Celeron搭載で約2万円。 「MINISFORUM S40」はデュアルディスプレイ可能なスティックPC

2020年5月1日ころ、中国のショッピングサイトbanggoodにて、Celeron N4000を搭載したスティックPC「MINISFORUM S40」が発売されました。

MINISFORUM S40:banggood

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スペック

CPU Celeron N4000
メモリ 4GB
ストレージ 64GB eMMC
network 802.11ac+BT5.0
USB 3.0×1、2.0×1
映像出力 HDMI×1、miniDP×1
サイズ 133×46mm
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メーカー MINISFORUM
型番 S40
価格 20,605円
発売日 2020/05
133mm
奥行き 46mm
高さ
重さ
OS Windows 10 Pro
CPU Celeron N4000
CPU世代 Gemini Lake
Passmark値 1518
ベース周波数 1.1GHz
バースト周波数 2.6GHz
グラフィックチップ UHD 600
コア/スレッド数 2C2T
TDP 6W
メモリ 4GB
メモリ規格 LPDDR4
ストレージ 64GB eMMC
USB2.0(外部) 1?
USB3.0(外部) 1(3.0)?
USB type-C 1(充電のみ)
SDカード microSD
LAN
Wi-fi 802.11ac
Bluetooth 5.0
HDMI
4K対応(HDMI)
DisplayPort mini
4K対応(DP)
オーディオジャック
S/PDIF
その他端子
Optaneメモリ対応
最大消費電力
電源 12V(Type-C)
ノイズレベル <30dB
VESA
付属品
その他

スティックPCについて

スティックPCと言えば国内ではドスパラが有名で、2015年4月発売の「Diginnos Stick DG-STK1」を皮切りに、現在は2019年1月発売の「Diginnos Stick DG-STK5S」まで発売されています。

2019年1月11日、ドスパラを運営する株式会社サードウェーブは、「Intel Celeron N4000」を搭載した、スティック型PC「D...

スティックPCの歴史としては、2014年11月にmouseが発表した「m-Stick(MS-NH1)」が多分最初になります。
当時はGoogleが「Chromecast」を発売、Androidスティックが様々に発売されていた時期で、それをWindowsでやってみたというのが「m-Stick(MS-NH1)」でした。

参考:あなたなら何に使う? マウスが放つ新ジャンル“スティックPC”~内部構造やベンチマークを公開:PC Watch

これに乗っかってきたのがIntelで、翌年の2015年1月のCES 2015で「Intel Compute Stick」を発表、2015年6月に発売しました。
このころはユニットコムが「Picoretta」を、ASUSは「ASUS Pen Stick」を発売するなど、各社が続々と発売しまくっていた時代です。
大手メーカーではLenovoが「ideacentre Stick 300」を2015年7月に発売していました。

CPUには当初はAtom Z3775Fが良く使われ、Cherry Trail発表後はAtom x5-Z8300/Z8350の全盛期となります。
ところが2016年4月、IntelはCherry Trail後継の開発中止を発表、2016年9月にはApollo LakeでCeleron/Pentiumに一本化されました。

参考:Atomに見切りを付けたIntel 安価なWindowsタブレットは存続の危機か? (1/2):ITmedia

しかし、Apollo LakeベースのスティックPCというものはほとんど発売されず、スティックPCブームはCherry Trailの終息に合わせて終焉を迎えることとなりました。

以降の新機種はほとんどなく、2017年12月にGemini Lakeが発表されても搭載するスティックPCはなかなか現れず、流通するのはいまだにAtom x5-Z8350搭載機ばかり。前述の「DG-STK5S」が唯一といっていいGemini Lake搭載スティックPCでした。

そんな状況で登場したのが、(海外製品ですが)「MINISFORUM S40」です。

特徴

「MINISFORUM S40」は「DG-STK5S」と同様に、Gemini Lake世代のCeleron N4000を搭載しています。
Celeron N4000は2コア2スレッドですが、4コア4スレッドなAtom x5-Z8350と比べても性能は1.5倍以上となっています。特にシングルスレッドは2倍以上なので、体感的にはかなり早くなります。

CPU PassMark
Core i5-8250U 62291987
Pentium J5005 32241227
Celeron N4100 25651032
Core m3-6Y30 17961027
Celeron N4000 15181108
Celeron J3355 1325884
Atom x5-Z8350 948492

一つ上位のCeleron N4100(4コア4スレッド)は、ある程度ストレスなく操作できるであろうライン(スコア2000)を超えているので、できればCeleron N4100を搭載してほしかったところです。

Intelの「STK2M364CC」(2016年7月発売)はCore m3-6Y30搭載で、Atom機より高性能と当時は結構話題になりましたが、こうしてみると意外と性能が低いですね…

メモリは4GB、ストレージは64GBと、この辺りは普通です。
Wi-fiは802.11acですが、433Mbps止まりか、866Mbps対応かは不明です。Bluetoothが5.0なので、866Mbpsの可能性は期待できますね。

▲インターフェースです。

ここには記載されていませんが、USB3.0の反対側にも端子があります。

また、「MINISFORUM S40」にはこれまでのスティックPCにはない、miniDisplayPortが搭載されています。

▲そのため、スティックPCでありながら、デュアルディスプレイが可能となっています。

USB変換でデュアルディスプレイとかはありますが、標準で可能なスティックPCは見たことがないので、これだけでも売りになりそうです。

▲背面と冷却構造です。

背面にはメッシュが2か所あり、それぞれが吸気口と排気口になっています。
この図だとUSB端子が左右両側についているのが分かりますね。

…仕様だとUSB3.0+USB2.0となっているのですが、この画像だと両面USB3.0っぽく見えます。
この辺り中国はいい加減なところがあるので、あまり期待はできませんが、もしかするとUSB3.0×2かもしれません。

また、電源端子はType-C端子となっているようです。
仕様では12V給電となっているので、Quick ChargeかUSB PDに対応したアダプタが必要になると思われます。

まとめ

「MINISFORUM S40」の価格はbanggoodで、記事執筆時点で20,605円(送料666円)となっています。
「MINISFORUM S40」は何気にOSがWindows 10 Proなので、実は割安といえます。

性能的にも悪くないし、本体のみではありますが、ドンキの「NANOTE」よりは使えるかなぁと。

2020年5月1日、ドン・キホーテはAtom x5-Z8350搭載の7インチUMPC「NANOTE」を発売いたしました。 ちなみに読みはナノ...

2画面のサイネージとか、受付の順番表示とか、大きな処理はせず表示ができればいいという用途にはぴったりだと思います。
なお、購入するときは電源プラグを”US”に変更することを忘れないよう、注意してください。

関連リンク


DG-STK5S

MINISFORUM S40:banggood