【レビュー】 EarFun Air (TW200):付加機能が面白いワイヤレスイヤホン

ウェアラブル

がじぇっとりっぷではこれまでいくつかイヤホンのレビューをしてきました。

【レビュー】 ワイヤレス骨伝導イヤホンのAfterShokz「Aeropex」は外での使用に最適なイヤホン
【レビュー】COUmI「TWS-817A」は思ったより音がいい4000円切りの完全ワイヤレスイヤホン

今回は左右分離型の完全ワイヤレスイヤホン「EarFun Air」をメーカー様よりご提供いただきましたので、レビューしていきたいと思います。

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EarFun Air

GoodPoint
リダイアル操作がない
自動装着検出機能
装着感がしっかりしている
誤タップ防止

BadPoint
Windowsとの相性が悪い?
タッチの反応が深い
本体のみで電源が切れない

EarFunは2018年10月に設立した香港の企業で、設計から製造まで自社で行っているそうです。
技適の登録もEarFunの名で行われています。

「EarFun Air」は国内では2020年7月10日に発売され、「iFデザインアワード2020」や「CES 2020 Innovation AwardのHonoree賞(注目賞)」などいくつかの受賞歴もあります。

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The CES Innovation Awards is an annual competition honoring outstanding design and engineering in consumer technology products.
https://ifworlddesignguide.com/entry/274231-earfun-air

スペック

Bluetoothバージョン :V5.0
対応BLUETOOTHプロファイル :A2DP、 AVRCP、 HFP、 HSP
対応コーデック :SBC、AAC
イヤホンのバッテリー容量 :2 x 55mAh
イヤホンの電池持続時間 :最大6時間(音量とオーディオ内容により異なります)
イヤホンの充電時間 :約1.5時間
充電ケースのバッテリー容量 :500mAh(イヤホンを4回フル充電できます)
充電ケースの充電時間 :USB-C充電で約2時間
ワイヤレス充電で約4時間
入力 :DC5V / 1A
素材 :ABC、 PC
重量 :約60g(充電ケース+イヤホン)
イヤホンの重量 :??
通信距離 :最大15m
防水規格 :IPX7(充電ケースは非対象)

※製品サイトの写しです。

外観

▲外箱の表と裏です。

▲左右別々に技適マークを取得しています。FCCも左右別ですね。

「EarFun Air」は左右独立して動作させることができるので、このようになっているのでしょう。

▲ビニール上部は穴が開けられています。地味にコストをかけています。

▲パッケージ全体です。

同梱物は以下となっています。

・イヤホン本体
・充電ケース
・充電ケーブル(TypeA to Type-C、0.5m)
・イヤーチップ(XS・S・M・L)
・マニュアル(英日蘭仏西韓中の7ヵ国語)
・保証書?

いわゆる日本的な保証書は入っていないのですが、真ん中の黄色いカードには、「気に入らなければ理由問わず30日返金保証」「18か月間の交換保証」と記載されています。

あと、充電アダプタは付属していないので、自前で用意する必要があります。

▲クイックスタートガイドは箱の内側に記載

開けたら必ず目に付く場所ですし、見落とすこともないですし、すごく合理的です。

▲ケースの底面には充電仕様と認証マークがあります。

ケース表面はつや消しブラックで、ちょっと高級感があります。
充電中は倒した状態になるので、コロコロします。

また、このケースは面白い機能がありまして、無線充電(Qi充電)が可能です。

▲なので、ちょっと召喚してみました

ちゃんと反応し、充電もできています。バッテリー残量はケース中央のLEDで、4段階で表示されます。

緑:30%以上
橙:10~30%
赤:10%以下
赤点滅:1%以下

この区切りは、50%以下で橙の方がいいとか。賛否分かれそうですね。

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Genrics

一応充電器も紹介しますが、怪しげな中国業者ばかりなので、AliExpressで購入した方がいいでしょう。流行が過ぎたので値段も上がっています。

▲ケースの蓋を開けるとこんな感じ。

イヤホンのLEDが見えるようになっています。

▲ケースの中はこうなっています。光っているのはイヤホン固定用の磁石です。充電用の接点は、一番底に二つ並んだ小さな点です。

真ん中のボタンは設定用で、イヤホン収納状態で2秒長押しで接続解除5秒(8秒)長押しで設定リセットとなります。WEBとマニュアルでは書かれている秒数が違うのですが、実際に試した感じでは5秒のようでした。

▲イヤホン本体です。いわゆる”うどん”があるタイプです。

▲赤で囲んだところにマイクがあります。

この2組4個のマイクはノイズキャンセリングマイクとなっていて、通話時に周囲の雑音や騒音を80%以上削減するのだとか。

なお、通話相手に届く音に対するノイズキャンセリングであり、ノイズキャンセリングイヤホンというわけではありません

▲イヤーチップはXSからLまでの4種類。

▲重量は、本体が左右合わせて11g、ケース込みで55gでした。片耳5.5gなので、装着しても負担は感じません。

操作について

「EarFun Air」は背面の丸い部分がタッチセンサーとなっていて、タッチの長さと回数で操作します。

触れたくらいでは反応せず、少し押し込む必要があります。

基本操作
3回タップ音声アシスト 入/切
音楽操作
2回タップ再生/一時停止
3回タップ次の曲へ
触れたまま音量下げる音量上げる
通話
2回タップ通話/切断
3回タップ通話切り替え
2秒長押し通話拒否

操作で面白いのが、1回タップでできる操作がないことです。

以前レビューしたCOUmI「TWS-817A」は、イヤホンの位置を直すのに手が触れるだけで再生が止まったりしたのに、そういった誤操作がほぼ発生しません

三回タップ時は右は曲送り、左は音声アシストのON/OFFと動作が分かれています。曲戻しは、ありません。

また、COUmI「TWS-817A」と同様リダイアル操作がないので、タップしているうちに電話をかけてしまった、なんて事故が起こらないので安心です。勝手にリダイアルがかかるとマジで焦るので(経験者)。

使ってみた感想

かけ心地について

「EarFun Air」は耳に入れて軽くネジるようにすることですごく安定します。
いわゆる”うどん”部分があるのでこのネジり具合が分かりやすく、また、”うどん”部分をつまめば調整もしやすいです。

多少の運動くらいでは落ちそうな気配もなく、あまり耳を押し広げないので数時間装着していてもあまり耳は痛くならず、許容範囲でした。

自動装着検出機能について

「EarFun Air」は自動装着検出機能を搭載しており、片方のイヤホンを外すと自動で音楽再生が一時停止になり、再び着けると再生が始まります。

ちょっと外して着けなおすと曲が進んでいたということにならないのは、機能としては面白いです。

ただ、聞きなれた曲だとイヤホンを外しても頭の中で再生が続くので、イヤホンをはめなおした時に巻き戻ってしまうのでずれを感じます。個人的には、この機能のオン/オフができたらいいんじゃないかと思いました。

ちなみにこの機能、一時停止ボタンのある再生ソフトを使った場合に限られるようで、ベンチマークソフトの音の再生に使ったときは、イヤホンを外しても音が鳴ったままでした。

音質について

「EarFun Air」のスピーカードライバー径は6mmと小ぶりで、これはCOUmI「TWS-817A」と同じサイズです。

「EarFun Air」は低音よりの味付けになっているのか、ドライバー径が小さい割に低音が低音として出ていて、音の潰れも少なく解像度が高めです。コンパクトながら割と低音を楽しめます

低音が弱いと全体がスカスカに聞こえるので、低音が強めだと聞いていて心地いいです。

中音については可もなく不可もなくというか、格安イヤホンでも中音はしっかり出るので、正直なところ、がじぇっとりっぷの耳程度では比較がしづらいです。ボーカルの声はブレスもはっきり聞き取れるくらいクリアです。

高音は低音よりも弱く、ややざらついています。といってもボーカルが出せる音よりもっと上の音域の話なので、ボーカル中心のJ-POPなどでは気にならない程度です。

また、全体的に音の圧が弱く、音はしっかり出ているのですが、やや迫力や臨場感に欠けます。高音はマイルドになり、特に破裂音が弱く感じられますね。
フルートなどの転がるような音とは相性が良く、幻想的に聞こえますが、鉄琴などのキンキンとした音はややノイジーで、少し相性が悪いです。

最大音量はあまり高くなく、「TWS-817A」の8割程度でした。「TWS-817A」は最大音量はうるさすぎるし、音も割れがちだったので、「EarFun Air」はあえて最大音量を抑えて、音の質を保っているのかもしれません。

マイナス要素が多いように見えますが、低音が出ている分全体がまとまっていて、総合としては「TWS-817A」より半ランクほど上といったところでしょうか。

音質はデバイス側のチップや再生ソフトなど、視聴環境によっても大きく変化します。また、聴き手の好みやジャンルによっても左右されます。
あくまでもレビュー者の個人的感想である点にご注意ください。

音域について

音域については以下の動画で検証しました。

下限は15Hzから聞こえましたが、上限は16000Hzまででした(多分がじぇっとりっぷの耳の限界)。
4000Hz~8000Hzの辺りがノイジーになっていたので、これがざらつきの原因でしょう。

YouTubeは16000Hz以上はカットされていて、音域テスト用途には不向きなのだそうです。

改めて音域テストには「WaveGene」というアプリを使用しました。。

404 Error - Not Found

これでテストしたところ、4000Hz~8000Hzの辺りがノイジーになっていたのはYouTubeと変わらず、これがざらつきの原因でしょう。

下限は10Hzだとノイズが出ているような感じで音にはならず、20Hzからはしっかりと音として出ています。
上限は19kHzくらいまでは何とか聞き取れましたが、それ以上はホワイトノイズと一体化して聞き取れませんでした。

稼働時間について

稼働時間は、製品サイトでは6時間となっていますが、マニュアルには7時間と書かれています。ここはしっかり統一して欲しいところです。ケース込みで35時間はWEB/マニュアルともに同じでした。

実際に満充電から電源が切れるまで使ってみたところ、6時間10~20分で電源が切れました。ほぼ公称通りと思ってよさそうです。

困った点について(操作)

「EarFun Air」のセンサーは誤作動防止機能付きの静電容量式タッチセンサーで、軽く触れた程度では反応しません。

そのため、少し押し込むように触れる必要があるのですが、耳の穴も押されるので、どうしても耳がジャリジャリとします。

せっかくつまみやすい部分があるのだから、”うどん”部分をつまむようにして操作できるようにした方が操作しやすいし、不快感もないんじゃないかなと。

困った点について(Windows)

もう一点、これは「EarFun Air」の仕様上の問題というか、機能によるものなのですが、一部のWindows PCとの接続で問題が起きました。「EarFun Air」の左右独立動作モードが働くと

▲こんな感じで、左右別々に接続されてしまい

▲再生デバイスも左右どちらかを選択する必要があります。

つまり、片方からしか聞こえません。

一度リセットするとちゃんと両方まとめて接続されましたが、何度か試したところ、片方だけだったり両方だけだったりと、条件がいまいち掴めませんでした。

この辺り、何かしらの操作できっちり切り替えられるようになっていると、ユーザーとしては分かりやすいんじゃないかと思います。

まとめ

「EarFun Air」はAmazonで5,499円で販売されています。レビュー掲載時点では20%オフクーポンがあるので、実質4,399円ですね。

音質は3,000円台の商品より少し上、まさに4,000~5,000円台の音です。4000円台前半で購入できるのであれば、十分なクオリティです。

左右独立で接続に手間取ることがあるのが難点ですが、上記のとおり、価格分の音は出ているので、左右独立して使える点や自動装着検出機能、Qi充電対応など、付加価値の分がお得な一台と言えます。

関連リンク

製品サイト:EarFun

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