2024年5月15日、ミニPCメーカーのGEEKOMは、Ryzen 9 8945HS/Ryzen 7 8845HSを搭載したミニPC「NUC A8」を発売しました。
また「A8」から遅れること約3週間、6月5日には同CPUを搭載したミニPC「NUC AE8」を発売しました。
スペック
![](https://gadgetrip.jp/wp-content/uploads/2024/06/20240608_geekom_ae8_spec.jpg)
■ NUC A8/AE8 | |
CPU | Ryzen 9 8945HS Ryzen 7 8845HS |
---|---|
メモリ | 32GB DDR5-5600 |
ストレージ | 512GB~2TB Gen4 NVMe SSD |
インターフェース | USB Type-C(TB4)×1 USB Type-C(Gen2)×1 USB 3.2 Gen2×2 USB 3.0×1 USB 2.0×1 HDMI 2.0×2 2.5GbE 有線LAN SDカードスロット オーディオジャック |
wi-fi | Wi-fi 6E+BT5.2 |
サイズ | 112.4×112.4×37mm (A8) 117×112×49.2mm (AE8) |
重さ | 1.3kg |
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特徴
「NUC A8」はがじぇっとりっぷでもレビューした「NUC A7」の後継機種に当たります。
![](https://gadgetrip.jp/wp-content/uploads/2024/04/geekom_a7_eyecatch-160x107.jpg)
「NUC AE8」は、Mac miniテイストだった「NUC A8」とは違い、おそらくボードは「A8」と同じで「NUC MINI IT13」のようなIntel NUC風デザインを採用した姉妹品となります。
![](https://gadgetrip.jp/wp-content/uploads/2023/10/geekom_mini_it13_eyecatch-160x107.jpg)
CPU
「NUC A8/AE8」のCPUはRyzen 8045HSシリーズからRyzen 9 8945HSまたはRyzen 7 8845HS。
![](https://gadgetrip.jp/wp-content/uploads/2024/02/20240210_amd_8000_eyecatch-160x107.jpg)
Ryzen 8000シリーズは2023年12月に発表されたCPUですが、CPUおよびGPUアーキテクチャはRyzen 7040シリーズと同じZen4+RDNA3となっています。
Ryzen 8045HSシリーズはRyzen 7040HSシリーズとほぼ同じ内容で、違いといえるのはNPU(XDNA)が強化された点だけです。
Ryzen 9 8945HSとRyzen 7 8845HSは同じ8コア16スレッド、同じAMD 780Mグラフィックということで、動作周波数の差くらいの性能差となります。
どちらもCPUとグラフィックの性能が高く、両方の性能で対抗できるのはCore Ultra 9 185Hくらいです。
メモリとストレージ
メモリは32GB DDR5-5600。SO-DIMM×2スロットで最大96GBまで換装できます。
ストレージはちょっと違っていて、「A8」が1TBまたは2TB、「AE8」が512GBまたは1TB。いずれもM.2 Gen4 SSDです。
その他
無線LANはWi-fi 6E。
実はここだけ差があって、「A8」はBT5.2なAW-XB591NF、「AE8」はBT5.4なAW-EB600NFを搭載しています。
有線LANは2.5GbE。チップは両モデルともRTL8125BG-CGです。
電源は19V 120W。「A7」での付属品を考えると、コンパクトな電源アダプタが付属するでしょう。
外観
「A8」の本体です。
背面だけ黒で、Mac miniを彷彿とさせるデザインです。
「AE8」の本体。
見た目はIntel NUCのような、フロントに枠のあるデザイン。「NUC MINI IT13」や「A5」の色違いです。
インターフェースが「A8」と全く同じであることも確認できます。
シルバーカラーなので「A8」と同じくアルミ筐体になったのかと思いましたが、横からの画像を見る限り、「NUC MINI IT13」や「A5」と同じく樹脂筐体+メタルフレームのようです。
インターフェース。
背面のType-CはデュアルUSB4ではなく、USB4+USB3.2 Gen2の組み合わせ。
一応Ryzenも内部的にはデュアルUSB4に対応しているんですけどね…いつかは実現してくれることを期待します。
内部イメージ。
ストレージは実はM.2 2280 Gen4 SSD+M.2 2242 SATAのデュアルSSDが可能。今どきM.2 2242 SATAは珍しいので、製品ページ内でも特に言及はされていませんし、仕様表にすら書かれていません。
ついでに言うと、「NUC MINI IT13」や「A5」では2.5インチ SATAにも対応していてトリプルストレージができるのですが、「AE8」では書かれていません。
もしかするとSATAケーブルが入っていないのかも。
冷却はIceBlast 1.5と名付けられた廃熱システムが使われています。
低騒音と高い空気流量が謳い文句なだけあり、「A7」でもかなり静かでかつ排熱風量が結構ありました。
まとめ
「A8」の価格は102,900円から。「AE4」の価格は94,900円から。
この価格差は、前述の通りほぼストレージの差(とWi-fiの差)といえます。
性能的にはどちらも同じと考えてよく、強いて言うなら「A8」はメタルフレームがない分、数mmだけコンパクト(あと高さが低い)というのはあります。
かといってどちらが正解とかではないので、完全にデザインの好みで選ぶしかありません。
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