2021年5月25日、Lenovoはマルチタッチに対応した14インチクラムシェル型のChromebook「IdeaPad Silm 360 Chromebook」を発表いたしました。
液晶パネルがTNとIPSの2モデルがあり、IPSモデルが早々に売り切れていたのですが、在庫が復活していたので、これを機に紹介します。
スペック
■IdeaPad Silm 360 Chromebook | |
CPU | MediaTek MT8183 |
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メモリ | 4GB LPDDR4x |
ストレージ | 64GB eMMC |
画面 | 14.0インチ TN/IPS FHD |
インターフェース | USB Type-C(2.0)×1 USB2.0×1 HDMI microSDXC オーディオジャック |
wi-fi | 802.11ac+BT4.2 |
サイズ | 326.6×221.8×18.6mm |
重さ | 1.4kg |
特徴
Lenovoはそれなりの種類のChromebookを販売していますがその半数は11.6インチです。
過去には15.6インチの「Lenovo Chromebook C340-15」というものもありましたが現在は販売されておらず、「IdeaPad Silm 360 Chromebook」は現在Lenovoで販売されている中でもっとも大型のChromebookとなります。
CPU(SoC)
「IdeaPad Silm 360 Chromebook」のSoC(System on Chip)にはMediaTek MT8183が使われています。
ぶっちゃけてしまうと、Amazonの「Fire HD 10」に使われているものと同じです。
ざっくりとした性能はAntutuで14万点程度、GeekBench5でシングル300点、マルチ1300点くらいです。
Celeron N4100がシングル400点、マルチ1200点くらいなので、総合的には同程度でしょうか。
メモリとストレージ
「IdeaPad Silm 360 Chromebook」のメモリは4GB LPDDR4x、ストレージは64GB eMMCです。
Chromebookとしては標準的と言っていいでしょう。
とはいえ、最近はスマホでも6GB、8GBが増えているわけで、Chromebookももうちょっと増やしてもいいんじゃないかと思います。
その他
Wi-fiは802.1ac(Wi-fi 5)+BT4.2です。Chromebookは全体的に802.11axへの変化が遅れている印象です。
面白いのが冒頭にも書いた、液晶ディスプレイが選べる点でしょう。
TNパネル(非光沢)か、マルチタッチ対応のIPSパネルかを選ぶことができます。差額は5,000円ほどなので、わざわざTNパネルを選ぶ理由は薄いですね。
筐体
正面から見た雰囲気はWindowsノートと変わりません。
ディスプレイ下部のベゼルが太かったり、Webカメラにシャッターがなかったりと、全体的に安普請感は残っています。
1.セキュリティー・キーホール
2.USB2.0 Type-C
3.USB2.0
4.マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
5.microSDメディアカードリーダー
インターフェースはちょっと、いやかなり貧弱です。USB2.0が2ポートって…
まぁ、SoCの仕様もありますし仕方ないのかもしれませんが…
キーボードはIdeaPadシリーズ共通のものになるようです。
左右にはスピーカーが配置されています。
天板はThinkBookとはまた違ったタイプのツートンカラー。
無地を好むがじぇっとりっぷとしては、ロゴがダサいなぁと。
まとめ
「IdeaPad Silm 360 Chromebook」の価格はTNパネルモデルが37,193円、IPSパネル(タッチ対応)モデルが42,064円です。
まぁ、買うならIPSパネルモデルですね。
とまぁここまで紹介しましたが、実は記事公開時点だと楽天でセールしている「Chromebook x360 14b」が圧倒的にお得だったりします。
Pentium N5030+8GBメモリ、同じ14インチIPSでも2-in-1タイプで、販売価格は52,500円ですがクーポンや買い回りセール、SPUの倍率次第では実質4万円切りも可能と、「IdeaPad Silm 360 Chromebook」が涙目になる超良コスパ製品です。
…「IdeaPad Silm 360 Chromebook」を紹介するタイミング、間違えたかなぁ…
でも、IPSモデルはすぐに売り切れるしなぁ…
「Chromebook x360 14b」が異常なだけで、「IdeaPad Silm 360 Chromebook」も安いことは間違いないですよ!
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