2021年3月19日、Lenovoは2.2K液晶を搭載したハイエンドノート「Yoga Slim 750i Pro」を発売いたしました。
当機は2021年1月19日に発表されていたものの、なかなか発売が始まらずにやきもきしていた機種となります。
スペック

■Yoga Slim 750i Pro | |
CPU | Core i7-1165G7 Core i5-1135G7 |
---|---|
GPU | GeForce MX450(2GB) |
メモリ | 8~16GB DDR4-3200 |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
画面 | 14.0インチ IPS 2.2K |
インターフェース | USB Type-C(TB4)×2 USB 3.0×1 オーディオジャック |
wi-fi | 802.11ax+BT5.0 |
サイズ | 312.4×221.4×14.6mm |
重さ | 1.33kg |

特徴
「Yoga Slim 750i Pro」はある種、全部入りのノートです。位置づけ的には「IdeaPad Slim 560i Pro」の上位機種といったところでしょう。

なお、Lenovoのブランディングは以前はクラムシェルが”IdeaPad”、2-in-1が”Yoga”でしたが、現在は”100″~”500″番台が”IdeaPad”、”600″~”900″番台が”Yoga”となっています。
「Yoga Slim 750i Pro」の要素は以下の通り。
CPUはTigerLake世代のCore i7-1165G7またはCore i5-1135G7。
dGPUとしてGeForce MX450(GDDR6 2GB)を搭載。
メモリは16GB(Core i7)または8GB(Core i5)のLPDDR4X-4266で、オンボードのみ。
ストレージは512GB M.2 SSD。
Wi-fiは802.11ax(Wi-fi 6)対応。残念ながら拡張規格のWi-fi 6Eではありません。
Thunderbolt 4/USB4を2ポート搭載。
ディスプレイは14.0インチ2240×1400(アスペクト比16:10)な2.2K液晶。
TigerLakeはグラフィック能力が高く、GeForce MX350並みのスコアを叩きだしますが、GeForce MX450はさらに高く、TDPの設定次第ではGeForce GTX 1050(Max-Q)を超えるスコアを出してきます。
要は一昔前のエントリークラスのゲーミングノート並みということですね。

▲正面です。
ベゼルは左右だけでなく上下も細めになっていて、フットプリントは312.4×221.4mmとアスペクト比16:9のノートと変わらない程度のコンパクトさになっています。
ディスプレイはノングレア、100%sRGB、高輝度300nit、ブルーライトを低減するアイケアモードを備えています。
- 電源ボタン
- Powered USB 3.0
- オーディオジャック
- Thunderbolt 4 ポート
インターフェースはすっきりしていて、USB4/Thunderbolt 4ポートが二つにType-A端子が一つ、オーディオジャックのみとなっています。
外部映像出力はType-CのDisplayPort出力を利用します。なお、映像出力は最大5120×3200まで対応しています。
電源がちょっと変わっていて、dGPUを搭載しているので95Wアダプタとなります。
今までの90Wでも、USB PDの上限の100Wでもない、中途半端な出力は何なんでしょうね?
個人的にはインターフェースだけは「IdeaPad Slim 560i Pro」の方が好みだったりします。
「IdeaPad Slim 560i Pro」だとこんな感じです。
「IdeaPad Slim 560i Pro」はType-CがUSB3.0止まりなのがネックで、これがUSB4/TB4だったら文句なしだったのですが…
▲キーボードです。
電源がサイドにあるため、キーボード面はすっきりしています。
指紋認証もなく、Windws Helloは顔認証で行います。
▲ベゼル上部にはブランド名の刻印。
ディスプレイを開けるときのとっかかりを兼ねています。
まとめ
「Yoga Slim 750i Pro」は全モデル(といっても2モデルしかありませんが)Office付きで、その価格はCore i5モデルが170,280円98,762円、Core i7モデルが192,280円113,445円となっています。
記事執筆時点ではLenovoお得意の大幅割引がされておらず、定価での販売です。
2.2K液晶にdGPU(MX450)にTB4×2にOfficeと、ほぼ全部入りと言っても過言ではない機種なので高価格になるのは仕方ないと言えば仕方ないのですが、それでもさすがに高すぎますね。というかOfficeなしモデルも用意してほしかった。
しばらく待てば割引が始まり、13~14万くらいに落ち着くんじゃないかと思われますが、たまに全く割り引かない機種があったりするからちょっと不安…
2021年3月26日追記:大幅に割り引かれ、なんと10万円切りスタートとなりました。この価格だとぶっちゃけ「IdeaPad 560i Pro」がいらない子になっちゃいますね…
個人的にはすごく欲しい機種というか、いまだに変更できていない次期メインノートの候補トップに躍り出た機種なので、たっぷり割引が付けば嬉しいのですが…
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