どこまで大きくなるかな?TECLAST「T65 Max」はHelio G99搭載の13インチタブレット

タブレット

2024年4月23日、TECLASTはHelio G99を搭載した13インチタブレット「T65 Max」を発売しました。

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スペック

■ T65 Max
CPU Helio G99
メモリ 8GB LPDDR4X(+拡張12GB)
ストレージ 256GB UFS
画面 13.0インチ IPS WUXGA (60Hz)
Widevine L1+Netflix
インターフェース USB Type-C×1
microSD+SIM
オーディオジャック
カメラ フロント:800万画素
リア:1300万画素
wi-fi Wi-fi 5+BT5.2
バッテリー 10,000mAh
サイズ 305×199×8.2mm
重さ 0.71kg

特徴

昨今のタブレットは8インチクラスの小型化と、11インチ以上の大型化が同時に進み、2023年の後半には12インチが登場しました。

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サイズアップの波はいったん収まりましたが、その間にWidevine L1が一般化、さらにNetflixのHD再生対応タブレットが一気に普及し始めたことで動画視聴に向いた大画面タブレット熱が加速。
12インチタブレットにもWidevine L1+Netflix対応なモデルが相次いで発売される中、さらにインチ数を増やしたタブレットが登場することとなりました。

CPU

「T65 Max」のSoCはHelio G99
がじぇっとりっぷでもHelio G99搭載タブレットは以前にれびゅーしています。

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2コアのARM Cortex-A76(2.0GHz)と6コアのCorex-A55(2.0GHz)の8コアCPUに、グラフィックはMali-G57 MC2。
製造はTSMC N6、6nmプロセスです。

参考 MediaTek Helio G99:MediaTek

CPU AnTuTu v9
Apple M1 1080000569000
Snapdragon 8 Gen 1 1030000443000
Apple A15 795000360000
Apple A14 745000306000
Snapdragon 870 723000241000
Kompanio 1300T 700000
Snapdragon 865 650000260000
Apple A13 640000270000
Snapdragon 860 580000200000
Kirin 990 570000175000
Apple A12 540000200000
Helio G99 35900085000
Snapdragon 720G 33000080000
Fire Max 11 30200058000
Snapdragon 680 25000038000
UNISOC T606 23400035000
UNISOC T618 23000041000
UNISOC T616 22700025000
Mediatek MT8788 21600048000
Snapdragon 665 20000034000
UNISOC T610 20000031000
Kirin 710A 19600033000
Mediatek MT8183 19300040000
UNISOC T310 15300012000
Mediatek P22 10000015000

上段:総合、下段:グラフィック

総合スコアはUNISOC T618の1.5倍、グラフィックは2倍です。
ハイエンドや旧ハイエンドにはまだ敵わないものの、ミドルクラスと呼んでいい性能でしょう(T618は記事執筆現在の基準だとエントリーハイまたはミドルロー)。

AnTuTuスコアが30~40万点前後っていまだにHelio G99くらいしかちょうどいいものがなく、ほぼ独占状態です。
そろそろ40~50万点くらいで安価なSoCが登場するんじゃないかと予想していますが、全然出る気配がないんですよね…

メモリとストレージ

メモリは8GB LPDDR4X。Androidの仮想メモリ機能を用いて追加で最大12GB、合計20GBまで拡張できます
とはいえ、仮想メモリはメモリよりも遅いストレージ上に容量を確保するので、多用しすぎると動作にもったり感が出たりします。

そもそもメモリ8GBあればそうそう足りなくなることはないので、仮想メモリはオフにしても問題ないかと。

ストレージは256GB UFS。UFSのバージョンが書かれていないので、おそらく2.0(リード400MB/s、ライト150MB/s程度)か2.1(リード500MB/s、ライト200MB/s程度)と思われます。
eMMC(リード250MB/s、ライト100MB/s程度)に比べれば十分に速い速度です。

その他

無線LANはWi-fi 5(802.11ac)対応。Bluetoothはv5.2で、LDACに対応しています。

バッテリーは10,000mAh。充電は最大18W。

タブレットはスマホほどには急速充電が普及していませんが、最近では33W対応タブレットも増えてきています。
「T65 Max」の場合、頻繁に持ち歩かず、基本は屋内で電源につないでいるという前提に立っているのでしょうが、10,000mAhで18Wはちょっと遅いんじゃないかなぁと。

外観

本体です。
画面は13インチWUXGA(1920×1200)。輝度は300nits。

一時期2000×1200というものが流行しましたが、実はこの解像度、動画視聴には向いていません。
というのも配信されるのは1080p(1920×1080)や720p(1280×720)であり、2000×1200だと1920×1080をちょっとだけ拡大する必要があり、ぼやける原因となります。

なので、WUXGA解像度であるというのは割と高評価なポイントだったりします。

画面の面積比は、10.1インチ比で1.65倍、11インチ(10.9インチ)比で1.42倍。かなり画面が広くなります。
ちなみに小型タブレットに多い8.4インチ比だと2.4倍です。

動画再生はWidevine L1+Netflix。

スピーカーはクアッドスピーカーで、3W出力とのこと。

ちょっと面白いのがアンテナ。
側面にあるアンテナ用の区切りがカメラユニット部の左上と右下にあり、デザインの一部のようになっています。

まとめ

「T65 Max」の価格は41,900円。クーポンコード【T65MAX01】で20%オフの33,520円となります。(4月28日まで)
コストの中でも大きな割合を占める液晶パネルが13インチと大型(=価格も高くなる)なので、価格的にはこんなものかなぁと。

初の13インチタブレットながらHelio G99だし、Widevine L1+Netflixだしと基本部分であまり隙がないのもいいですね。
差別化するとしたら2.5Kなどの高解像度化か、急速充電、スタイラスペン対応くらい?後続は苦労するんじゃないかなぁ。あ、でも高リフレッシュレートはうれしいかも。

この流れで行くと次は14インチですが、14インチWUXGAはノートPCでも良く使われる解像度なので他のサイズ・解像度よりも生産量が多く、パネル価格が少し安くなるはずです。
タッチパネルなのでそこまで安くならないかもしれませんが、極端に値段が上がることはないでしょう。

まだ気が早いですが、次にも期待です。

関連リンク

T65 Max 製品ページ:TECLAST

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