【レビュー】GECENinov HD-T07:予想外に性能が良かったType-C接続7-in-1多機能USBハブ

レビュー

がじぇっとりっぷのメインノート(IdeaPad 720S)はカードリーダーを内蔵しないため、レビュー画像の転送にUSBカードリーダーを使用しています。
ところがカードリーダーのケーブル部が断線し始め、うまーく向きを合わせないと接続が途切れる状態になりました。

▲一番上の赤いリード線が死にかけています。

そのため、新しいカードリーダーを探すことに。

購入条件
・せっかくなのでUSB多機能ハブにする
・USB PD給電に対応(ポートを一つにまとめるため)
・USB端子はすべて3.0以上(意外とUSB2.0が混じっているものが多い)
・有線LANはなくてもいい
・PD給電端子は短辺にある(長辺にあると見栄えがいまいち)
・予算は2,000円台

これらの条件をすべて満たしたのが、購入した多機能ハブでした。
全部満たせるUSBハブって思った以上に少なかったです。

USB Type C ハブ USB C ドッキングステーション 高速データ転送TF/SDカードリーダー Gecen USB3.0ポート*3、PD急速充電ポート*1、4K解像度 HDMI出力ポート*1、TF/SDポート付きの7in 1 多機能 アダプタ、多種類CタイプのタブレットPCとスマートフォン対応
GECENinov

GoodPoint
個人的要件を全部満たしている
予想外に性能がいい
2,000円台と安価

BadPoint
SDカードの認識がやや遅い
Type-C(PD)はデータ通信不可

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外観

外箱はやや汚れていました。背面はがっつり中国語。
モデル名なんてしゃれたものはなく(中国製品だとモデル名が書かれていないものが多い)、Amazonでは「HD-T07」となっていました。

パッケージ全体。
本体と説明書だけです。

説明書は英語と日本語。
意外なことに結構しっかりした日本語でした。

インターフェース面。
USBは3ポートとも3.0です(安物だと3.0×2+2.0とかだったりする)。

USB PD端子は接続ケーブルの隣にあります。
安価なUSBハブはPD給電用Type-C端子も長辺に並んでいることが多く、この位置にある製品はなかなかありません。

なお、データ通信はできず、給電専用です。

反対側には端子はなく、短辺にカードリーダーが付いています。

スロットの奥行きは浅く、挿入すると結構はみ出します。
フルサイズの方は向きが分かりづらく、ちょっと差し込みにくいです。

重量は61g。

14インチノートと接続したときのサイズ感。
PD端子が短辺にあるので、あまりうるさくなりません。

USB Type C ハブ USB C ドッキングステーション 高速データ転送TF/SDカードリーダー Gecen USB3.0ポート*3、PD急速充電ポート*1、4K解像度 HDMI出力ポート*1、TF/SDポート付きの7in 1 多機能 アダプタ、多種類CタイプのタブレットPCとスマートフォン対応
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使用感

とりあえずは買ったものの、レビューにも細かい検証などは出ていません。
なので実際にあれこれ測ってみました。

USBについて

USBは外付け化したSSDを接続して、転送速度を検証。使ったのは以下のHDDケースです。

【レビュー】 UGREENのUSB3.2 Gen2対応HDDケースで罠にハマった話

まずは検証機に直接接続。

リード・ライトともに430MB/sでした。

続いて多機能ハブ経由で接続。
認識までに10秒ほどかかります

なぜかリード・ライトともに435MB/sと、直接接続より速くなってる…
4Kランダムライトに至っては35MB/sくらい向上しています。

ハブチップがいい感じに作用してくれたのでしょうか…?
とにかく、速度面では問題ないようです。

カードリーダーについて

カードリーダーも同様に検証。

使用したのはSanDiskの「Extreme Pro(128GB)」。公称リード170MB/s、ライト90MB/s(公式リーダー使用時)の高速モデルです。
直接接続は公式のカードリーダー「MobileMate SDDR-B531」を仕様。

転送速度はリード178MB/s、ライト112MB/s。
…さりげなく公称値を超えてくるんですね…

多機能ハブ経由での測定ではリード81MB/s、ライト76MB/s
リードは半分弱に下がりましたが、これまたなぜか4Kランダムの数値が良くなっています。

ついでにアダプターを使ってフルサイズのスロットも測定。
microSDスロットとほぼ同じ結果となりました。

実際にファイル転送(120ファイル、660MB)を行ったところ、60~90MB/s程度だったので、おおむね測定結果と一致します。

HDMIについて

HDMI端子は、仕様によると4K/30Hzに対応となっています。

なので、実際に接続してみました。
検証機は4K/60Hz表示に対応した「MG156-UT1」です。

【レビュー】MG156-UT1:広色域でタッチ対応な4Kモバイルディスプレイ
15.6インチ 4K モバイルモニター Eleduino モバイルディスプレイ タッチパネル Adobe 100%色域 10 Bit表示色 HDR 400 高画質 薄い 軽量 USB Tpye-C/標準 HDMI保護ケース/45W電源付

システム上でも4K/30Hzでの接続であることが確認できます。

まとめ

実のところ、安物なので動けばいいくらいの気持ちで購入した多機能ハブだったのですが、モデル名すらまともに書かれていない中華製品にもかかわらず、予想外に性能がいいものでした。
ちなみに説明書には熱くなるかもと書かれていますが、今のところあったかいの範疇は超えず、触れないほど熱くなったりはしていません

この多機能ハブの価格は2,680円。時折時間・数量限定のタイムセールで15%オフ(2,278円)のセールを行ったり、割引クーポンを発行したりしています。

2,000円台で妥協なしでここまでいいものが買えるとは思っていなかったので、がじぇっとりっぷも満足です。

関連リンク

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