2022年12月27日、LenovoはAMD Ryzen 5X25シリーズを搭載した14/15.6インチノート「ThinkBook 14/15 Gen4 AMD」を発表、発売しました。
スペック
■ ThinkBook14/15 Gen4 AMD | |
CPU | Ryzen 7 5825U Ryzen 5 5625U |
---|---|
メモリ | 8~16GB DDR4-3200 |
ストレージ | 256GB~1TB NVMe SSD |
画面 | 14.0インチ IPS FHD |
インターフェース | USB Type-C(Gen2)×2 USB 3.2 Gen1×2 HDMI 1GbE 有線LAN SDXC オーディオジャック |
wi-fi | Wi-fi 6E+BT5.1 |
バッテリー | 45WHr |
サイズ | 323×218×17.9mm (14″) 357×235×18.9mm (15.6″) |
重さ | 1.4kg (14″) 1.7kg (15.6″) |
特徴
「ThinkBook 14/15 Gen4 AMD」は「ThinkBook 14/15 Gen3 AMD」の後継に当たります。
内容的にはCPUがZen2からZen3なったことが大きく、他も細かくアップデートされていますが、筐体は変わりないようです。
CPU
「ThinkBook 14/15 Gen4 AMD」のCPUはZen3アーキテクチャのRyzen 7 5825UおよびRyzen 5 5625Uです。
スペック表にはRyzen 3 5425Uもありますが、カスタマイズでも選ぶことはできません。
Ryzen 5X25シリーズは2022年のCESで、Ryzen 6000シリーズと同時にRyzen 5000 Refresh(コードネーム:Barcelo)として発表されました。
同じZen3アーキテクチャのRyzen 7 5800UおよびRyzen 5 5600Uは採用機種がいまいち増えず、Ryzen 5X25シリーズでようやくZen3への移行が進んでいます。
性能面ではRyzen 7 5700U/Ryzen 5 5500Uよりは高いものの、Ryzen 7 5800U/Ryzen 5 5600Uよりは低いスコアに。
これはL1/L2キャッシュが半減しているのが主な要因と思われます。
グラフィックについてはあまりデータがないのですが、Ryzen 5での比較を見た感じだとアーキテクチャは同じVegaながら多少は向上しているようです。
メモリとストレージ
メモリはオンボード8GB DDR4-3200、モデルによって空きスロットに8GBが入ります。
ストレージは256GBから1TBの M.2 NVMe SSD。Ryzen 5モデルが256GBまたは512GB、Ryzen 7モデルが1TBです。
モデルによってはGen4 SSDとされています。
内部を見ると「ThinkBook 14」が2280+2240、「ThinkBook 15」が2280+2280のデュアルストレージができるようです。
その他
無線LANはWi-fi 6E(802.11ax)対応。”6E”と明記されているので、6GHz帯も使えるようですが、ルーター側も対応している必要があります。Bluetoothは5.1です。
バッテリーは3セル45WHr。稼働時間は8.7~11時間です。
充電時間は電源オフ時で2.8時間です。
カメラは720pと1080pが混在しているので、購入時に確認が必要です。
外観
外観はこれまでの「ThinkBook」から変わりありません。
ディスプレイは14.0インチまたは15.6インチのFHD(1920×1080)で、IPS液晶です。
色域は45% NTSC、輝度は300nitと安めのものですが、IPSです。
…いつになったらアスペクト比16:10になるんでしょうね?
2.USB 3.2 Gen1
3.イーサネットコネクター(RJ-45)
4.セキュリティキーホール
6.USB 3.2 Gen 2 Type-C
7.HDMI
8.USB 3.2 Gen1
9.オーディオジャック
Ryzen 5000シリーズに当たるので、インターフェースにはThundebolt4/USB4はありません。
とはいえUSBは合計4ポート。フルサイズSDカードリーダーもあり、拡張性は十分です。
キーボードはIdeaPad系。
開口角は180度。フラットまで開けます。
天面はツートーン。底面は広めの吸気口が開いています。
まとめ
「ThinkBook 14 Gen4 AMD」の価格は77,880円から、「ThinkBook 15 Gen4 AMD」は76,560円からとなります。
最安が固定スペックではなくカスタマイズモデルなので、メモリを16GBにしても8万円台です。
さらにRyzen 7/16GBにしても9万円台で収まるという。
Ryzen 7機は結構高めになることが多いので、この構成で10万円を切るのは素晴らしいですね。
なにせ、個人事業主であれば消耗品費として経費計上できます。
現在のPC価格上昇の状況を考えると、コロナ禍後・ウクライナ侵攻後世代の高コスパ機と言えるでしょう。
6コアのRyzen 5と8コアのRyzen 7ではトータルの性能が全然違うので、画像編集など重めの作業を予定しているのなら、できればRyzen 7にしておきたいところです。
コメント