2021年2月8日、株式会社ゾタック日本はGeForce RTX 3070を搭載したミニデスクトップPC「ZBOX Eシリーズ MAGNUS ONE ECM73070C」を発表、発売を開始いたしました。
スペック
■MAGNUS ONE ECM73070C | |
CPU | Core i7-10700 |
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GPU | GeForce RTX 3070 |
メモリ | 16GB DDR4 |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
インターフェース | USB Type-C(3.0)×1 USB 3.1×4 USB 3.0×3 HDMI 2.1×1 HDMI 1.4×1 DisplayPort 1.4a×3 有線LAN×2(2.5GbE+1GbE) SDXC オーディオジャック |
wi-fi | 802.11ax+BT5.0 |
電源 | 500W (80PLUS PLATINUM) |
サイズ | 126×265.5×249mm |
重さ | 5.1kg |
特徴
「MAGNUS ONE ECM73070C」は、簡単に言ってしまうとIntel「NUC 9 Extreme Kit」のZOTAC版です。
下部に500W電源(80PLUSプラチナ認証!)があり、メインボードとGPUが縦に並ぶ姿は、「NUC 9 Extreme Kit」にそっくりです。
ただ、画像を見る限りはIntelのように「Compute Element」スタイルなのかまでは分かりません。
サイズ面では「NUC 9 Extreme Kit」の96×238×216mm(容量5L)より一回り大きい126×265.5×249mm(容量8.3L)で、その分内部には余裕がありそうです。
CPUには8コア16スレッドのCore i7-10700を搭載し、メモリは16GB DDR4。「MAGNUS ONE ECM73070C」はメモリを2スロット持ちますが16GB×1なので、増設しやすくなっています。
ストレージは512GB M.2 SSD。空きM.2スロットと空き2.5インチベイがあり、トリプルストレージまで可能なようです。
▲外観です。
前後以外はZOTACらしいハニカムメッシュになっています。
デザイン面では「ZOTAC C/M」シリーズに通ずるものがありますね。
▲底面もハニカムメッシュで、天面の内側には2連ファンがあるようです。
天面内側の2連ファンも「NUC 9 Extreme Kit」と同じですね。
そして当たり前ですがGPUもZOTAC製品になっています。
画像から判断する限りでは「ZOTAC GAMING GeForce RTX 3070 Twin Edge」でしょうか。
おそらくはこのGPUに合わせて設計されているのだとは思いますが、「ZOTAC GAMING GeForce RTX 3070 Twin Edge」のカード長が231.9mmなので、故障などで入れ替えるにしても、202mmまでの制限であった「NUC 9 Extreme Kit」よりはGPUを選びやすいですね。
▲インターフェースです。
ディスプレイは最大4画面までの対応となります。
内蔵GPU用のHDMIは4K/30Hz、GPU側は8K/60Hzの対応となっていますが、8K×4ができるかは不明です。
上部にアンテナがありますがWi-fiは802.11ax(Wi-fi 6)対応(Wi-fiカードはKiller AX1650です)、有線LANのうち2.5GbEはゲーミング向けのKillerチップです。
▲パッケージ内容は割とシンプルですね。
ちなみにOSはWindows 10 Proです。
まとめ
「MAGNUS ONE ECM73070C」の価格は税抜210,000円(税込231,000円)です。公式ストアでの会員価格は税抜203,700円(税込224,070円)でした。
また、「MAGNUS ONE ECM73070C」にはOS、メモリ、ストレージのないベアボーンモデルもあり、こちらは税抜165,000円(税込181,500円)、会員価格だと税抜160,050円(税込176,055円)です。
ぶっちゃけ、GPUだけで10万円コースでCore i7-10700が3.3万円なので、GPUとCPUを除いたベアボーンは4.3万円相当ということになります。
コンパクトサイズに収めた本体という付加価値を考えると、ボード+電源+筐体の価格としては割と安いんじゃないかなぁと。
なんにせよ、「NUC 9 Extreme Kit」にロマンを感じていた層には刺さると思います。
関連リンク
販売ページ:ZOTAC日本
製品ページ:ZOTAC
製品ページ(ベアボーン):ZOTAC
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