【レビュー】COUmI「TWS-817A」は思ったより音がいい4000円切りの完全ワイヤレスイヤホン

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がじぇっとりっぷでは時々イヤホンのレビューもしています。

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今回は左右分離型の完全ワイヤレスイヤホン COUmI「TWS-817A」をメーカー様よりご提供いただきましたので、レビューしていきたいと思います。
また、この商品については40%オフのクーポンコードをいただいており、記事の最後に掲載しています。

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COUMI TWS-817A

GoodPoint
軽量で邪魔にならない
予想以上の音質
稼働時間が長め
泣かなくて済みそうな価格

BadPoint
かかりが浅いと落ちやすい
反応の良すぎるタッチボタン

メーカー名は「Shenzhen Benwei Intelligent Technology Co., Ltd.(深セン市班威智能科技有限公司)」で、COUmIはブランド名のようです。
ブランドロゴは国内では2020年1月20日に商標登録申請がされています。

j-platpat

海外だと、2016年に一度登録していますが、2020年に入って再登録しています。

Free Trademark Search Online | Trademarks filed by Shenzhen Benwei Intelligent Technology Co.,Ltd
United States Trademarks (USPTO) filed by Shenzhen Benwei Intelligent Technology Co.,Ltd at Shenzhen , 518109 CN : T

一応公式サイトがあるのですが、2016年で止まっているので、休眠ブランドを再始動させたというのが実情のようです。

http://www.coumi-sport.com/

実は記事執筆の途中まで”COUMI”と思い込んでいたのですが、登録商標は”COUmI”になっています。

▲総務省のサイトで技適の確認をすると、申請名義は「Dongguan Koppo Electronics Co., Ltd.」とちょっと違っています。

「Dongguan Koppo Electronics Co., Ltd.」は設計・製造担当、つまりはOEM元のようです。
なので、中国のOEM用の仕入れサイトにそれっぽいのが出ていたりします。

https://www.globalsources.com/si/AS/Dongguan-Koppo/6008838296286/pdtl/EQ.-.-Touch-control.-IPX6-Waterproof/1173001897.htm

この「Dongguan Koppo Electronics Co., Ltd.」を検索してみると、2016年のAmzon販売ランキング2位の「TaoTronics TT-BH07」の設計・製造を手掛けた企業でもあるようで、技術面での不安はなさそうです。

スペック

モデル名TWS-817A
ブランドCOUmI
タイプ完全ワイヤレスイヤホン
ドライバーユニットφ6 mm
再生周波数帯域20Hz~20KHz
感度92±3dB
BlueToothバージョン5.0
対応プロトコルA2DP/ AVDTP
HFP / HSP / SPP
通信距離約10m
防水等級IPX5
バッテリー容量イヤホン:3.7V / 45mAh
ケース:3.7V / 720mAh
再生時間イヤホン:約5時間
ケース:約20時間
充電時間約1~1.5時間
充電端子USB Type-C
イヤホン重量約4.5グラム(片耳)
ケース重量約45グラム

外観

▲パッケージ全体です。

同梱物は以下となっています。

・イヤホン本体(充電ケース内に格納)
・充電ケース
・充電ケーブル(TypeA to Type-C、0.3m)
・イヤーチップ(小・大)
・マニュアル(英仏日西伊独の6ヵ国語)
・クイックスタートガイド
・保証書
・割引カード(次回40%割引券)

なお、割引カードはランダム封入と記載されていますが、マニュアル内の内容物一覧にも書かれているので、実際は必ず入っているんじゃないかと。

あと、充電アダプタは付属していないので、自前で用意する必要があります。

▲外箱の背面には仕様と認証マークが記載されています。

…技適のラベルって認証番号も必要なんですけどね。書かれてないですね…
まぁ、検索したら下記のようにちゃんと出てくるので、フェイクではないのですが。

参考:基準認証制度についてよくある質問(質問11に記載):総務省

▲イヤホンはケース内にすっぽり収まっています。

▲イヤホンを取り出すと接点が見えます。

面白いのが、ケースを開けるとイヤホンが自動で起動する点でしょうか。
一度スマホなどと接続していれば、そのまま耳にはめるだけで準備完了となるのは楽です。

なお、取り出して耳にはめるくらいのタイミングで左右の同期完了の「TWS Connected」とペアリング完了の「Connected」という音声が流れます。

逆にケースを閉じると勝手に電源が落ちるので、電源操作はほぼする必要がありません。

▲ケースの底面には充電仕様と認証マークがあります。

…こちらも認証番号がないですね。

▲バッテリー残量は4段階で表示されます。

表示されるのは充電中と、イヤホンの充電開始直後だけです。

▲イヤホン本体です。

穴が二つ開いていますが、上の穴がLED、下の穴がマイクとなっています。
開封直後は接点部にはシールが貼られています。

▲イヤーチップは3種類付属しています。

開封直後は中サイズがイヤホンに付けられています。
ここは最近のイヤホンでは標準ですね。

操作について

「TWS-817A」のイヤホンは背面全体がタッチセンサーとなっていて、タッチの長さと回数で操作します。

基本操作
1.5秒長押し起動
4秒長押し電源オフ
10秒長押し初期化(電源オフ時)
音楽操作
1回タップ再生/一時停止
2回タップ前の曲へ次の曲へ
通話
1回タップ通話
1~2秒長押し通話拒否
2秒長押し電話を切る

個人的に素晴らしいと思ったのが、操作の中にリダイアルがないことです。
2回タップのつもりが3回当たってしまって…とかよくあるので、リダイアルがないだけでも高評価だったり。

使ってみた感想

掛け心地について

「TWS-817A」は片耳約4.5グラムと非常に軽く、付けていても重さはほとんど感じません。

ほとんどのインナーイヤーイヤホンと同じ、耳の穴やその周りで固定するという構造なので、耳にかかる負荷は他のイヤホンと変わらないか、軽量な分やや少ない程度です。

インナーイヤータイプの宿命でもある、長時間装着時の耳の痛みについてですが、がじぇっとりっぷの場合、イヤーチップの”中”だと2~3時間もつけていると耳が少し痛くなったので、”小”に付け替えて使用しています。

環境音について

「TWS-817A」はインナーイヤータイプかつ耳の穴だけで支えるので、完全に耳をふさいでしまいます。
かなりしっかりふさがれるので、周りの音はほとんど聞こえなくなります。耳栓かと。

実際、「TWS-817A」を装着して家事や作業を行ってみたのですが、掃除機の音が気にならないレベルになるのはびっくりしました。

そのため、集中して作業をするとか、電車の中で使うとかにはもってこいですが、自宅でかつ宅配便が届く予定がある場合などには使用を躊躇します。

環境音とはちょっと違う話になりますが、完全に密閉されるので、時々耳がキーンとなります。潜水したときになるアレです。
そういう時は軽く外して耳抜きをするのですが、イヤーチップに小さな穴が開いていればその問題もなくなるのかなぁと思ったり。

音質について

スピーカードライバー径は6mmと小ぶりなのですが、思っていた以上に音がしっかりしている印象です。

中音は良く出ており、高音もシャリシャリ音などはなく、しっかりと鳴っています。
低音についてはさすがに重厚感が足りませんが、ドライバー径の割には音が出ています。

バスドラムくらいまでは拾えているのでJ-POPなどは過不足なく聞けますが、和太鼓などは観客席の後ろの方で録音したものを耳元で聞かされる、くらいの感じになります。

とはいえ、あくまで本来の音と比較しての話であり、4,000円を切る価格からすれば十分と言えるでしょう。
以前レビューしたSoundPEATS「Q30」(購入価格:2,485円)などは低音が軽くなっていたので、それと比べればよっぽどしっかりと出ています。

音の解像度は割と高く、クラシックのような複数の音源があってもなんとなく聞き分けられます。
低音についてはちょっとつぶれ気味ですが、何とか聞き分けられるかな、くらいです。

音質はデバイス側のチップや再生ソフトなど、視聴環境によっても大きく変化します。また、聴き手の好みやジャンルによっても左右されます。
あくまでもレビュー者の個人的感想である点にご注意ください。

音域について

低音が弱かったので、ちゃんと出ているのかなぁと調べてみました。
調査に使ったのは下記リンクの音源(?)です。

結論から言うと、音は仕様通り20Hzから出ていました。
上限については以下のモスキート音チェックを利用。

モスキート音で聞こえ年齢をチェック
モスキート音、高周波の音を聞いて、あなたの聞こえ年齢を簡単にチェックしてみませんか?

こちらも20kHzまで音が鳴ることを確認しましたが、音として成り立っているのは15kHzまでで、それ以上はサーというモスキート音になっていました。

稼働時間について

稼働時間は公称5時間、ケース込みで20時間となっています。

陰陽座『廿魂大全』を頭から流してどこまで聞けるか確認したところ、5枚目の最後の曲で電源が切れました。
収録時間から逆算すると、ちょうど240分(=4時間)くらいになります。
5時間には届きませんでしたが、音量次第では5時間近くまで伸びるでしょう。

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ケースまでは試せていませんが、一回の充電でLEDが一つ消えるくらいだったので、3~4回は充電できそうです。
20時間までは届かなくても、15~6時間はいくんじゃないでしょうか。

困った点について

「TWS-817A」の固定については前述のとおり耳の穴とその周り、もっと言えばイヤーラバー部分がほぼすべてとなっています。
軽く動き回る程度であれば問題はないのですが、激しく動いた時にはポロリと落ちることがありました。

で、固定が緩んできたとか落ちそうになったら戻すわけですが、高確率でタッチセンサーが反応します。

▲「Q30」のような耳の溝にフィットするフックがあると、もっと固定できていいのでしょうが、コンパクトさとのトレードオフなので難しい問題ですね。

まとめ

「TWS-817A」の価格は3,999円と、4,000円を切っています。
落として無くしてもぎりぎり泣かなくて済む価格です。

低音がやや弱いですが価格なりの音は出ていますし、突出してダメなところのない、バランスの取れた製品だと思います。
ただこの価格帯ってライバルが非常に多く、埋もれやすいのが難点ではあります。

個人的な意見としてはタッチセンサーの範囲を小さくして、範囲が分かるような模様をつけるとかしていると、誤操作が減ってうれしいですね。

クーポンについて

「TWS-817A」のAmazonでのクーポンをメーカー様よりいただきました!
なんと、40%オフというかなりお得なクーポンです。
正確には、10%オフのチェックボックス+クーポンコードによる30%オフとなります。

クーポンコード:GX9GRGF8

現在の販売価格:3,999円
割引後の販売価格:2,399円
終了日:2020年6月7日23時59分

正直、このクオリティで2,400円はとんでもなく安いというか、中国系製品でも大半が3,000円台後半から5,000円台、一部の激安品でも3,000を切るかどうかなので、この価格帯はライバルがいません。
この価格なら失敗しても惜しくないので、試しに一台いかがでしょうか。

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