外観レビューあり。 ASUS「VC66-C2」はちょっと大柄なデュアルストレージ機

PC

2021年1月29日、ASUSはデスクトップ向け第10世代Core CPUを搭載したミニPC「Mini PC VC66-C2」を2モデル発表いたしました。

Core i7モデル:VC66-C2B7025ZN
Core i5モデル:VC66-C2B5024ZN

発売は2月5日で、販売されるのはベアボーンではなく完成品となります。

今回はASUS様よりサンプル機をお借りできたので、実機画像を交えながら紹介します。
ベンチマークも含めたレビューは後日掲載いたします。

2021年2月5日追記:レビューを投稿いたしました。

【レビュー】ASUS VC66-C2:デスクトップCPU搭載機はさすがに早かった【本日発売】
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スペック

■Mini PC VC66-C2
CPUCore i7-10700
Core i5-10400
メモリ16GB DDR4-2933 (i7)
8GB DDR4-2666 (i5)
ストレージ256GB NVMe SSD
1TB HDD
インターフェースUSB Type-C(Gen1)×2
USB 3.2 Gen1×6
HDMI2.0
DisplayPort 1.2
SDXCカードリーダー
オーディオジャック
COMポート×1
wi-fi802.11ax(Wi-fi 6)+BT5.0
サイズ177.4×153×74.1mm
重さ1.5kg
詳細スペックを見る
メーカーASUS
型番VivoMini VC66-C2
発売日2021/02
価格88,200円~
177.4mm
奥行き153.0mm
高さ74.1mm
容量2.0L
OSWindows 10 Home
CPUCore i7-10700
Core i5-10400
CPU世代第10世代Comet Lake-S
Passmark値17484
12471
ベース周波数2.9GHz
2.9GHz
バースト周波数4.8GHz
4.3GHz
グラフィックチップUHD 630
コア/スレッド数8C/16T
6C/12T
TDP65W
チップセットB460
メモリ16GB DDR4-2933 (i7)
8GB DDR4-2666 (i5)
メモリスロット2
メモリ最大64GB
ストレージ256GB M.2 SSD
1TB HDD
SATAポート数2
M.21(NVMe)
mSATA
USB2.0(内部)
USB2.0(外部)
USB3.0(内部)
USB3.0(外部)Front x 2(Gen1)
Rear x 4(Gen1)
USB type-CFront x 1(Gen1)
Rear x 1(Gen1)
SDカードRear (4in1)
LANRear 1GbE x 1
Wi-fi802.11ax
Bluetooth5
D-Sub
DVI
HDMIRear x 1(2.0)
4K対応(HDMI)4K
DisplayPortRear x 1(1.2)
4K対応(DP)4K
シリアルポートRear x 1
S/PDIF
オーディオジャックFront x 1
サウンドチップ
光学ドライブ
PCI-Eスロット
eSATA
赤外線
Optaneメモリ対応
最大消費電力150W (i7)
120W (i5)
電源150W (i7)
120W (i5)
ノイズレベル41.6dB
VESA75mm,100mm
付属品USBキーボード
USBマウス
VESAマウントキット
その他

特徴

「VC66-C2」は第7世代KabyLakeを搭載した「VC66」(2017年発売)の後継機です。間に第8/9世代CPUを搭載した「VC66-C」もあるようですが、国内では取り扱われませんでした。

CPUは第10世代のCore i7-10700(8コア16スレッド)、Core i5-10400(6コア12スレッド)を搭載します。
最大8コアのデスクトップ向けCPUなのでノート向けCPUより性能が高く、PassMarkではCore i7-10700はCore i9-10980HKと同等スコアとなっています。

メモリはSO-DIMM DDR4-2666/2933が2スロットで最大64GB、購入時点ではCore i5モデルには4GB DDR4-2666×2、Core i7モデルには8GB DDR4-2933×2が取り付けられています。

メモリの最大容量は64GBですが、今回発売される「VC66-C2」は完成品ですので、本体を開けてしまうとサポートの対象外となります。

ストレージは256GB NVMe SSD+1TB HDD。今では少なくなりましたが、かつてのシステムドライブ+データドライブ構成を思い出します。

ここからは筐体画像を交えながら説明します。

▲パッケージ全体です。

なんと「VC66-C2」にはキーボード・マウスが付属しています。
ディスプレイとHDMI/DisplayPortケーブルさえ用意すれば、すぐに使うことができます。

Type-C to DP出力にも対応しているので、ポータブルディスプレイをType-Cケーブル接続で表示、なんてことも可能です。

▲キーボードはストロークがやや深めのフル・キーボードで、割と打ちやすいです。

マウスは意外なことに、赤外線ではなくBlueLEDでした。ガラス面でもきっちり反応してくれます。
この手の付属キーボード・マウスは安普請が多いのですが、ASUSは全く手を抜いていません。

▲インターフェースです。

筐体が大柄なので、端子類の数も多めです。COMポートが標準で搭載されていますし、フルサイズのSDカードリーダーも付いています。

HDMI、DisplayPort、Type-Cのトリプルディスプレイにも対応しています。

▲公式画像では光学ドライブが付いていますが、今回販売されるモデルはこんな感じに光学ドライブ用の穴がなく、あとから光学ドライブを増設するということはできません。

▲底面にはメモリスロットが1枚分

もう一枚は後述しますが、内部にあります。

▲本体上部には2.5インチ2台分のスペース。

マザーボード上のM.2 SSDと合わせて最大でトリプルストレージが可能です。

▲ストレージを挟むようについているのがWi-fiアンテナです。

「VC66-C2」は標準で802.11ax(Wi-fi 6)に対応しています。

▲内部はこんな感じです。

M.2 SSD(サンプル機にはIntel 660pが搭載されていました)の下にWi-fiカードが横向きにつくという、ちょっと変則的な形になっています。

メモリの残る1枚はこちらの面にスロットが付いています。

▲独自アプリには「ASUS Business Manager」というものが組み込まれています。

アップデート周りの総合管理やセキュリティ、バックアップなどを一括して管理することができます。

まとめ

「VC66-C2」は前述の通り、2月5日発売です。
モデルごとのスペックと価格は以下のようになっています。

Core i7/16GB RAM/256GB+1TB:税抜122,564円
Core i5/8GB RAM/256GB+1TB:税抜88,200円

やや高いかなぁと思わなくもないですが、あまり数のないデスクトップ向けCPU搭載ミニPCですし、COMポートの使用例にバーコードスキャナー、自動販売機、店頭端末などが挙げられていることや、独自アプリ名などからビジネス寄りの機種のようなので、このような価格付けとなるのでしょう。

デザインもかっこいいですし、CPU処理能力が欲しい層には選択肢の一つとしていいんじゃないでしょうか。

関連リンク

VivoMini VC66-C2 製品ページ:ASUS
ニュースリリース:ASUS

コメント

  1. 匿名 より:

    >> 「VC66-C2」は前述の通り、2月5日発売です。
    >> モデルごとのスペックと価格は以下のようになっています。
    >> Core i7/16GB RAM/256GB+1TB:税抜88,200円
    >> Core i5/8GB RAM/256GB+1TB:税抜122,564円

    価格逆ではないですか?

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