一番安いThinkPad。 Lenovo「ThinkPad E14/E15 Gen2」はRyzen 4000シリーズ搭載で5万円台から

PC

2020年5月26日、LenovoはノートPCの2020年春モデルについて4シリーズ16モデルを発表しました。
「ThinkPad X」シリーズについては先日取り上げましたが、残る3シリーズのうち、未発売だった「ThinkPad E」シリーズが2020年6月12日に発売されたので、まとめて(といっても2モデルですが)取り上げます。

一部ナンバリング変更!2020年春の Lenovo「ThinkPad X」シリーズは全5モデル
スポンサーリンク

ThinkPad E14 Gen2

CPURyzen 7 4700U
Ryzen 5 4500U
Ryzen 3 4300U
メモリ4 / 8GB DDR4-3200
オンボード+1スロット
ストレージ128~256GB M.2 NVMe
画面14.0インチ FHD
有線LANあり
USBType-C(Gen1)×1
3.0×1、2.0×1
映像出力HDMI×1
駆動時間14.8時間(45WHr)
サイズ324×220×17.9mm
重量1.64kg~

ThinkPad E15 Gen2

CPURyzen 7 4700U
Ryzen 5 4500U
Ryzen 3 4300U
メモリ4 / 8GB DDR4-3200
オンボード+1スロット
ストレージ128~256GB M.2 NVMe
画面14.0インチ FHD
有線LANあり
USBType-C(Gen1)×1
3.0×1、2.0×1
映像出力HDMI×1
駆動時間14.8時間(45WHr)
サイズ365×240×18.9mm
重量1.7kg~

特徴

「ThinkPad E」シリーズは、CPUにRyzen 4000シリーズを採用した、安価な「ThinkPad」です。
「ThinkPad E14 Gen2」と「ThinkPad E15 Gen2」は、サイズ以外のスペックは共通となっています。

Ryzen 4000シリーズは4300Uが4コア、4500Uが6コア、4700Uが8コアとなっているので性能がはっきりと分かれます。

最大8コア16スレッド! AMD「Ryzen 4000」シリーズはZen2で7nmプロセスなモバイル向けCPU

メモリは4GBまたは8GBのオンボード+1スロットとなっており、最大メモリは20GBまたは24GBとなります。
「ThinkPad」らしいなぁと感じるのは、メモリ規格が高速なDDR4-3200となっているところでしょうか。
オンボード分については後から変更がききませんが、4GBであっても増設すれば問題ないでしょう。

ストレージは256GBまたは512GBですが、カスタマイズで1TBも選択できます。

2020年春モデルの「ThinkPad」共通の特徴として、IEEE 802.11ax(Wi-fi 6)への対応が挙げられます。
当然、「ThinkPad E14/E15 Gen2」も対応しています。

Webカメラは720pで、オプションでWindows Hello対応となるIRカメラに変更が可能です。
IRカメラの有無にかかわらず、ThinkShutterに対応しています。

▲これがThinkShutterです。

要は物理的にカメラにふたをするだけです。
最近ではいろいろな手段でカメラをふさぐ方法が編み出されていますね。

筐体

▲「ThinkPad E14 Gen2」のフロントです。

ベゼル幅は十分細いレベルですが、ベゼルレスとまでは言えない程度です。
他の「ThinkPad」を見ても同じ程度なので、Lenovoでは極端に細くするよりも強度を維持することを重視したようです。

▲「ThinkPad E15 Gen2」のフロントです。

「E14 Gen2」に比べ、ベゼルが少し太くなっていますが、これも強度の関係でしょう。
サイズが変わり、テンキーが増えたくらいしか違いはありません。

▲そのキーボードの比較です。

「E15 Gen2」は大きな画像が見つからなかったので、拡大しています。

▲2020年春モデルの「ThinkPad」共通の特徴である、ビデオ通話用のファンクションキーが用意されています。

1. USB Type-C 3.1 Gen 1
2. USB 3.1 Gen 1
3. HDMI
4. マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック
5. USB2.0
6. イーサネットコネクター(RJ45)
7. セキュリティロックスロット

▲全く同じに見えますが、上が「E14 Gen2」、下が「E15 Gen2」のインターフェースです。

「E15 Gen2」の方が奥行きが20mm長いはずなんですけどね…幅を揃えてしまうといまいちわからないですね。

▲底面の吸気スリットは抑え目な感じです。

「ThinkPad」は伝統的に分解マニュアルも準備されており、メモリやSSD用の蓋は用意されていません。

まとめ

「ThinkPad E」シリーズは「ThinkPad」の中でも安価なモデルです。
Ryzen 3 4300Uモデルであれば59,829円からですが、「E14 Gen2」の価格.com限定モデルであれば57,750円からとさらに安くなります。

さらにいうと、Ryzen 5 4500Uの限定モデル(62,920円)で、メモリを4GBにすれば56,320円まで抑えることができます(ただしメモリの増設は必須レベルですが)。
自分でメモリを増設すれば、メモリを8GB足して合計12GBにしてもほぼ6万円です。

この価格であればコストパフォーマンスはかなり高いと言えるでしょう。
残念ながらRyzen 7 4700Uの限定モデルはないので、Ryzen 7 4700Uモデルのみ10万円を超えてしまいます。

とはいえ、よほどのことがない限りRyzen 5 4500Uで十分なので、上記の組み合わせがおすすめです。

関連リンク

ThinkPad E14 Gen2(価格.com限定モデル):Lenovo
ThinkPad E15 Gen2(価格.com限定モデル):Lenovo

ThinkPad E14 Gen2:Lenovo
ThinkPad E15 Gen2:Lenovo

コメント

タイトルとURLをコピーしました