDの上限100Wを超えるため、独立した電源端子が用意されています。

キーボードは、ベースモデル(左側)が統一色、アドバンスモデル(右側)がキー個別での設定が可能となっています。
「Razer Blade Stealth 13」同様、左右にスピーカーが配置されていますが、クアッドではなくステレオスピーカーとなっています。

この画像は内部のアルミボディ部ですが、スピーカー用の穴が開いているのは実は一部だけということが分かります。
おそらくですが、「Razer Blade Stealth 13」はモバイル環境でも高音質を楽しめるようになっていて、「Razer Blade 15」は据え置きで外部スピーカーをつなぐことが想定されているんじゃないかと。

「Razer Blade 15」は強力なdGPUを搭載するため、冷却面もベイパーチャンバーを使用した強力なものとなっています。
ベイパーチャンバーはヒートパイプの原理を利用した極薄ヒートスプレッダのことで、ヒートパイプよりも冷却効率が高くなっています。

特徴(17.3インチ)

「Razer Blade Pro 17」は完全に刷新され、第9世代のみとなり、GPUの違いで2モデルが販売されます。
ディスプレイは144HzのフルHDのみで、4Kモデルは用意されていません。

正面です。
ベゼルの幅は6.0mmと、実は13.3インチ、15.6インチより太くなっているのですが(大型化と剛性の問題と思われます)、ディスプレイが大きいため、太くなったようには感じません。

インターフェースではSDカードリーダーが搭載されています。
LANポートは2.5GbE対応となっていますが、現状で活用できる人は限られている気が…
Wi-fiも最新のIntel AX200を搭載し、802.11ax(Wi-fi 6)に対応しています(13.3インチ、15.6インチもWi-fiカードを交換すればあ対応できます)。

キーボードはテンキー無しです。
ゲーマーは入力姿勢が左に寄るテンキーありキーボードを好まない(のになぜかテンキー付きのゲーミングノートが多い)ので、テンキー無しなのは流石だなぁと。

また、メモリは最大64GBまで対応し、M.2スロットを2つ備えています。

まとめ

既発売を含めた全モデルの価格と簡易スペックを並べたものが以下となります。

価格CPUGPUディスプレイメモリストレージ
Blade 13 ベース169,800円
Core i7-8565U
UHD 6201920×10808GB DDR3256GB(M.2 SATA)
Blade 13 グラフィックス193,800円MX1501920×108016GB DDR3256GB(NVMe)ピンクモデル有
Blade 13 4K229,800円MX1503840×2160
タッチ対応
16GB DDR3512GB(NVMe)
Blade 15 ベース214,800円Core i7-8750HGTX 10601920×1080(60Hz)16GB DDR4256GB(NVMe)
2TB HDD
Blade 15 ベース249,800円Core i7-9750HRTX 20601920×1080(144Hz)16GB DDR4512GB(NVMe)空き2.5インチ
Blade 15 アドバンスト259,800円
Core i7-8750H
RTX 20601920×1080(144Hz)16GB DDR4512GB(NVMe)
Blade 15 アドバンスト269,800円RTX 20701920×1080(144Hz)16GB DDR4256GB(NVMe)
Blade 15 アドバンスト289,800円RTX 20701920×1080(144Hz)16GB DDR4512GB(NVMe)
Blade 15 アドバンスト377,800円RTX 20801920×1080(144Hz)16GB DDR4512GB(NVMe)
Blade 15 アドバンスト309,800円
Core i7-9750H
RTX 20701920×1080(240Hz)16GB DDR4512GB(NVMe)
Blade 15 アドバンスト357,800円RTX 20801920×1080(240Hz)16GB DDR4512GB(NVMe)
Blade 15 アドバンスト399,800円RTX 20803840×2160(60Hz)
タッチ対応
16GB DDR4512GB(NVMe)有機EL
Blade Pro 17295,800円
Core i7-9750H
RTX 20601920×1080(144Hz)16GB DDR4512GB(NVMe)空きM.2スロット
Blade Pro 17375,800円RTX 20801920×1080(144Hz)16GB DDR4512GB(NVMe)空きM.2スロット

最安値の「Razer Blade Stealth 13」のベースモデルでも17万円弱、最高値の「Razer Blade 15」のOLED 4Kモデルはほぼ40万円と、決して安いものではなく、”本気度”が試されそうです。

関連リンク

Razer Blade Stealth 13 – Razer
Razer Blade 15 – Razer
Razer Blade Pro 17 – Razer

販売ページ:Razer(13.3インチ)Razer(15.6インチ)Razer(17.3インチ)TSUKUMOビックカメラソフマップドスパラ

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