2018年6月22日、HPが個人向けプレミアムPC「HP ENVYシリーズ」の新製品を発表しました。そのラインナップにRyzen Mobileを搭載するコンパーチブルPC「HP ENVY 13 x360」が含まれていましたので紹介します。
スペック
メーカー | HP |
名称 | ENVY 13 x360(AMD) |
発売日 | 2018/07 |
定価 | 89,800円〜 |
実売価格 | |
価格条件 | |
CPU | Ryzen 5 2500U Ryzen 3 2300U |
メモリ | 4GB/8GB |
メモリ規格 | DDR4-2400 |
メモリ増設 | × |
2.5inch | × |
M.2 | 256GB(PCIe) |
画面 | 13.3インチ |
解像度 | 1920*1080 |
ベゼル幅 | 狭 |
表面 | グレア |
タッチ対応 | ○ |
グラフィック | Radeon Vega 8 Radeon Vega 6 |
光学ドライブ | – |
USB2.0 | – |
USB3.0 | 2(Gen1) |
USB3 type-c | 1(Gen2) |
USB PD | × |
HDMI | × |
LANポート | × |
wi-fi | 802.11ac |
Bluetooth | 4.2 |
office | |
カードリーダー | microSD |
Webカメラ | 92万画素 |
赤外線カメラ | ○ |
NFC | × |
指紋センサー | × |
Windows Hello | ○ |
オーディオジャック | ○ |
マイク | デュアル |
スピーカー | ステレオ |
スピーカー位置 | キーボード上 底面手前左右 |
サウンド | Bang & Olufsen |
キーピッチ | 19mm |
キーストローク | 1.3mm |
キーボードバックライト | ○ |
バッテリー | |
稼働時間 | 11Hr |
ACアダプタ | 45W |
充電時間 | |
急速充電 | |
幅 | 306mm |
奥行き | 215mm |
高さ | 16mm |
重量 | 1.31kg |
開口角度 | 360° |
カラー | ダークアッシュブラック |
特徴
「HP ENVYシリーズ」は「HP spectreシリーズ」に次ぐプレミアムシリーズです。
HPは以前にもRyzen Mobile搭載モデルとして「EliteBook 735/745/755 G5」を発表しており、HPとしては国内では(おそらく)2番めとなります。
- HP Wide Vision HD Webcam約92万画素)
- 内蔵デュアルマイク
- 13.3インチ IPSタッチディスプレイ(1920×1080)
- バックライトキーボード(日本語配列)
- Audio by Bang & Olufsen クアッドスピーカー
- イメージパッド(タッチジェスチャー対応)
- USB 3.1 Gen1
- ヘッドフォン出力/ マイク入力コンボポート
- 電源ボタン
- microSDカードスロット
- 音量ボタン
- USB Type-C™ 3.1 Gen2(電源オフUSBチャージ機能対応)
- USB 3.1 Gen1(電源オフUSBチャージ機能対応)
- 電源コネクター
インターフェースと横からの見た目は最近のトレンドを踏襲したような雰囲気です。
左右をくさび形風に見せるのは、最近よく見かけるデザインですが、「HP ENVY 13 x360」ではその”斜め”の部分に底面スピーカーを配置しており、キーボード上のスピーカーと合わせてクアッドスピーカーを構成しています。
この底面スピーカーは、後述のテントモードの画像で確認することができます。
右サイドに独立した音量ボタンを配置していたりと、音には並々ならぬこだわりが見て取れます。
キーボードです。
上部にスピーカーがある分やや下に配置されており、タッチバッドの縦が他のメーカーに比べて短くなっています。
指紋リーダーはありません(Windows Helloは顔認証カメラのみ)。コンパーチブルじゃない「HP ENVY 13」では電源ボタンに内蔵されていましたが、サイドだと読み取りしづらかったのでしょうか。
キーボードの左右が狭くなっているのもHPのプレミアムノートの特徴です。高さのある端子はスピーカー部の左右に割り振られています。
画像は英語配列ですが、現行で発売されているモデルから考えるに日本語配列もキーが狭くなったり、Enterキーと”む”がつながったりするようなこともありません。羨ましい。
個人的には右の一列はいらないのですが、適当にショートカットを割り振って使うといいかもしれません。
また、タッチパッド下の部分が一部削られており、ディスプレイが開きやすくなっています。
ガジェットリップの使う「ideapad 720S」にはこれがなく、一度閉めるとものすごく開けにくいです。
インターフェース画像で出ちゃってますが、正面です。
ベゼルが細いです。画面下のロゴは背面にもあるので冗長な感じがします。
よくある斜めの構図ですが、かなりすっきりとしたデザインです(うるさいデザイン自体最近少ないですが)。
後ろ斜めから見た図です。斜め線だけで構成されたHPのプレミアムロゴが光ります。
角ばったヒンジもHPのノートの特徴ですね。
このヒンジ部にはダマスカス模様が入れられています。流石に本物のダマスカスが使われているわけではなく、印刷とのこと。
通常仕様の状態では隠れて見えませんが、テントモードやタブレットモードの時にはフレームのアクセントになりそうです。
お約束のテントモードです。斜め部分にスピーカーがあるのがわかります。
実際に360度回転させて使う場面がどれくらいあるのかはわかりませんが、こういうギミックはロマンだと思っています。いや、使う人は使うんでしょうが。
まとめ
「HP ENVY 13 x360」の発売は2018年7月中旬となっています。
販売されるのはスペック固定の3モデルで、価格は以下の通りです。
・Ryzen 3 2300U/4GBメモリ:89,800円
・Ryzen 3 2300U/8GBメモリ:不明
・Ryzen 5 2500U/8GBメモリ:104,800円
相変わらずのThunderbolt3非搭載は毎度書いていて悲しくなってきますが、デザインではダントツなので、現時点でRyzen Mobile搭載ノートを勧めるとすれば、「HP ENVY 13 x360」になりそうです。
なお、海外では15.6インチの「HP ENVY x360」がずい分前から発売されており、がじぇっとりっぷでも紹介しています(紹介記事)。SSD+HDDのデュアルストレージだったりメモリが最大16GBだったりとコスパに優れた価格となっているので、15.6インチでもいい&個人輸入も辞さないという人にはこちらのほうがおすすめです。
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