2023年9月13日、ミニPCメーカーのGEEKOMはRyzen 7 5800Hを搭載したミニPC「A5」を公式ストア(日本語)で発売しました。
スペック

■ GEEKOM A5 | |
CPU | Ryzen 7 5800H |
---|---|
メモリ | 32GB DDR4-3200 |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
インターフェース | USB Type-C(Gen2)×2 USB3.2 Gen2×3 USB2.0×1 HDMI 2.0b×2 2.5GbE 有線LAN SDXCカードリーダー オーディオジャック |
wi-fi | Wi-fi 6+BT5.2 |
サイズ | 117×112×49.2mm |
重さ | 652g |
クーポンコード:GadgetripA5 (Amazon/公式ストア共通)
クーポン内容:4%オフ(Amazon)、6,000円オフ(公式ストア)
クーポン期限:2023年11月30日
特徴
GEEKOMは台湾のミニPCメーカーです。
もともとはコンピューター製品の研究・開発(R&D)を手掛ける企業でしたが2021年に方針転換、ミニPCに注力し始めました。
がじぇっとりっぷでも2世代前に当たる「MINI IT11」をレビューしています。

紹介する「A5」は、「MINI IT13」とほぼ同時に発売され、筐体にも共通点が多いものとなっています。

CPU
「A5」のCPUはRyzen 7 5800Hを搭載します。
Zen3アーキテクチャにグラフィックは旧世代のVegaアーキテクチャを搭載するCPUで、数年前はミドル~ハイエンドゲーミングノートの主流でした。
ここ最近では割安な高性能ミニPCによく搭載されています。
CPU性能はPassMarkスコアが21,000強。
現在基準ではミドルハイクラス程度の位置づけになりますが、非ゲーム用途であれば現在でも十分に通用します。
メモリとストレージ
メモリは32GB(16GB×2)のDDR4-3200。
ストレージは512GBのM.2 Gen3 SSDです。M.2スロット自体がPCIe Gen3接続なので、Gen4 SSDに換装しても3,500MB/s程度となります。
内部的には2.5インチとのデュアルストレージとなっています。
その他
無線LANはWi-fi 6(802.11ax)対応、Bluetoothはv5.2。Wi-fi 6Eは非対応と思われます。
有線LANは2.5GbE。
電源アダプタは19V/6.32A(=120W)なので、結構余裕がありそう。
外観
本体です。
20周年記念モデルなので、ピンクカラーです。
桜色の日本限定モデルかと思いきや、普通にグローバルで販売されています。
インターフェースです。
配置は「MINI IT13」と同じなので、おそらく金型を共通化しているのだと思われます。
Type-CはUSB4ではなくUSB3.2 Gen2。これはCPU的に仕方がないところですが、Gen2にしているところは好感が持てます。Type-AもGen2なので、USB3.2 Gen2が計5ポートと多いのもポイントですね。
他のミニPCにない要素としては側面のSDXCカードリーダーでしょうか。
内部イメージ。
筐体はメタルフレームで囲われていて、強度の確保とEMI対策になっています。
内部イメージその2。
換装の場合は下部からアクセスします。
パッケージです。
VESAマウンタの方が大きいくらいですね。
まとめ
「A5」は公式ストアで販売中。日本語サイトも用意されていて、価格は59,600円。
他メーカーのRyzen 7 5800H搭載ミニPCは5万円弱。メモリ16GBだと4.5万円程度もあるのでやや高めと言えます。
10月7日追記:Amazonでも販売開始しました。クーポン込み59,800円です。付与ポイントを考えると、Amazonの方が実質価格が低くなります。
他社の安価な製品と比べての「A5」の優位点は2.5GbEとType-Cが2ポートあってクアッドディスプレイができる点くらいなので、ワイヤレスでせいぜいデュアルディスプレイなほとんどのユーザーからすればメリットとは言えません。
カラーもMINISFORUM「UM773SE」くらいに桜柄であればそれだけで選ぶ理由にもなるのですが…
逆に言えば、株・為替などマルチディスプレイを必要とする環境であれば、5万円台で4画面を賄えるわけで。
使い方次第では良コスパ製品になりそうです。
クーポンコード:GadgetripA5 (Amazon/公式ストア共通)
クーポン内容:4%オフ(Amazon)、6,000円オフ(公式ストア)
クーポン期限:2023年11月30日
関連リンク
A5 製品ページ:GEEKOM
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