2020年2月20日、联想(中国Lenovo)はGeForce MX350を搭載した14インチノート「Xiaoxin Air 14 2020」を発表、予約を開始しました。
Xiaoxinは小新と書きます。
スペック
CPU | Core i7-1065G7 Core i5-1035G1 | メモリ | 16GB DDR4-3200 |
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ストレージ | 512GB(M.2 NVMe) |
wi-fi | 802.11ac |
画面 | 14.0インチ FHD |
サイズ | 322×212×16.9mm |
重さ | 1.39kg |
特徴
「Xiaoxin Air 14」の特徴は…上の画像で一目瞭然ですね。
まず、第10世代のIceLakeを搭載しています。IceLakeの詳細については過去に記事にしています。
「Xiaoxin Air 14」に採用されているCore i5-1035G1とCore i7-1065G7は、どちらも4コア8スレッドですが、グラフィックがUHDとIris Plusで性能が大きく異なっています。
GPUには先日記事にしたばかりのGeForce MX350を搭載しています。
GeForce MX350は先代のGeForce MX250から20%の性能向上を果たし、かつてのノート向けミドルクラスであるGeForce GTX 960Mに匹敵する性能を持っています。
その他はCore i5/i7モデル共通で、16GB RAM / 512GB M.2 NVMe SSD と十分な容量を持っています。
特にメモリはDDR4-3200という、高速なものを搭載しています。
数字がそのまま速度差となるので、メモリに関してはDDR4-2400の1.33倍ということになります。
ディスプレイは14インチ、フルHDで輝度は300nitsと普通ですが、ディスプレイ下部のベゼル幅が8.68mmと大幅に薄くなっています。
まぁこれは「Xiaoxin Air 14」からというわけではなく、「Yaga S740(14)」もほぼ同じフットプリントなので、2019年後半からのLenovoの標準と言えるでしょう。
インターフェースです。
「Ideapad S540(14)」とほぼ同じで、違いといえばLEDの位置と、「Ideapad S540(14)」は丸型電源端子、「Xiaoxin Air 14」はUSB PD給電ということくらいです。
キーボードも「Ideapad」系そのままですね。
目新しい要素は指紋リーダーが右上の電源ボタンと兼用になったことくらいです。
背面も最近のLenovo標準の、”左上にタグ風のロゴ”です。
内部はシングルファンで、CPUとMX350をまとめて冷却しています。
この画像で見る限りでは、「Ideapad S540(14)」よりファンが少し大きくなっているようにも見えます。
まとめ
中国LenovoではXiaoxinのブランドトップページを「Xiaoxin Air 14」仕様にするくらいには「Xiaoxin Air 14」に力を入れているようです。
「Xiaoxin Air 14」の価格はCore i5モデルで5699元、Core i7モデルで6499元ですが、手付金200元を払うことでそれぞれ5099元(約81,000円)、5899元(約93,700円)となります。
MX350搭載でこの金額は、しょっぱなから安く見えますが、日本には(15.6インチですが)GeForce GTX 1650を搭載しながら8万円台な「ideapad S540 ゲーミングエディション」という例もあるので、なんとも言えません。
「Xiaoxin」ブランド製品はこれまで日本で発売されたことがなく、「Xiaoxin Air 14」もそのまま国内発売となるのは望み薄です。
ただ、この「Xiaoxin」はグローバルでの「Ideapad」に相当するようで、似たスペックの「Ideapad」は大いに期待できます(中国Lenovoでは「Xiaoxin」=「Ideapad」ではないようで、一部のモデルは「Xiaoxin」ではなく「Ideapad」なままなのが謎ですが)。
なんにせよ、MX350搭載機が日本に来た時は、安価でそこそこグラフィック機として、それなりに人気が出そうです。
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