2023年7月27日、XiaomiはSnapdragon 870を搭載した11インチタブレット「Pad 6」を発売しました。
スペック
■ Xiaomi Pad 6 | |
CPU | Snapdragon 870 |
---|---|
メモリ | 6~8GB LPDDR5 |
ストレージ | 128GB UFS3.1 |
画面 | 11インチ IPS 2880×1600(144Hz) |
インターフェース | USB Type-C(Gen1)×1 microSD オーディオジャック |
カメラ | 前:800万画素 後:1300万画素 |
wi-fi | 802.11ax+BT5.2 |
バッテリー | 8,840mAh |
サイズ | 165.18×253.95×6.51mm |
重さ | 490g |
特徴
「Pad 6」は2021年10月に発売された「Pad 5」の後継モデルです。
中身は正統後継と言え、完全上位互換と言って差し支えないくらいの内容となっています。
SoC
「Pad 6」のSoC(CPU)はSnapdragon 870。
ここはSnapdragon 8+ Gen1くらい来てほしかったところですが、「Pad 5」のSnapdragon 860から1世代進めるにとどまりました。
なお、Snapdragon 8+ Gen1は「Pad 6 Pro」に搭載されています(ただし、日本で発売される気配は薄い)。
性能面では旧機種比でざっくりと25%アップ。
Snapdragon 8+ Gen1であれば80%アップだったのですが、まぁ25%でも十分と言えば十分です。
グラフィックも強めで、原神だと画質”最高”で40fps以上キープ、画質”高”なら大体の場面で60fpsとなります。
メモリとストレージ
メモリは6GBまたは8GBのLPDDR5。ストレージは128GB UFS 3.1です。
ハイエンドなのになんで6GBしかないの?という声もこれで解消です。
なお6GBモデルはXiaomi公式サイト、amazon.co.jp、楽天市場のみの取り扱いとなります。
その他
無線LANはWi-fi 6(802.11ax)対応。
バッテリーは8840mAhで、33Wの急速充電に対応します。
11インチクラスながら、重さ490gと500gを下回ったのもポイントですね。
インターフェースはUSB3.1 Gen1に。
XiaomiはUSB2.0派で、「Pad 5 Pro」で初めてUSB3.1 Gen1を導入していて、2機種目ということになります。
USB3.1 Gen1になったことで、映像出力に対応しました。
比較
「Pad 5」との違いをざっとまとめると以下の通り。
バッテリー容量とかは増えているのに、わずかですがサイズが小さくなり(厚さは0.3mmも減ってる)、軽くなっています。
モデル | Pad 6 | Pad 5 |
---|---|---|
SoC | Snapdragon 870 | Snapdragon 860 |
メモリ | 6 / 8GB LPDDR5 | 6GB LPDDR4X |
ストレージ | 128GB UFS3.1 | 128 / 256GB UFS3.1 |
OS | MIUI14 (Android13) | MIUI12.5 (Android11) |
画面 | 11インチ 2880×1800 144Hz、550nits | 11インチ 2560×1600 120Hz、500nits |
USB | USB3.1 Gen1 映像出力対応 | USB2.0 |
Wi-fi / BT | Wi-fi 6、BT5.2 | Wi-fi 5、BT5.0 |
バッテリー | 8,840mAh | 8,720mAh |
サイズ | 165.18×253.95×6.51mm | 166.25×254.69×6.85mm |
重さ | 490g | 511g |
外観
全体です。
カラーは3色(グラビティグレー、シャンパンゴールド、ミストブルー)。
画面は高精細化して、2.5K→2.8Kに。リフレッシュレートも120Hz→144Hzと高速化しています。
また、7段階の可変リフレッシュレートを採用し、電池の持ちにも影響しています。
カメラは「Pad 5」と同じフロント800万画素、リア1300万画素ですが、新たに1080p 60fpsの動画撮影に対応しました。
4Kは変わらず30fpsまでです。
OSもバージョンが上がったことで、マルチウィンドウやアプリ間のドラッグアンドドロップなど、便利機能が増えています。
アクセサリーとして、専用キーボードとスマートペンが用意されています。
キーボードは背面ロゴ左の3つの〇で物理接続する仕組みです。
まさかこんなところにピンを持ってくるとは…
まとめ
「Pad 6」の価格は6GBモデルが49,800円、8GBモデルが59,800円。
SoCが旧世代とは言え、あれこれ進化しているのに「Pad 5」の値上げ前水準の価格なんですよね。よく今の情勢でこの価格できたなぁ。そして「Pad 5」は在庫処分できるんだろうか…
お手頃価格のハイエンドタブレットは種類がとても少なく、4万円台となるとHUAWEI 「MatePad 11」(これも2021年)しかなかった状況だったので、「Pad 6」はほぼ確実に人気機種となるでしょう。
あとは、ペン(14,800円)とキーボード(13,800円)がもう少し安かったら良かったんだけどなぁ…
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