2020年1月14日、mouseは第10世代Intel Coreプロセッサ(Comet lake)を搭載した14インチノート「mouse X4」シリーズと、GeForce MX250を搭載した「DAIV 4N」シリーズを発売いたしました。
スペック
| メーカー | mouse | |
|---|---|---|
| 名称 | X4 | DAIV 4N |
| 発売日 | 2020/01 | |
| 定価 | 87,800円(税別)〜 | 139,800円(税別)〜 |
| 実売価格 | ||
| 価格条件 | ||
| CPU | Core i7-10510U Core i5-10210U |
Core i7-10510U |
| グラフィック | UHD | UHD GeForce MX250 |
| メモリ | 8GB | 16GB |
| メモリ規格 | DDR4-2666 | |
| メモリ増設 | 最大16GB (1スロット) |
|
| 2.5inch | × | |
| M.2 | 128 / 256GB(SATA) | 256GB(NVMe) |
| 画面 | 14.0インチ | |
| 解像度 | 1920×1080 | |
| ベゼル幅 | 狭 | |
| 表面 | ノングレア | |
| タッチ対応 | – | |
| 光学ドライブ | – | |
| USB2.0 | 1 | |
| USB3.0 | 2(Gen1) | |
| USB3 Type-C | 1(Gen1) | |
| USB PD | ○(60W以上) | |
| HDMI | 1 | |
| LANポート | 1GbE | |
| wi-fi | 802.11ax Intel AX201 |
|
| Bluetooth | 5.0 | |
| office | △ | |
| カードリーダー | × | |
| Webカメラ | 100万画素 | |
| 赤外線カメラ | ○ | |
| NFC | × | |
| 指紋センサー | × | |
| Windows Hello | ○ | |
| オーディオジャック | ○ | |
| マイク | デュアル | |
| スピーカー | ステレオ | |
| スピーカー位置 | ||
| サウンド | ||
| キーピッチ | 18mm | |
| キーストローク | 1.4mm | |
| キーボードバックライト | ||
| バッテリー | ||
| 稼働時間 | 12.0Hr | |
| ACアダプタ | 45W / 19V | 65W / 19V |
| 充電時間 | ||
| 急速充電 | ||
| 幅 | 320.2mm | |
| 奥行き | 214.5mm | |
| 高さ | 17.5mm | |
| 重量 | 1.13kg | 1.09kg |
| 開口角度 | 150° | |
| カラー | ||
| その他特徴 | Sound Blaster Cinema 5 | |
ラインナップ
| モデル名 | OS | CPU | メモリ | ストレージ | dGPU | 価格(税別) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| mouse X4-i5-E | Windos 10 Home(S) | Core i5-10210U | 8GB | 128GB M.2 SATA | – | 87,800円 |
| mouse X4-i5 | Windos 10 Home | Core i5-10210U | 8GB | 256GB M.2 SATA | – | 89,800円 |
| mouse X4-i7-E | Windos 10 Home(S) | Core i7-10510U | 8GB | 128GB M.2 SATA | – | 97,800円 |
| mouse X4-i7 | Windos 10 Home | Core i7-10510U | 8GB | 256GB M.2 SATA | – | 99,800円 |
| DAIV 4N | Windos 10 Home | Core i7-10510U | 16GB | 256GB M.2 NVMe | GeForce MX250 | 139,800円 |
特徴

「mouse X4」と「DAIV 4N」は姉妹モデルというか、「mouse X4」のハイスペックモデルにGeForce MX250を搭載したものが「DAIV 4N」となります。
なので、筐体やインターフェースは共通となっています。
CPUには第10世代Intel Coreプロセッサ(Comet lake)のCore i5-10210UまたはCore i7-10510Uを採用、どちらも4コア8スレッドですが、動作周波数、L3キャッシュ、内蔵GPU(iGPU)の動作クロックに差があり、マルチスレッド性能・グラフィック性能ともに、大雑把に10%程度の性能差となっています。
まぁ実際のところグラフィックについては、一新されたIce Lakeと違って第8世代からの改良なので、UHD 620と比べても数%の差の性能です。
「DAIV 4N」ではGeForce MX250を搭載するので、性能は3倍弱くらいになります。
メモリは「mouse X4」が8GB、「DAIV 4N」が16GBで、ともにDDR4-2666です。
メモリスロットはひとつで、最大16GBとなっています。詳細は後述しますが、海外の同型品においてBTO項目に32GBまでラインナップされるので、自己責任ですが32GBまで増設可能なようです。
ストレージは128GB/256GBのM.2 SATA SSDですが、BTOでNVMeモデルに変更が可能です。
「DAIV 4N」は256GB M.2 NVMe SSDとなっています。
重量は1.13kg(「DAIV 4N」は何故か減って1.09kg)でバッテリー駆動時間は12時間ということなので半分としても6時間、外に持ち出しても一日持ちそうです。
大きくアピールされているのがWi-fiで、Intel Wi-Fi 6 AX201を搭載しています。
AX201はIntel独自のCRFモジュールで、Intel CPU内蔵のCNViインターフェースを利用するため、汎用であるAX200と違って特定のIntel CPU/チップセットとの組み合わせでしか動作しません。機能的にはAX200と同じですが、機能の一部をCPU側に任せて省略できるので、チップサイズが小型になります。

ディスプレイはNTSC比72%(参考値sRGB比 換算102%)の広色域液晶パネルとなっていますが、TNパネルかIPSパネルかは不明です。
ベゼルは狭額縁ですが、幅については記載がありません。同じ14インチの他社製品の大きさ(ベゼル幅5.7mmで幅322mm)から判断すると、ベゼル幅は5mm弱となりそうです。

カメラはディスプレイ上部にあり、Windows Hello用の赤外線カメラも内蔵しています。
一方で指紋リーダーはないので、Windows Helloは顔認証のみとなります。

インターフェースは低価格系に多い並びで、USBはUSB2.0含む計4ポート、他は有線LANとHDMI端子があります。
最近のノートらしくSDカードスロットがありません。
電源ポートがありますがUSB PD給電にも対応しており、60W以上の充電器で充電が可能です。
電源アダプタだけ違っていて、「mouse X4」が45W、「DAIV 4N」が65Wです。
スピーカーのハウジング部と思われる場所に枠が切ってるのが、デザイン上のアクセントですね。

キーボードはギリギリアイソレーションタイプと言えるかなというくらいにキー間が狭くなっています。キーピッチは18mmで、キーストロークは1.4mmです。
英語キーボードをちょっと改良したくらいの配列なので、”ろ”キーはありますが右Ctrlキーやスペースキー左の”無変換”キーなどがありません。

実は個人的に気に入っているのがヒンジ部で、ちょっとゲーミングっぽい雰囲気を出しています。
しかもこれ、ちゃんと意味があって、ヒンジの下にある排気口のスペースを作っているんです。

GeForce MX250搭載モデルもあるということでファンの音が少し大きいと思われるので、ディスプレイに沿って排気させると音がうるさいかもという判断なんでしょうね。
なお、筐体はマグネシウム合金製となっているので剛性についても確保されていそうです。
同型品について
がじぇっとりっぷでは以前に「Mouse Pro C100」とECS「LIVA Q」を同型品として取り上げたことがあります。


「mouse X4/DAIV 4N」もmouseらしくないデザインだなぁと思ってどこかのOEM品かなと調べたところ、BTO.euというオランダのサイトの「BTO U•BOOK 14U1035」が見つかりました。
画像ギャラリーを見れば分かりますが、側面の特徴的なデザインも一致しています。
とはいえ、このサイトは明らかに生産はしていなさそうなので、同じメーカーからパーツを購入しているものと思われます。
このことからmouseも”国内生産”を謳ってはいますが、正しくは”国内組み立て・国内テスト”になるでしょう。
まとめ
Comet Lakeでいい感じのデザインな「mouse X4/DAIV 4N」の価格は「mouse X4」が税別87,800円から、「DAIV 4N」が税別139,800円からとなっています。
OSはWindows 10 Home(Sモード)とWindows 10 Homeがありますが、Sモードは無償で解除できるのであまり気にする必要はありません。
ストレージ128GBと256GBに2000円差がありますが、カスタマイズでNVMeにするとか、もっと大容量にする場合は結局同じ価格になります。初期費用を抑えて自分で換装する場合は128GBモデルのほうがいいでしょう。
なんだかんだ、第10世代でWi-fi 6(802.11ax)対応、メモリ換装可能でこの価格というのは割安だと思います。
結構人気のようで、記事執筆時点では一番安いモデルは現在完売、他のモデルも出荷予定日まで2週間以上となっています。
関連リンク
ニュースリリース:mouse
14型 mouse X4シリーズ:mouse
DAIV 4Nシリーズ:mouse



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