ストレージがSSDに!ドンキ「Nanote」が「Nanote NEXT」になって帰ってきたよ!

PC

2022年4月7日、ドン・キホーテはPentium J4205に8GBメモリを搭載した7インチUMPC「Nanote NEXT」を発表しました。なお、Nanoteはナノートと読みます。

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スペック

■Nanote P8
CPUPentium J4205
メモリ8GB LPDDR4
ストレージ64GB SSD
画面7.0インチ IPS WUXGA
10点マルチタッチ
インターフェースUSB Type-C(2.0)×1
USB 3.0×1
microHDMI
microSDXC
オーディオジャック
wi-fi802.11b/g/n+BT4.1
サイズ181×113.6×19.6mm
重さ580g

特徴

「Nanote NEXT」は「Nanote P8」の後継機で、筐体はそのままにCPUが更新されています。

ついに実用スペックに。ドンキ「Nanote P8」は8GBメモリでニーキュッパな7インチUMPC

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Nanote NEXTNanote P8Nanote
CPUPentium J4205Pentium N4200Atom x5-Z8350
グラフィックHD 505HD 400
メモリ8GB LPDDR44GB DDR3L
ストレージ64GB SSD64GB eMCC
画面7インチ IPS WUXGA(1920×1200)
バッテリー7.6V 2050mAh3.8V 5000mAh
価格29.800円(税込32,780円)19,800円(税込21,780円)

と言っても世代的には同じなので「Nanote」から「Nanote P8」になった時ほど大きな変更とは言えません。
ストレージがeMMCからSSDに変更されたことの方が、インパクトとしては大きいでしょう。

CPU

CPUはApollo Lake世代のCeleron J4205です。世代的には先代の「Nanote P8」と同じです。
先代「Nanote P8」はTDP6WのCeleton N4200でしたが、Celeron J4205は同じ4コア4スレッドながらTDP10Wとなり、動作周波数がわずかに高くなっています。

CPUPassMark
Celeron N5095(4C/4T)42441577
Core i3-10110U(2C/4T)42002425
Celeron N5105(4C/4T)40521520
Core i5-7200U(2C/4T)33801789
Celeron J4125(4C/4T)32381214
Athlon 3050U(2C/2T)32271776
Celeron N5100(4C/4T)31651380
Core m3-8100Y(2C/4T)30341841
Celeron J4115(4C/4T)27471048
Pentium N5000(4C/4T)26531156
Celeron N4100(4C/4T)24761005
Pentium J4205(4C/4T)2367911
Celeron J3455(4C/4T)2261814
Pentium N4200(4C/4T)2146850
Celeron N3450(4C/4T)1925762
Celeron N4000(2C/2T)14781072
Atom z8750(4C/4T)1406704
Celeron J3355(2C/2T)1240817
A4-9125(2C/2T)12271063
Celeron N3350(2C/2T)1133801
Atom Z8350(4C/4T)922488

上段:マルチスレッド、下段:シングルスレッド

性能的には1割向上といったところ。
正直単にCeleron N4200の在庫が切れたから、在庫が残っていたCeleron J4205を載せてみた感が強いです。

ここでせめてGemini Lake世代のCeleron J4125でも載せてくればもうちょっと盛り上がったんでしょうけど…
もしもCeleron N5000番台のJasper Lakeだったら祭りでしたね。

メモリとストレージ

メモリは先代から引き続き8GB LPDDR4です。
UMPCに向いた用途の範囲的には8GBでも十分でしょう。

ストレージは64GB SSD
規格については記載がありませんが、eMMCからSSDに変更されたことで、転送速度の向上が期待できます。

その他

Wi-fiは「Nanote P8」どころか「Nanote」から変わらず、802.11b/g/n(Wi-fi 4)までの対応となっています。
さすがにこれは古いので、802.11ax(Wi-fi 6)とは言わずとも、せめて802.11ac(Wi-fi 5)にスペックアップしてほしかったところです。

バッテリーも引き続き2050mAh@7.6V(=15.58WHr)。稼働時間も同じ7時間です。

重量については「Nanote P8」から20g増えて約580gとなりました。
SSDだけで20g増は考えにくいのですが、違う計測方法を使ったのでしょうか…?

外観

外観についてはぶっちゃけ「Nanote P8」から変更はありません。

1. タッチパネルディスプレイ
2. カメラ(正面)
3. 電源ランプ
4. CapsLockランプ
5. マイク
6. 電源ボタン
7. キーボード
8. タッチパッド
9. スピーカー
10. Type-C端子(充電用)
11. LEDランプ
12. USB3.0端子
13. microHDMI端子
14. 3.5mmイヤホン端子
15. microSDカードスロット

筐体が同じなので、インターフェースも「Nanote P8」のままです。
Type-C端子は給電用とされ、データ転送ができるのかは不明です。

ちなみに「Nanote P8」では12V専用でPD充電器も使えなかったとのこと。

キーボードの映った画像は「Nanote P8」と同じものが使われています。

こちらはPC Watchからの引用ですが、キー配列が分かりやすく映ったものになります。
変則的ではありますが、個人的にはCHUWI「MiniBook」よりましかなと。

まとめ

「Nanote NEXT」の価格は「Nanote P8」からお値段据え置きの29,800円(税込32,780円)です。
据え置きではありますが、付属品の項目からmicroHDMI-HDMI変換コネクタが消えています

発売は5月16日(月)ですが、楽天のドンキ公式ショップで先行予約受付中です。記事執筆時点では売り切れていますが、追加予約を行っているので再追加もあると思われます。

現状ライバルとなるのはCHUWIが4万円切りで投入した「MiniBook」のCeleron J4125モデルでしょう。

現状の最適解では? CHUWI「MiniBook(2022)」はJ4125搭載で4万円切りの8インチミニノート

7インチと8インチという違いはありますが、性能的には3割差で価格差も3割差なので割といい勝負だったりします。
メモリとストレージは「Nanote NEXT」の方が上になるので、Apollo Lake世代とは言え半分おもちゃの気持ちで買うのであれば、「Nanote NEXT」はまだ通用しそうです。

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