【レビュー】 BLUETTI T200S&PV200:家でも外でも急速充電、大容量アダプタ&ソーラーパネル

レビュー

がじぇっとりっぷでは先日ポータブル電源のBLUETTI「EB55」をレビューしました。

【レビュー】BLUETTI EB55:高出力・高速充電に対応した、シンプル操作のポータブル電源

その時のBadPointに電源アダプタが90Wであることを書いたわけですが、追加レビューということで200Wの「T200S」と、200Wソーラーパネルの「PV200」についてもレビューさせていただけることとなりました。
片方の試用記事は見かけますが、両方を使ったレビュー記事はほとんどないので、実際にどのくらいまで出来るのか見てみたいと思います。

機材を提供いただいたBLUETTI様にはこの場をお借りして御礼申し上げます。

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BLUETTI EB55

■ BLUETTI EB55
容量537WHr
定格出力700W(ピーク1400W)
出力ポートAC×4、USB-A×4、USB-C×1
シガーソケット、ワイヤレス充電、5521出力
充電方法AC(コンセント)充電(最大200W)
PV(太陽光)充電(最大200W)
充電時間最短2時間(デュアル充電時)
充電回数2500回
電源アダプタ90W
サイズ278×200×198mm
重さ7.5kg

まずは先におさらい。「EB55」は容量537WHrのポータブル電源で、コンセントからのAC充電は最大200W、ソーラー充電は最大200W。同時入力もできて最大400W(200W+200W)の入力に対応しています。

「表記容量×放電深度×インバータ変換効率」であらわされる実使用可能容量は435WHrです。

BLUETTI T200S

「T200S」は200W出力に対応した大型の電源アダプタです。
付属電源と併用できるように、XT60変換コネクタが付属しています。

アダプタの前後には吸気口とファン。

出力は25.2V/8Aとされています。

付属電源との大きさ比較。

BLUETTI PV200

続いては200W出力のソーラーパネル「PV200」です。
「PV200」のセル変換効率は23.4%。市販のソーラーパネルは大半が22~24%(たまに17%とかの旧世代品もある)なので、数値としては悪くない方です。

変換効率にはセル変換効率とモジュール変換効率があります。
セル変換効率はそのまま、セル1枚当たりの効率で、モジュール変換効率は太陽光パネルの1平方メートルあたりの変換効率を表します。
モジュール変換効率はセル連結時のロスや、セル間のすき間(非発電領域)も面積としてカウントされるので、セル変換効率より数%低くなります。
が、公開しているのは大面積となる住宅用パネルが中心で、ポータブルソーラーパネルではあまり公開されていません。

大きさは63×59cm。ギリギリ机の下に立てて置けるくらいのサイズ感です。

ハンドルは樹脂製。
旧モデルはナイロン紐+樹脂だったので、耐久性が向上しています。

背面にはケーブルバッグ。
また、スタンドは折りたたみ式で、40、45、50度の3段階に角度を変えられます

ケーブルはMC4コネクタのみ
USB端子の一つもあれば使い勝手は向上するのでしょうが、それをするとIP65防水等級という高い防水能力が維持できません。

アウトドアやフィールドワークなど世界中のあらゆる地点で使用されることを想定すると、こうせざるを得なかったのでしょう。

MC4コネクタはソーラーでは一般的なコネクタで、こんな感じでプラスとマイナスの2本セットで使います。

がじぇっとりっぷはこんな感じでMC4-XT60変換ケーブルごと収納しています。

使ってみた

まずは「T200S」から見てみます。

単独で192Wまで出ました。満充電まではおおよそ2時間30分かからないくらいです。

「EB55」付属電源を併用すると265Wに。充電時間も2時間を切りました。
これだけでも緊急時の実用速度と言えますね。

続いては「PV200」です。
ソーラーパネルなので天候や太陽の高さに左右されます。

まずは最適な条件に近いところから。
快晴の午後2時過ぎ、はぐれ雲がぽつぽつと浮かんでいますが、日光を遮る要素はありません。

こんな感じで影もくっきりと出ているくらいの強さです。

この時の発電量は143W。
4月の太陽でこれなので、夏になれば160~170Wくらい行くかもしれません。

続いては「T200S」との併用。

345Wで充電しています。ここまで出せるポータブル電源は、そう多くはありません
このペースで継続できれば、満充電まで1.5~1.6時間に短縮できそうです。

続いては、パネルを寝かせてみます(コントラストが低くなっていますが、曇ったわけではありません)。
実はこの日は風が強く、立てていたパネルがひっくり返りました。
そういう状況だとパネルは強く固定するか、寝かせるしかありません。

発電量は105Wまで減少。
とはいっても7割以上はキープできていますし、付属電源よりも高出力なので実用の範囲内と言えるでしょう。

最後に、日を変えて曇りの日の午後4時に検証。

暗いわけではありませんが、影もぼんやりとしています。

発電量はわずか9W。
思った以上に厳しい結果となりました。

まとめ

「EB55」付属の電源アダプタでは満充電に約6時間かかりましたが、「T200S」や「PV200」を組み合わせることで2時間以下に短縮することができました。
このくらいであれば台風通過後の局所的停電などでは、“非停電区域で充電して戻ってくる”という使い方も現実的なものとなります

ソーラーパネルは少々かさばりはしますが、災害時でも電気を確保できるというのはとても安心感があります。
またアウトドアでも1日で満充電できるだけの出力が出せるので、雨に降られなければ活動可能期間の長期化もできるでしょう。

惜しむらくはソーラーパネル×2枚に対応していない点。
デュアルソーラーで2時間弱で充電できるなら、アウトドアでも1日2回空っぽにするくらいの電力が使えたのになぁと。そこはちょっと残念です。

まぁそれをしたければ上位のACシリーズを使おうって話になるのでしょうね。

2023年4月16日(日)まで公式ストアで「桜まつり」キャンペーンが開催されています。
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