2022年5月10日、LenovoはIntel第12世代Core CPU(コードネーム:Alder Lake)を搭載した14インチノート「ThinkBook 14 Gen4(Intel)」を発表しました。
スペック
■ ThinkBook 14 Gen4 | |
CPU | Core i5-1235U Core i5-1240P |
---|---|
メモリ | 8GB DDR4-3200(オンボード) 空きスロット×1 |
ストレージ | 256~512GB NVMe SSD |
画面 | 14.0インチ IPS FHD |
インターフェース | USB Type-C(TB4)×1 USB Type-C(Gen2)×1 USB 3.2 Gen1×2 HDMI microSDXC 1GbE 有線LAN オーディオジャック |
wi-fi | 802.11ax+BT5.0 |
サイズ | 323×218×17.9mm |
重さ | 1.4kg |
特徴
「ThinkBook」シリーズはコンシューマ向けの「IdeaPad」とビジネス向けの「ThinkPad」の中間となるシリーズで、外は「IdeaPad」、中は「ThinkPad」なコストパフォーマンスを考えたノートです。
もうちょっと具体的に言うと、カスタマイズ項目が豊富な「IdeaPad」というのが近いでしょうか。
“Gen4″なので第4世代と思いきや、AMD版と合わせての世代番号なので、飛ばされた番号もあります。
Intel | AMD | |
Gen1(無印) | 第10世代 | なし |
Gen2 | 第11世代 | Ryzen 4000 |
Gen3 | なし | Ryzen 5000 |
Gen4 | 第12世代 | Ryzen 6000 |
CPU
「ThinkBook 14 Gen4」のCPUは冒頭にも書いたように、Intel第12世代 Alder Lakeです。
仕様上はCore i7-1255UまたはCore i5-1235U(ともに10コア12スレッド、TDP15W)なのですが、カスタマイズでCore i7-1260P、Core i5-1240P(ともに12コア16スレッド、TDP28W)も入っています。
まだサンプル数が少ない&ベンチマークアプリ側がEコア/Pコア構成に最適化されていないのでスコアが安定していませんが、CPUのマルチスレッド性能だけで言えばCore i7-1165G7 → Core i7-1155Uで25%アップ、Core i7-1165G7 → Core i7-1260Pで70%アップくらいになるようです。
グラフィックについてはアーキテクチャの変更がないので第11世代(Tiger Lake)と大きな差はありません。
メモリとストレージ
メモリは8GBまたは16GB DDR4-3200。安価な製品なのでさすがにDDR5ではありません。8GBはオンボードで、16GBはオンボード8GB+8GB SO-DIMMです。
8GBモデルの場合は空きスロットとなっており、最大40GB(オンボード8GB+32GB)まで増設することができます。
ストレージは256GBまたは512GBのM.2 NVMe SSD。標準では2242サイズとなります。カスタマイズで1TBまで変更することができます。
特筆すべきはカスタマイズでPCIe Gen4タイプを選べる点。しかも同容量であれば追加料金はかからないので、(どれほど効果があるかは不明ですが)是非とも選んでおきたいところです。
その他
Wi-fiは標準で802.11ax(Wi-fi 6E)に対応しています。
カスタマイズで”E”のないWi-fi 6に変更すると1,100円安くなります。
記事執筆時点では国内にWi-fi 6Eに対応したルーターはないものの、数年先まで使うつもりならWi-fi 6Eのままでもいいでしょう。
バッテリーは標準で3セル45WHr。+2,200円で4セル60WHrに変更できます。
1セル当たりの容量は変わらないので、充電時間もほぼ同程度と思われます。
額としても大きくはないですし、ここも変更しておきたいポイントですね。
ちなみにディスプレイは14インチIPS FHDでタッチ非対応、輝度は300nits、色域は45% NTSC(sRGBだと60~70%程度)です。
あまりいいパネルとは言えず、IPSの中では最底辺クラスです。
ThinkPadのようにカスタマイズで変更できれば良かったのですが、さすがにそこまでは対応していません。グローバル仕様上ではカスタマイズはあるっぽいのですが…
外観
全体です。
ぱっと見では「IdeaPad」シリーズと区別がつきません。
キーボードも「IdeaPad」シリーズそのままです。
2.USB 3.2 Gen1
3.イーサネット・コネクター(RJ-45)
4.セキュリティキーホール
6.USB4 (Thunderbolt4 対応)
7.HDMI
8.USB 3.2 Gen1
9.オーディオジャック
インターフェースはかなり豪華です。
Type-Cは2ポートあり、片方がUSB4(Thunderbolt4)に対応しています。
映像出力はHDMI(3840×2160/60Hz)とType-C(5120×3200/60Hz)で、おそらく本体と合わせてトリプルディスプレイも可能です。
天板は「ThinkBook」共通のツートンカラー。
底面の吸気口は横長で、これは「IdeaPad」と同じですね。
まとめ
「ThinkBook 14 Gen4(Intel)」の価格は88,880円(税込・送料込)から。
Alder Lake世代でUSB4(TB4)も搭載して9万円切りってのはなかなかにお安いです。
10万円切りだとDELL「Inspiron 14 5420」とかが同じく8万円台からありますが、USB4(TB4)は非搭載なんですよね。
USB4(TB4)があれば、たとえばGPU Boxを接続してグラフィックを大幅に強化したり、10GbEアダプタを接続したりとできることが増えます。まぁ本当に必要とするのは一部の層に限られますが。
USB4(TB4)が必要で第12世代に移行したいという層にとっては、かなりおすすめなモデルと言えるでしょう。
まぁ、色にこだわる場合は外部ディスプレイが必須になりますけどね。
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