20201年4月1日、MSIはCore i5-10500HにGeForce RTX 3060を搭載した15.6インチゲーミングノート「GF65-10UE-256JP」を発売いたしました。
CPUは現在では旧世代となるComet Lake-Hですが6コア12スレッドですし、RTX 3060を搭載しながら12万円台半ばという価格はかなり安いです。
記事執筆現在はひかりTVショッピングにて大量のポイントによって実質10万円切りとなっている、とてもお買い得なノートです(詳細は後述)。
姉妹品としてCore i7-10750H搭載の「GF65-10UE-258JP」「GF65-10UE-017JP(Amazon限定)」、Core i5-10200H搭載の「GF65-10UE-063JP(Amazon限定)」がありますが、こちらは価格的にいまいちなんですよね。
スペック
■MSI GF65-10UE | |
CPU | Core i7-10750H Core i5-10500H Core i5-10200H |
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CPU | GeForce RTX 3060(6GB) |
メモリ | 8~16GB DDR4-3200 |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
画面 | 15.6インチ IPS FHD |
インターフェース | USB Type-C(Gen1)×2 USB 3.0×2 HDMI オーディオジャック |
wi-fi | 802.11ax+BT5.1 |
サイズ | 359×254×21.7mm |
重さ | 1.86kg |
特徴
「GF65-10UE-256JP」はMSIでは「アルティメットノート」と呼称されるシリーズの一つです。というか「GeForce RTX 30 Laptop GPU」搭載ノートにそういう呼び名を付けているようです。
ブランド名に”Thin(薄い)”と入っているうえにリリースノートでも薄型・軽量(厚さ21.7mm・重さ1.86Kg)を謳っていますが、「Stealth 15M」などは同じRTX 3060搭載でも厚さ16.15mm・重量1.7kgだったりするので、言うほど薄くもなかったりします。
CPUとGPU
CPUはIntel第10世代CometLake-HなCore i5-10500Hです。
Core i5ですが6コア12スレッドなので、パワーは割とある方ですね。
GPUはRTX 30シリーズのミドルクラスとなる、GeForce RTX 3060です。メモリは6GB GDDR6と結構大容量です。
おそらくは動作周波数を下げて発熱を抑えた(=薄型にしやすい)Max-Qデザインと思われます。
RTX 3060 Max-Qのスコアが見つかりませんでしたが、RTX 2070のモバイル向けとMax-Qデザインの差を見る感じだと、17,000強くらいになりそうです。
とはいえ、RTX 30シリーズは内部的にTDPが細かく分かれていて、当たりはずれがあったりします。
調べた範囲では「GF65-10UE」シリーズにはMax-Qデザインで最もTDPの高い、TDP70W(ベース周波数1050MHz)が搭載されているようです。
メモリとストレージ
メモリはDDR4-3200が2スロットで最大64GBまで対応していますが、標準は8GBと物足りません(Core i7モデルは16GB)。
とはいえ自力で増設はできるので、保証を残すか、保証をあきらめるかの2択になるでしょう。
ストレージは512GB M.2 SSD。
内部には空きM.2スロットがあるので、デュアルストレージも可能です。
その他
Wi-fiは802.11ax(Wi-fi 6)対応のIntel AX201が搭載されます。
有線LANは1GbE対応のRealtek RTL8111HSです。安価な製品なので、ゲーミング向けのKiller製品ではありません。
バッテリーは51WHrとモバイルノートと同じ程度ですが、稼働時間は7時間となっています。
電源アダプタは180W出力品が付属しますが、わりと小型なようです。
筐体
本体はいかにもゲーミングノートですと言った感じのデザインになっています。
ベゼルはそこまで細くなく、特に上部はかなり幅があります。
・排気口
・電源ジャック
・HDMI
・オーディオジャック
・USB3.2 Gen1 Type-A×2
・USB3.2 Gen1 Type-C×2
・1GbE 有線LAN
・セキュリティポート
インターフェースはエントリー系な構成。USB2.0がないだけマシですね。Type-C端子はAlt Mode非対応なので、DisplayPort出力はできません。
排気口のある右側には電源ジャックとHDMIのみで、残りは右サイドに集められています。
…USBメモリとか挿すとマウス操作の邪魔になりそうな…
キーボードは”右一列”タイプ。
日本語は配列になるとエンターキーが馬鹿でかくなります。
キーボードバックライトは見ての通り赤が使われています。
冷却は「Cooler Boost 5」。6本のヒートパイプを使って強力に冷却します。
でも、Max-Qデザインなんだよなぁ…
底面には大きな吸気口。
画像では見えませんが、実物だと中のヒートパイプがしっかり見えるくらいに隙間が空いています。
まとめ
ここ最近はMSIのノートは紹介していませんでしたが、たまたま見かけたセールに掲載されていたので今回は紹介しました。
定価でも税込124,800円とかなり安いのですが、ショッピングサイトによってはここにポイントが付きます。
DisplayPortがなかったり(一部VR機器が使えない)、メモリは自力増設が必要だったりといくつか割り切る必要がありますが、コストパフォーマンスは抜群です。
スコア上は同等以上でとことん安かったDELL「G5 15 SE (5505)」が在庫僅少(売り切れと復活を繰り返している)ですし、こちらも価格的には勝負できるレベルですし、ゲーマー入門モデル、あるいはステップアップの第一歩としてちょうどいいんじゃないかと思います。
関連リンク
リリースノート:MSI
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