2023年10月8日、GZBOXはRyzen 7 7840HSを搭載したミニPC「FA780」をAmazonで発売しました。
スペック
■ FA780 | |
CPU | Ryzen 7 7840HS |
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メモリ | 0~64GB DDR5-5600 |
ストレージ | 0GB~2TB NVMe SSD |
インターフェース | USB Type-C(TB4)×1 USB3.2 Gen2×3 USB2.0×1 HDMI 2.1×2 2.5GbE 有線LAN オーディオジャック |
wi-fi | Wi-fi 6E+BT5.2 |
サイズ | 126×112×44mm |
重さ | 1.3kg |
特徴
GZBOXはあまり名前を聞きませんが、AmazonではいくつかのミニPCを販売してます。
Amazonのストアフロントページを見ると、どこかで見たようなことのあるミニPCが並んでいるので、BTOショップくらいの位置づけでしょうか。
「FA780」も調べていくと、FEVMというメーカーの製品となるようです。
参考 FEVM Launches the New FA780 Mini PC with AMD Ryzen 7 7840HS and USB4 Starting at $350:Minixpc.com
Amazonでの販売元はwuhan hu lang ke ji co.ltd。
法人情報を見ると2023年09月20日に法人番号を取得しています。
随分最近の話ですが、それまでは法人格なしで販売していたってこと…?
参考 wuhan hu lang ke ji co.ltd:全国法人データバンク
CPU
「FA780」のCPUはRyzen 7040シリーズとなるRyzen 7 7840HS。
最新となるZen4+RDNA3アーキテクチャで構成されたCPUです。
CPU性能はPassMarkスコアが30,000弱。Core i7-13700H以上Core i9-13900Hという優秀なスコアを収めています。
グラフィック性能はCPU内臓グラフィックとしてはダントツで、GeForce GTX 1650をサクっと上回っています。
…そういえば最近はGTX 1650搭載ノートが減って、代わりにRTX 3050搭載ノートが増えてますね。つまりはそういうことなんだろうなぁ…
メモリとストレージ
メモリは0GB~64GBのDDR5-5600。内部は2スロットです。
ストレージは0GB~2TBのM.2 Gen4 SSD(2280サイズ)。内部は1スロットのようです。
0GB/0GBの構成はベアボーン扱いで、Windowsライセンスが付属しません。メモリ・ストレージ内蔵モデルはすべてWindows 11 Proとなっています。
その他
無線LANはWi-fi 6E(802.11ax)対応、Bluetoothはv5.2です。
有線LANは2.5GbE。チップ型番は不明です。
外観
本体全景。
どっちかというと工業系風のデザインです。
前面と天面から吸気し、後方に排気する形のようです。
背面はこんな感じ。
インターフェースはフロントにUSB4、背面はデュアルHDMIと2.5GbE。
ハイエンド系のミニPCとしては標準的な感じです。
まとめ
「FA780」の価格はベアボーン(0GB/0GB/OSなし)で59,999円、最低構成(8GB/128GB/Windows 11 Pro)で63,999円。
Ryzen 7 7840HS搭載ミニPCは安くて8万円台、多くは9~10万円前後なので、ダントツの安さです。
いや、「FA780」もメモリ32GBとかにすれば8万円前後となるので、相場から極端に安いわけではないのですが、安い構成が用意されているというのは重要です。
まぁ、DDR5-5600はメモリが結構高価(記事執筆時点相場は16GB×2で1.6万円~)ですし、最初から32GB/1TBくらいを選んだほうがトータルでは安く済むんですけど(メモリ・ストレージがどのメーカーになるかが分かりませんが)。
購入者が少ないので評価もほとんどない製品ですが、一応モノは届くようですし、人柱として試す勇気があるならお得な製品と言えそうです。
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