[比較表] 格安4Kテレビ18モデルを比較してみたら東芝無双でした

そろそろテレビの買い替え時期ということもあり格安4Kテレビを調べていたのですが、意外なことに格安4Kテレビの比較というものがなかったので作成してみました。

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比較表

順番は発売日順で並べています。同じメーカーで発売日が違うものは、早い発売日でくくっています。

モデル名 ブランド インチ数 価格 発売日 HDR 製造メーカー メインボード パネル 特徴 応答速度(GtoG) 輝度 コントラスト比 スピーカー 消費電力 年間消費電力 高さ 奥行き 重量
HJ50K323U ハイセンス 50インチ 58980円 2016/07/01 × 自社? 自社? 不明 生産終了
4Kアプコン
残像ひどい
8ms 不明 4000:1 10W+10W 140W 113kWh/年 1124mm 702mm 247mm 13.5kg
HJ50N3000 ハイセンス 50インチ 58800円 2017/05/26 × 自社? 自社? VA 無線LAN(2.4GHz) 8ms 不明 4000:1 10W+10W 150W 115kWh/年 1129mm 719mm 256mm 13.6kg
LE-5070TS4K-BK ドンキ(第3弾) 50インチ 54800円 2018/02 × 不明 東芝 不明 不明 400cd/m2 5000:1 10W+10W 142W 135kWh/年 1125mm 705mm 244mm 11.92kg
LE-5001TS4KH ドンキ(第4弾) 50インチ 54800円 2018/05/01予約開始 HDR10 不明 東芝 不明 9.5ms 500±10%cd/m2 5000:1 10W+10W 164W 135kWh/年 1125mm 705mm 244mm 11.92kg
LE-5501TS4KH ドンキ(第4弾) 55インチ 64800円 2018/05/01予約開始 HDR10 不明 東芝 不明 不明 450±10%cd/m2 6000:1 10W+10W 175W 171kWh/年 1240mm 771mm 244mm 13.4kg
LE-6001TS4KH ドンキ(第4弾) 60インチ 89800円 2018/05/01予約開始 HDR10 不明 東芝 不明 不明 300±10%cd/m2 3000:1 10W+10W 193W 183kWh/年 1372mm 860mm 305mm 17.88kg
JU49SK03 maxzen 49インチ 53800円 2018/03/01 × 不明 ソシオネクスト? LG社?IPS 前面スピーカー
1000日保証
HDMI x 4、USB x2
9ms 360cd/m2 1100:1 10W+10W 106W 170kWh/年 1104.2mm 726.2mm 245.2mm 11.8kg
JU55SK03 maxzen 55インチ 64800円 2018/03/01 × 不明 ソシオネクスト? LG社?IPS 前面スピーカー
1000日保証
HDMI x 4、USB x2
9ms 340cd/m2 1100:1 10W+10W 144W 202kWh/年 1242.9mm 802.8mm 245.1mm 14.32kg
ECC-TU49R3 ノジマ 49インチ 53800円 2018/03 HDR10 不明 東芝 RGBパネル 8.5mm 280cd/m2 4000:1 8W+8W 145W 157kWh/年 1105mm 702mm 196mm 9.6kg
ECC-TU55R3 ノジマ 55インチ 69800円 2018/03 HDR10 不明 東芝 RGBパネル 6.5mm 300cd/m2 5000:1 8W+8W 155W 185kWh/年 1241mm 759mm 241mm 13.5kg
SDU551-B1 SANSUI 55インチ 64980円
セール時59980円
2018/04/01 × 不明 東芝 不明 和紙素材スピーカー 不明 不明 不明 8W+8W 155W 185kWh/年 1241mm 759mm 241mm 14.4kg
55UDV800R オプトスタイル 55インチ 55370円 2018/04/27 HDR10 不明 東芝 CSOT社 MT5461D01-1? アルミキャビネットスピーカー 不明 不明 不明 10W+10W 不明 185kWh/年 1241mm 759mm 241mm 14.6kg
GH-TV49B-BK ゲオ(GH) 49インチ 49800円 2018/04/28 HDR10 グリーンハウス社製 東芝 IPS 2000台限定
VESA 400x200mm
9ms 420cd/m2 1100:1 10W+10W 135W 122kWh/年 1105mm 695mm 290mm 12.8kg
LE-43UHD100 ゲオ(EAST) 43インチ 43800円 2018/04/28 × アズマ社製 東芝?ソシオネクスト? LG社IPS 2400台限定 8.5ms 250cd/m2 1200:1 10W+10W 96W 89kWh/年 966mm 615mm 212mm 8.5kg
LE-50UHD100 ゲオ(EAST) 49インチ 49800円 2018/04/28 × アズマ社製 東芝?ソシオネクスト? CHIMEI社VA 2100台限定 不明 不明 不明 10W+10W 125W 不明 1132mm 716mm 255mm 不明
MTH-50WX4K Mr,MAX 50インチ 49780円 2018/05/11予約開始 × maxzenぽい ソシオネクスト? 不明 3000台限定
HDMI x4、USB x2
9.5ms 不明 5000:1 10W+10W 135W 175kWh/年 1130mm 727mm 296mm 12kg
MTH-65WX4K Mr,MAX 65インチ 89780円 2018/05/11予約開始 × maxzenぽい ソシオネクスト? 不明 1000台限定
HDMI x4、USB x2
8ms 不明 1200:1 10W+10W 210W 273kWh/年 1467mm 911mm 284mm 22kg
GH-TV55C-BK Mr.MAX 55インチ 59780円 2018/05/11予約開始 HDR10 グリーンハウス社製 東芝 VA 1000台限定 6.5ms 360cd/m2 4500:1 10W+10W 186W 164kWh/年 1250mm 780mm 315mm 16.1kg

注意事項

新規に発売される格安4KテレビにはHDR(High Dynamic Range)対応を歌っているものが増えています。

HDRに対応しているとどうなるかというと、表現できる明るさの幅が広がります。今までだと逆光で白飛びしていた部分や、影で黒つぶれしていた部分の描写ができるようになります。
暗い室内でのシーンなんかだと効果がよく分かります。

仕様についてもうちょっと具体的に述べると、従来では映像信号上、0.05~100 cd/m2までの幅だったものが0.0005~10000 cd/m2まで広がります。
実際のHDRロゴ認証では「ピーク輝度が1000 cd/m2以上、黒レベル0.05 cd/m2以下」または「ピーク輝度が540 cd/m2以上で黒レベルが0.0005 cd/m2以下」と定められおり、認証をクリアすると下のロゴを表示できるようになります。

なので、実のところ、格安4KのHDRはなんちゃってHDRというか、自称HDRなので、各製品ページを見るとHDRのロゴっぽいのは自前のものだったりします。
それでも、HDR以前のパネルよりは輝度もコントラスト比も広がっているので、綺麗に見えますが。

また、格安4Kの対応する「HDR10」はUltra HD Blu-rayが採用する方式であり、放送用のHLG(Hybrid Log-Gamma/ハイブリッド・ログ・ガンマ)方式には対応していません。

HLGにアップデート対応する可能性もありますが、格安系のサポート体制を鑑みるに、アップデート対応したらラッキー程度に考えておくべきでしょう。

大手メーカーであればほぼHLGに対応するので、購入する際には将来的な画質も考慮する必要があります。

それ以前に、HLGは現時点では4K/8K放送ははBS/CS放送およびIP放送の話となります(地デジは当分4K化することはありません)。なので、BS/CSを見ないという人はあまり気にしなくていいポイントです。

各社特徴

まず各社特徴に入る前に、7割方のモデルで共通する、東芝のメインボードについて述べておきます。

実のところ、ボードを東芝製と明言しているしているのはオプトスタイルくらいで、他は日本メーカー製とかぼかして公表はしていません。
しかし、インターデースが特徴的なこと(HDMI3のみがHDMI2.0対応とかLANがデータ放送受信オンリーとか)、マニュアル等で見るインターフェースの並びも全く同じことから、東芝と断定して記載しています。

上記画像が東芝ボードに共通するインターフェースの並びとなります。

ハイセンス

2017年11月にREGZAを手掛ける東芝映像ソリューションを買収したことで話題になった企業です。買収完了は2018年2月なので、今回掲載しているモデルはそれ以前の、ハイセンスが開発したモデルとなります。

そのため、他の格安4Kとはインターフェースが違ったり、無線LANを搭載したりと、格安4Kというよりは通常の4Kテレビのエントリーも出るという位置づけでしょう。

インターフェースは東芝ボードと全く違うことが分かります。

REGZAの買収で今後、”ジェネリックREGZA”でなく”格安REGZA”が登場することが期待されます。

50V型 HJ50N3000

ドン・キホーテ

格安4Kというジャンルを生み出したのがドン・キホーテです。毎回数千台ずつの限定で販売し、現在は第4弾となっています。
第3弾までの販売数は発表では累計2万台となっています。

第3弾までは50インチでの展開だったものを、50インチ、55インチ、60インチの3モデルに増やし、HDR10にも対応しました。
公表されている数値上は、格安4Kの中でも上位の輝度とコントラスト比を誇っています。

ドン・キホーテの4KTVはとにかくどのレビューでも音が悪いと書かれており、その辺りが第4弾で改善されたかが注目ポイントになります。

情熱価格PLUS HDR対応 50V型 ULTRAHD TV 4K液晶テレビ
情熱価格PLUS HDR対応 55V型 ULTRAHD TV 4K液晶テレビ
情熱価格PLUS HDR対応 60V型 ULTRAHD TV 4K液晶テレビ

maxzen

PREMOA(プレモア)

maxzenは、2004年に創業した株式会社MOAのブランドです。MOAは激安家電ショップ「A-PRICE」(2014年にpremoaに変更)を運営する企業で、2017年度は企業業績325億円となっています。

maxzenの4Kのインターフェースは明らかに東芝製メインボードと異なっており、4つあるHDMIがすべて4K対応となっています。

反面、パネルが擬似4Kと呼ばれているLG社のRGBWパネルが使われているようで、コントラスト感が悪く、締まった黒が出にくいという弱点を抱えています。

55V型 USB外付けHDD録画対応 地上・BS・110度CSデジタル 4K対応液晶テレビ「JU55SK03」
49V型 USB外付けHDD録画対応 地上・BS・110度CSデジタル 4K対応液晶テレビ「JU49SK03」

ノジマ

家電量販店のノジマもPB(プライベートブランド)で発売しています。
パネルメーカーは公表していませんが、49インチの方はCSOT社ではないかと思われます(コントラスト比4000:1の49インチパネルを作っているのはCSOT社くらいなので)。
55インチは製造メーカーが多く、特定できませんでした。

ELSONIC 日本製エンジン搭載 4K対応液晶テレビ 登場

SANSUI

SANSUIはかつては高級アンプのメーカーとして知られ、「オーディオ御三家」の一つとも言われたくらい、オーディオ界の名門でした。
しかし、オーディオブームの衰退を受け経営が悪化、親会社を転々と変えながら、2012年に民事再生法の適用を申請しました。
その後、ドウシシャが国内ライセンスを取得し、SANSUIブランドで製品展開を行っています。

元がオーディオメーカーなだけあって音にはこだわっているようで、和紙素材スピーカーを採用しています。

SANSUI 4K

オプトスタイル

オプトスタイルは2018年4月に突如登場したメーカーです。設立も2018年1月と本当に出来たばかりの会社です。
パネルメーカーの公表や、東芝製メインボードを採用していることなど”隠さないスタイル”と、20万円を切る75インチ4Kの発売が話題になりました。
一部ではJANコードがおかしいことでも話題になっていましたが。

オプトスタイルについては購入者にインタビューを行う機会があり、映像については問題ない、遅延は通常で100ms、ゲームモードで20ms、音は少しこもっているなどのコメントをいただけました。

比較表を見れば分かりますが、ノジマ、SANSUI、オプトスタイルの55インチモデルはサイズも年間消費電力も同じです。各サイトで見る本体も同じように見えるので、中身が同じでスピーカーだけ変えている可能性があります。

OPTVISION 55v型 HDR対応4K液晶テレビ

ゲオ

レンタルビデオでお馴染みのゲオです。グリーンハウス社製1モデルとアズマ社製2モデルを発売しています。
アズマ社のモデルは数少ない、パネルメーカーを公表しているモデルです。メーカーとして書かれているCHIMEI社は台湾の企業で、奇美実業と書きます。

ただ実際にはグループ参加のイノラックス社が製造しているのではないかと思われます。イノラックス社は50インチでも複数の型番を出しているので、特定できませんでした。

ゲオマート 特設ページ

Mr.MAX

Mr.MAXは日本最古の家電量販店(1925年創業)です。現在でもディスカウントストアの中では家電に力を入れており、売り場面積の割合も大きいです。

比較表に記載したモデルは第2弾となります。第1弾は3300台生産し、完売しています。

Mr.MAXは製造メーカーやメインボード等について公表していませんが、インターフェースの構成及びリモコンからmaxzenのOEM品であると判断しました。

リモコンの拡大画像です。

こちらがmaxzenのリモコンです。ロゴ以外同じであることが分かります。

オリジナル4K対応液晶テレビ

まとめ

比較表をまとめて意外だったのが、各社ともパネルがばらばらなことでした。
注意事項でも書いたように、HDRを体感するには高い輝度と高いコントラスト比が必要なのですが、モデルの半分くらいは1100〜1200:1とコントラスト比が低く、あまりHDRの効果が体感できないんじゃないかと思います。

現状ですとどのメーカーでも、「コスパはいいけど10万以上のテレビと比較するものではない」という評価に落ち着くようですので、デザインの好みとかパネルで選ぶくらいでしょうか。

しかしこれ、東芝が自前で格安REGZAを出していたら、身売りもしなくて済んだんじゃないかと思うのですが。
利益率の高い高付加価値(高機能製品)に絞り、国内販売に注力という方針(2016年度)がうまくいってなかったのだから、真逆の方針となる、格安4Kを作って世界で売れば結構行けたんじゃないかと邪推するのは素人考え過ぎますかね…?

関連リンク


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