2019年8月27日、DELLは「XPS 13 2-in-1」に引き続き、北米で「XPS 13」の発売を開始しました。
“無印”と”2-in-1″どちらもモデルナンバーが”7390″となっていますので、区別するときは注意が必要です。
スペック
メーカー | DELL |
名称 | New XPS 13 (7390) |
発売日 | 2019/08 |
定価 | 999.99ドル〜 |
実売価格 | |
価格条件 | |
CPU | Core i5-10210U Core i3-10110U |
グラフィック | UHD |
メモリ | 4 / 8GB |
メモリ規格 | LPDDR3-2133 |
メモリ増設 | × |
2.5inch | × |
M.2 | 256GB(NVMe) |
画面 | 13.3インチ |
解像度 | 1920×1080(400nit) 3840×2160(400nit) |
ベゼル幅 | |
表面 | |
タッチ対応 | △ |
光学ドライブ | – |
USB2.0 | – |
USB3.0 | – |
USB3 type-c | 2(TB3) 1(3.1) |
USB PD | |
HDMI | – |
LANポート | – |
wi-fi | 802.11ax(2×2) Killer AX1650 |
Bluetooth | 5.0 |
office | 試用版 |
カードリーダー | microSDXC |
Webカメラ | 720p |
赤外線カメラ | – |
NFC | – |
指紋センサー | |
Windows Hello | |
オーディオジャック | ○ |
マイク | 4アレイ |
スピーカー | 1W+1W |
スピーカー位置 | |
サウンド | Waves MaxxAudio |
キーピッチ | |
キーストローク | 1.3mm |
キーボードバックライト | ○ |
バッテリー | 52WHr |
稼働時間 | 21Hr(FHD) |
ACアダプタ | |
充電時間 | |
急速充電 | |
幅 | 302mmm |
奥行き | 199mm |
高さ | 11.6mm |
重量 | 1.23kg |
開口角度 | |
カラー | プラチナシルバー withブラック |
その他特徴 |
特徴
「XPS 13」は先日発表された「Comet Lake」を搭載しています。

これまで「XPS 13」はUシリーズ、「XPS 13 2-in-1」はYシリーズという差別化をしてきました。
第10世代では「XPS 13 2-in-1」に「Ice Lake」を搭載していたのでどう差別化するのかと思っていましたが、こう来るとは思っていませんでした。


「Comet Lake」はIntel CPUの第10世代となりますが、製造プロセスは14nmのままとなります。
802.11ax(Wi-fi 6)とThunderbolt3を内蔵するようになりましたがグラフィック能力は第9世代(Whisky Lake-U)と同じで、対応メモリにはLPDDR3が残っています。
「XPS 13」は第8世代のWhiskey Lake-Uを搭載した”9380″とCPU以外のスペックが共通しています。
内部的にはThunderbolt3コントローラーチップなどが削除されているでしょうが、メモリはLPDDR3のまま、バッテリーもインターフェースも同じなので、筐体自体も同じものを使っていると思われます。
1.スピーカー
2.MicroSDカードリーダー
3.USB-C 3.1 with PD & DisplayPort
4.ヘッドホンジャック
5.ノーブルロック
6.Thunderbolt 3 ×2
7.HDカメラ
8.バッテリー残量インジケータ
9.スピーカー
筐体が前世代と同じものなので、「XPS 13 2-in-1」ではなくなったバッテリー残量インジケータが残っています。
小型化されたWEBカメラやキーボードもそのままです。
ディスプレイは「XPS 13 2-in-1」が13.4インチのWUXGA(1920×1200)または4K(3840×2400)と縦に拡張されたのに対し、13.3インチのフルHD(1920×1080)または4K(3840×2160)のままとなっています。
記事執筆現在のラインナップは4モデルですが、Core i3-10110Uが1モデル、Core i5-10210Uが3モデル、その3モデルもFHD(非タッチ)、FHD(タッチ)、4Kというディスプレイの差だけで、メモリやストレージは共通しています。
カラーはプラチナシルバー+カーボンブラックのみで、秋にフロストとローズゴールドが追加されます(TOP画像)。
なんというか、もともとの完成度が高いとはいえ、今回は”2-in-1″に注力したから”無印”のほうはCPUの載せ替えでお茶を濁したという印象があります。
まとめ
「XPS 13」の価格は通例通り、999.99ドルからとなっています。
ただ、現時点ではメモリは4GBか8GBしかありませんし、ストレージも256GBのみと選択肢が殆ど無くて(記載を見る限り、メモリ16GBやストレージ2TBなんてのも予定されているようです)、「XPS 13 2-in-1」に比べて魅力的とはいえません。
次のモデルでも同じようになるのかは分かりませんが、「XPS 13 2-in-1」の方がメインになっていくのかもしれません。
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