CES 2019(会期:2019年1月8日〜11日)内で、ASUSが発表されたばかりの第2世代Ryzen Mobileを搭載するミニPC「Mini PC PB50」を公開しました。
2020年6月19日追記:当機種についてレビューを行いました。
2020年8月7日追記:国内販売情報を追加したしました。
スペック
メーカー | ASUS |
型番 | Mini PC PB50 |
価格 | |
発売日 | |
幅 | 175mm |
奥行き | 175mm |
高さ | 70.2mm |
容量 | 2.15L |
CPU | Ryzen 5 3350H |
CPU世代 | 第2世代Ryzen Mobile |
ベース周波数 | 2.1GHz |
バースト周波数 | 3.7GHz |
グラフィックチップ | Vega 8 |
コア/スレッド数 | 4C/8T |
TDP | 35W |
チップセット | |
メモリインターフェイス | SO-DIMM DDR4-2400 |
メモリスロット | 2 |
メモリ最大 | 32GB |
ECC対応 | × |
ストレージ | × |
SATAポート数 | 1 |
M.2 | 1 |
mSATA | – |
USB2.0(内部) | – |
USB2.0(外部) | – |
USB3.0(内部) | – |
USB3.0(外部) | Front x 4(Gen1) Rear x 2(Gen1) |
USB type-C | Front x 1(Gen2) |
SDカード | – |
LAN | Rear 1Gb x 1 |
Wi-fi | 802.11 ac |
Bluetooth | 5.0 |
D-Sub | × |
DVI | × |
HDMI | Rear x 1 |
4K対応 | |
DisplayPort | Rear x 1 |
シリアルポート | △ |
S/PDIF | – |
オーディオジャック | Front x 2(Headset/Mic) |
サウンドチップ | – |
光学ドライブ | – |
PCI-Eスロット | – |
eSATA | – |
赤外線 | – |
Optaneメモリ対応 | – |
最大消費電力 | |
電源 | 90W |
ノイズレベル | |
VESA | |
付属品 | スタンド VESAマウントキット キーボード・マウス(オプション) |
その他 | Configurable port (COM, VGA, DP) USB-Cは急速充電大王 |
特徴
「Mini PC PB50」の特徴はなんといってもRyzen 5 3550Hを搭載する点でしょう。
第2世代Ryzen Mobileについては以前の記事を参照ください。
一緒に公開された、Intel CPUを採用する「Mini PC PN61」は、「Mini PC PN60」から引き続き115mm×115mm×49mmと、NUCサイズと読んでいい大きさですが、「Mini PC PB50」は175mm×175mm×70.2mmとなっています。
ただ、画像を見る限り70.2mmというのはおかしくて、幅の1/8くらいに見えます。
現地で公開されていた18.9mmという数字が本来に近いんじゃないかと思います(現地のはそもそも幅と奥行きがおかしいですが)。
仮に高さが20mmだとすると、容量は0.6Lとなって、「DeskMini A300」の1.92L(155mm×155mm×89mm)より大幅に小さくなります。
まぁ、「DeskMini A300」はTDP65Wまでのデスクトップ向けCPUを選択できるので、一概に比較できるものではないのですが。
で、この「Mini PC PB50」、公式ページには1枚しか画像がありません。
前述の同時公開された「Mini PC PN61」にはしっかりしたページが用意されているので、扱いの雑さがちょっと悲しくなります。
なので以下の画像は海外メディアのliliputingよりの引用となります。
フロント部はType-A(USB3.1 Gen1)端子が4つ、Type-C(USB3.1 Gen1)端子が1つ、ヘッドホンジャックとマイクジャックがあります。
分かりづらいですが真ん中付近の上半分にある、下に白いラインの入った平行四辺形が電源ボタンだと思われます(白い部分が多分LED)。
気になるのがサイドのスリット部分です。明らかに取り外せそうな雰囲気です。
公式ページの数少ない記述の中に「Easily add functionality with an NVIDIA® Quadro® graphics card or optical drive.」とあるので、ここにグラフィックカード(MXMカード?)とか何か挿入できそうです。
リア部にはHDMIとDisplayPortの他にUSBが3ポートあるのですが、公式ページではUSB3.0 Gen1×2となっています。
製品版では変更されるのか、公式ページが間違っているのかは不明です。
右側の四角に区切られた中にあるDisplayPortは”Configurable port”で、シリアルポート、D-Sub、DisplayPortが選択できるとのこと。
また、アンテナが一本しかありません。デフォルトの無線LAN機能は最大433Mbpsの可能性が高いです。
802.11ax(Wi-fi 6)も本格的に始まりますし、できれば無線LANは換装可能なM.2カード式だと嬉しいですね。
なお、「Mini PC PB50」は上下に吸気口/排気口はなく、”Stackable(積み重ね可能)”となっています。
まとめ
スペックの全体が明らかになっていない「Mini PC PB50」ですが、分かっている部分だけでもなかなか面白そうな雰囲気です。
単なるミニPCというだけでなく、素のグラフィック能力の高さからHTPC(ホームシアターPC)にも向いていそうです。
ただ残念ながら「Mini PC PB50」はCES 2019のASUSブースで公開されただけで、現時点では発売時期も価格も不明です。
あと、Ryzen 5 3550Hだけでなく、Ryzen 7 3750Hもラインナップに加えて欲しいですね。
第2世代Ryzen Mobileは発表時に公開されたラインナップはノートPCばかりでしたが、ミニPCやNUCサイズPCにするにも全然アリだと思うので、是非とも他のメーカーにも追随して欲しいところです。
というかAMDはIntelみたいに純正PCを出さないんですかね?
関連リンク
Mini PC PB50 – ASUS ※英語サイト
ASUS Unveils Full Lineup of Gaming and Lifestyle Innovations at CES 2019 – ニュースリリース ※英語サイト
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