2022年8月1日、MINISFORUMはGeForce RTX 3060/3070を搭載したスリムデスクトップ「NUCXI5」「NUCXI7」の予約を開始しました。
NUCXI5/I7:MINISFORUM
スペック
■ NUCXI5/I7 | |
CPU | Core i7-11800H Core i5-11400H |
---|---|
GPU | GeForce RTX 3070(8GB) GeForce RTX 3060(6GB) |
メモリ | 0~32GB DDR4-3200 |
ストレージ | 0~1TB NVMe SSD |
インターフェース | USB Type-C(TB4)×1 USB 3.0×3 HDMI 2.5GbE 有線LAN SDXC オーディオジャック |
wi-fi | M.2 2230 |
サイズ | 393×236(260)×26(80)mm 括弧内はスタンド込みのサイズ |
特徴
「NUCXI5/I7」はTiger Lake-H+RTX30シリーズという組み合わせということもあり、”ゲーミングノートの下半身を立てたような”という表現がぴったりのデスクトップです。
スリムデスクトップ型と言えばMSI「Creator P100X」シリーズなどがありますが、それでも幅は131mm。
それに対して「NUCXI5/I7」は幅26mm(スタンド部は80mm)とダントツに薄いです。
CPUとGPU
「NUCXI5/I7」のCPUはTiger Lake世代のCore i7-11800HまたはCore i5-11400Hです。
GPUはi7モデルがGeForce RTX 3070、i5モデルがGeForce RTX 3060となっています。
CPUは意外と性能がよく、Core i5-11400HでもPassMarkスコアは16,000オーバー。Core i7-11800HはRyzen 7 5800Hとほぼ同等のスコアをたたき出しています。
dGPUは内容的にモバイル向けGeForceなので、デスクトップ向けよりは性能が低くなります。
特にRTX 3070はデスクトップ向けとの差が大きいですね。
また、モバイル向けGeForce RTX30シリーズはGDP(TDPのグラボ版)が細かく分かれていますが、「NUCXI5/I7」の場合は詳細は公表されていません。
ゲーミングノートではなく一応デスクトップのくくりで冷却にスペースを割けているので、Max-Qではないと思いたいところです。
メモリとストレージ
メモリはSO-DIMM DDR4-3200×2(最大64GB)、ストレージはM.2スロット×2(PCIe Gen4+PCIe Gen3)です。
基本はベアボーン(メモリ・・ストレージなし)で、メモリ・ストレージ込みのモデルも用意されていて、組み合わせは以下のようになっています。
16GB RAM:256GBまたは512GB
32GB RAM:512GBまたは1TB
ストレージはPCIe Gen3と思われ、内部的にはPCIe Gen4対応スロットが空きスロットとなります。
その他
無線LANはM.2 2230スロットが用意されていますが、特に記載がないので空きスロットの可能性が高いです。
日本のユーザー的にはヘタなWi-fiカードが入っているより、後から技適取得済みのWi-fiカードを追加した方がいい訳で、特に問題視するポイントではないでしょう。
有線LANは2.5GbEになっています。
外観
いつもと順番が違いますが、サイズから。
高さは393mm、奥行きは260mmで、幅は26mm。ざっくり17.3インチノートを立てたくらいの大きさです。
正面からだとめちゃくちゃ薄いですね。
めちゃくちゃ薄いのですが、ディスプレイ部もバッテリーもないので、ノートに比べて内部スペースには余裕があるようです。
ちょっと見づらいですが内部イメージです。
ボードサイズのわりに筐体が大きく、下半分にスペースができています。
容量が少なくてもいいのでバッテリーをねじ込んでいれば、瞬電対策とかモバイル可能だとか、使い方に幅が広がったかも。
冷却については背面吸気、3方向排気です。
サイズの画像にもあるように、背面は前面メッシュとなっています。
吸気量が多いこと、太いヒートパイプが使われていること、厚めのファンが使われていることなどから、騒音についてはノートより小さいんじゃないかなぁ(願望)。
インターフェースです。
ここで気になるのが映像出力の少なさ。
HDMIとThunderbolt4からしか映像出力ができません。
せっかく強力なdGPUを搭載しているのだから、もう1ポートくらい用意してもよかったんじゃないかなぁと。
モノが面白いだけに、この点はかなり残念です。
パッケージは本体と電源アダプタ、説明書とシンプルです。
まとめ
「NUCXI5/I7」の価格は以下の通り。だいたい18~20%オフです。
i5-11400H / RTX3060 | i7-11800H / RTX3070 | |
---|---|---|
ベアボーン | 141,890円115,590円 | 173,890円142,590円 |
16GB / 256GB | 158,890円129.590円 | 189,890円156,590円 |
16GB / 512GB | 163,890円133,590円 | 194,890円159,620円 |
32GB / 512GB | 172,890円142,590円 | 204,890円165,590円 |
32GB / 1TB | 181,990円149,620円 | 213,650円175,590円 |
ベアボーンながらCore i5-11400H/RTX 3060で115,590円から、Core i7-11800H/RTX 3070が142,590円からってのは割とお安いかと。
セール時のゲーミングノートと比べてはいけません。
文字通りデスクトップ(机上)に置いても邪魔になりませんし、がじぇっとりっぷのようにゲーミングノートをPCスタンドに立てて使っている人からすれば、かなり興味をそそられるわけで。
これはこれでアリだなと思わせる一台です。
あとはせめてハブなしでトリプルディスプレイができたらなぁ…
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