2021年8月27日、LenovoはRyzen PRO 5000Uシリーズを搭載した「ThinkPad X13 Gen2(AMD)」を発表しました。
Lenovoって発表から実際の発売まで少し間が開くんですよね。
がじぇっとりっぷではなるべく発表時ではなく発売後に記事にしているのですが、記事にするのをすっかり忘れていて2か月ほど過ぎてしまいました。
スペック
■ThinkPad X13 Gen2(AMD) | |
CPU | Ryzen 7 PRO 5850U Ryzen 5 PRO 5650U Ryzen 3 PRO 5450U Ryzen 5 5600U |
---|---|
メモリ | 8~32GB LPDDR4X-4266 |
ストレージ | 128~512GB NVMe SSD |
画面 | 13.3インチ IPS WUXGA/WQXGA |
インターフェース | USB Type-C(Gen1)×2 USB 3.0×2 HDMI nanoSIM オーディオジャック |
wi-fi | 802.11ax+BT5.0 4G・LTE/5G |
サイズ | 305.8×217.39×18.19mm |
重さ | 1.19kg~ |
特徴
「ThinkPad X13 Gen2(AMD)」はThinkPadシリーズの中でも人気の高い”Xシリーズ“に属する機種です。名前の変遷は下の表のような感じです。
AMD | Intel | 画面サイズ | |
---|---|---|---|
2017年 | – | X270 | 12.5インチ |
2018年 | A285 | X280 | |
2019年 | X395 | X390 | 13.3インチ |
2020年 | X13 Gen1(AMD) | X13 Gen1 | |
2021年 | X13 Gen2(AMD) | X13 Gen2 |
AMD系の”Xシリーズ”の系譜はRyzen PRO 2000Uの登場から始まり、最初はX280の筐体を流用した”Aシリーズ”を新たに立ち上げましたが、あっさり”Xシリーズ”に合流しています。
CPU
「ThinkPad X13 Gen2(AMD)」はZen3版Ryzenの、さらにPRO版であるRyzen 7 PRO 5850U・Ryzen 5 PRO 5650U・Ryzen 3 PRO 5450Uを搭載します。カスタマイズでは無印版のRyzen 5 5600Uも選択できます。
この辺りの構成は「ThinkPad T14 Gen2(AMD)」と同じですね。
セキュリティ機能には制御フロー攻撃などに対する保護機能の「AMD Shadow Stack」、メモリーデータをリアルタイム暗号化することでデータを保護する「AMD Memory Guard」、ブート保護の「Secure Boot」などがあります。
メモリとストレージ
メモリはオンボードのLPDDR4X-4266で、標準では8GBまたは16GB。カスタマイズで16GBまたは32GBに増設できます。あとからの増設はできないので、最低でも16GBは選んだ方がいいです。
ストレージは128GBから512GBのM.2 NVMe SSD。こちらもカスタマイズで2TBまで変更でき、2TB SSDはPCIe 4.0モデルとなります。
その他
無線LANは802.11ax(Wi-fi 6)対応のIntel AX200を搭載。カスタマイズではなぜかMediaTek製のWi-fi 6チップが選べますが、選択する人っているんですかね…?
そしてタイトルにもあるように、「ThinkPad X13 Gen2(AMD)」は「Quectel EM120R-GL 4G LTE CAT12」を内蔵し、標準で4G/LTE通信が可能です。
これもカスタマイズで5G対応の「Qualcomm Snapdragon X55 5G」に変更できますが、2.2万円程度の上乗せとなります。
またThinkPadらしく、オプションでWindows Helloに使うIRカメラ、指紋リーダー、NFC、スマートカードリーダーを搭載できます。
特にスマートカードリーダーは実質的な追加額が1,200円程度で、外付けのリーダーを買うより安いくらいですね。
本来は企業向けの機能(カードログインなどで使う)ですが、マイナンバーカードも読めるので、オンライン(e-Tax)で確定申告する人は追加して損のないオプションだと思います。というか検索してみたら、何となく付けていたけどマイナンバーカードで初めて日の目を見たという記事が結構ヒットします(笑)。
ディスプレイのカスタマイズにも対応して、4種類から選べます。
・WUXGA(1920×1200)、光沢なし、300nit、マルチタッチ対応、72%NTSC
・WQXGA(2560×1600)、光沢なし、400nit、100%sRGB、ブルーライト軽減パネル
・WUXGA(1920×1200)、光沢なし、500nit、72%NTSC、Think Privacy Guard
ノーマル、タッチ対応、WQXGA、明るいと、特徴が分かりやすくなっています。
バッテリーは標準で3セル41WHr、稼働時間は14時間です。オプションで4セル54.7WHr(稼働時間18.6時間)が選択できます。
外観
フロントです。
まさに”ThinkPad”と言った風格です。
ベゼルはかなり細めですがしっかりとMIL-SPEC(12項目の米軍調達基準)に準拠しています。
1.USB 3.2 Gen 1
2.イーサネット拡張コネクター2
※ドッキングコネクター(1,2をあわせて使用)
3.HDMI
4.USB 3.2 Gen 1
5.オーディオジャック
6.スマートカードリーダースロット
7.USB 3.2 Gen 1
8.セキュリティキーホール
■背面
9.Nano SIM スロット
インターフェースは左に偏っています。
ちょっと残念なのはUSBがすべて3.2 Gen1な点。せめて3.2 Gen2は欲しかったですね。
キーボードと背面。
キーボードは典型的なThinkPadキーボードです。
天板はPPS (ポリフェニレンサルファイド)ですが、カーボンを選択できます。
カーボンだと60gほど軽くなるようです。
まとめ
「ThinkPad X13 Gen2 AMD」の価格は123,420円からとなっています。
この価格、4G/LTEモデム込みの価格なので、実は”Xシリーズ”なのにかなり安かったりします。モデム以外の部分で9万円くらいでしょうか。
特にRyzen 5 5650Uモデルは6コア12スレッドになるのに137,940円からなので、お得感が高いです。
8GB→16GBのカスタマイズが7,000円ちょっとなので、これも追加しておきたいところですね。ただ残念ながら32GBメモリが選べるのはRyzen 7モデルのみです。
ThinkPadとして過不足のない作りですし、実は結構割安ですし、Intel系でないと…とかThunderbolt4が必要というのでなければ、セキュアなRyzen PROシリーズ+4G/LTEということで、特に外で使う人におすすめできる一台です。
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