一点特化。ASUS「ZenBook 13 OLED」は10万円切りの有機ELノート

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2021年5月27日、ASUSはディスプレイに有機ELを採用した13.3インチノート「ZenBook 13 OLED UX325JA」を発売いたしました。

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スペック

■IdeaPad Flex 550
CPUCore i5-1035G1
メモリ8GB LPDDR4x-3200
ストレージ512GB NVMe SSD
画面13.3インチ 有機EL FHD
インターフェースUSB Type-C(TB3)×2
USB 3.0×1
HDMI
microSDXC
wi-fi802.11ax+BT5.0
サイズ304.2×203×14.9mm
重さ1.14kg

特徴

「ZenBook 13 OLED UX325JA」の最大の特徴は、モデル名にもあるOLED(Organic Light Emitting Diode)、すなわち有機ELです。

有機ELはそのままだとOrganic Electro-Luminescence:OELとなります。OLEDは直訳で有機発光ダイオードです。意味合い的には同じで、日本では慣習的にOLED=有機ELとなっています。

ちなみに最近の技術のように思われますが、有機ELそのものは1950年代の発明だったりします。

CPUは第10世代

ちょっと残念なのがCPUです。Intel第10世代 IceLakeなCore i5-1035G1が採用されています。

Core i5-1035G1はCPU性能はそれなりなのですが、グラフィックがUHDなのでちょっと残念だったりします。

CPUPassMark
Ryzen 7 5700U(8C/16T)161532483
Ryzen 5 5500U(6C/12T)138022515
Ryzen 7 4700U(8C/8T)138072576
Core i7-1165G7(4C/8T)116123090
Ryzen 5 4500U(6C/6T)112782474
Core i5-1135G7(4C/8T)99022750
Core i3-1125G4(4C/8T)90072534
Core i7-1065G7(4C/8T)89922504
Core i5-1035G1(4C/8T)79642390
Ryzen 3 4300U(4C/4T)78912370
Core i3-1115G4(2C/4T)64352760
Core i3-1005G1(2C/4T)52472306

上段:マルチスレッド、下段:シングルスレッド

GPU3DMark FireStrike(Graphic)
GTX 1650 Max-Q7760
GeForce MX450(25W)7500
GTX 1050 Max-Q7301
Core i7-1165G75139
Core i5-1135G74175
GeForce MX3503982
Ryzen 7 4700U3105
Core i3-1115G43070
Ryzen 5 4500U2801
Core i7-1065G72715
Ryzen 7 3700U2514
Ryzen 5 3500U2451
Core i5-1035G11458
Core i5-8250U1172
Core i3-1005G11024

見ての通り、グラフィックについては第8世代からあまり進歩がありません。
事務用途や動画鑑賞、4K表示くらいなら問題ありませんが、ゲームとなると軽量級タイトルがやっとといったところでしょう。

個人的にはここでCPU/グラフィックともにCore i5-1035G1を上回るCore i3-1125G4(グラフィックはCore i3-1115G4と同等)が来ていたら興奮したんですけどね…
いやまぁ、要はDELL「Inspiron 13 5310」の有機EL版みたいなのが良かったなぁという話なだけですが。

XPSよりいいかも。DELL「Inspiron 13(5310)」はQHD+画面にTB4付きで8万円台から

メモリとストレージ

メモリは高速なLPDDR4x-3200ですが、8GBオンボード固定です。増設はできません。

ストレージは512GBのM.2 PCIe SSDですが、なぜか接続はPCIe 3.0 x2(片方向約2GB/s)です。実測だと1800~1900MB/sが上限でしょうか。
というかASUSってなぜかPCIe 3.0 x2接続が好きですよね…

あくまでSSDがPCIe 3.0 x2タイプなのか、本体側がPCIe 3.0 x2までなのかは不明です。せめて内部的にはPCIe 3.0 x4接続にも対応していて欲しいのですが…

その他

あれこれ残念な仕様なのですが、Wi-fiだけはしっかりと802.11ax(Wi-fi 6)対応だったりします。

バッテリーは容量不明ながら稼働時間は最長16.2時間。49分で最大60%の急速充電にも対応しています。

また、筐体最薄部で厚さ13.9mm、最厚部でも14.9mmと薄く、重量は1.14kgとモバイルにはちょうどいいくらいの重さです。

筐体

▲フロントです。

ベゼルは細いものの、ハイエンドモデルのような極端な細ではありません。
カメラはIRカメラ付きでWindows Helloに対応しています。

画像では分かりませんが表面はグレア仕様なので、光沢があります。

▲インターフェースはなんとThunderbolt3×2

こんなところだけハイエンド感を出すとか…

HDMIとType-A端子もあるので不自由はしないでしょう。
オーディオジャックだけないので、そこはUSBから変換アダプタを経由する必要があります。

▲キーボードは右一列タイプですが、日本語配列だとどうなるかは不明です。

なお、日本発売モデルにはASUSおなじみとなりつつあるNumber Pad(タッチパッド部がテンキーになる機能)は内蔵されません。

▲天板はおなじみ、ASUS得意の「禅」インスパイアな同心円状のヘアライン加工

まとめ

「ZenBook 13 OLED UX325JA」は有機ELを体験するためだけのノートとしか言いようがないノートPCですが、税込で99,800円と価格だけは優秀です。6月20日までは純正の外付けDVDドライブ「ZenDrive U7M (Silver)」が同梱されます。
でも、送料込みだと100,570円になるあたり、手落ち感が何とも…

いや、有機ELに加えてThunderbolt×2を搭載するノートとしては高くはないとも言えるんですけどね?。

とはいえ、Core i5-1035G1はグラフィック面が微妙ですし、メモリやストレージももう一声欲しかったところです。
個人的には気になる一台ではあるのですが、飛びつくかと言われると躊躇するわけで。
これでCPUがTigerLakeだったら文句はなかったんですけどね…

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