予想外のパターンで来たな…Xunlong「Orange Pi 800」はRK3399搭載なキーボード型SBC

シングルボード

2022年6月4日、SBCメーカーのShenzhen Xunlong Softwareは、Rockchip RK3399を搭載しtがキーボード型PC(SBC)の「Orange Pi 800」を発表しました。

Orange Pi 800:Orange Pi

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スペック

■ Orange Pi 800
CPURockchip RK3399
メモリ4GB LPDDR4
ストレージ64GB eMMC
インターフェースUSB Type-C(電源)×1
USB 3.0×2
USB 2.0×1
HDMI 2.0
VGA
microSDXC
オーディオジャック
wi-fi802.11ac+BT5.0
サイズ286×122×22mm
重さ385g

モデル名Orange Pi 800
メーカーXunlong
発売日2022/06
価格
価格(日本円)
CPURockchip RK3399(6コア)
(1.8GHz A72 x2 + 1.4GHz A53 x4)
GPUMali-T860 MP4
NPU
メモリー4GB LPDDR4
サポートOSChromium OS
Orange Pi OS
有線LAN1GbE x 1
Wi-fi802.11ac
Bluetooth5
チップCDW-20U5622
YT8531C
ストレージ64GB eMMC
microSD
USB3.0 x 2
2.0 x 1
GPIO26 pin x 1
映像HDMI(2.0a 4K/60Hz)
VGA
カメラ
オーディオジャック
その他インターフェース
消費電力
電源Type-C 5V/4A
286mm
奥行き122mm
高さ22mm
その他キーボード型

特徴

「Orange Pi 800」は一言でいうと「Raspberry Pi 400」のクローンとなる、78キーのQEWRTYキーボードPCです。

国内発売は来年。 「Raspberry Pi 400」は70ドルのキーボード型SBC

とはいえ「Raspberry Pi 400」には日本語配列モデルがありましたが、「Orange Pi 800」にはさすがにそこまでは期待できないでしょう。

位置づけとしてはChromium OSを使用してのモバイル端末、あるいはArch Linuxベースの「Orange Pi OS」を使用してのモバイル開発環境のようです。

SoCについて

「Orange Pi 800」のSoCはRockchip社のRK3399。このブログではおなじみですね。

結構久しぶりなので改めて紹介しておくと、RK3399はRockchip社が2016年4月に発表したARM系ハイエンドSoCとなります。
Cortex A-72を2コア、A-52を4コア持つ6コア構成で、Wi-fi/BT以外の大抵の(最近の)インターフェースを内蔵しています。

ベンチマークサイトのgeekbenchでは、シングルが1200〜1300ポイント、マルチが2700〜3000ポイント程度で、だいたいatom-x5 Z8550と同等クラスとなっています。一時期大流行したatom-x5 Z8350よりは完全に上ですね。
AnTuTuベンチマークでは75000ポイント前後です。

最近では3倍の性能を持つRK3588が登場したりしてだんだんと過去のものになりつつありますが、今でも全盛期の頃より一段階安くなった60ドル程度の製品がちらほらと登場しています。

よりラズパイっぽく。Radxa「ROCK Pi 4 Model C+」は完全新設計なRK3399-T搭載SBC

メモリとストレージ

メモリは4GB LPDDR4、ストレージは64GB eMMCです。
minroSDカードも使えますが、単体で完結したスタイルとなっているようです。

その他

無線LANは802.11ac (Wi-fi 5)対応、Bluetoothはv5.0対応、搭載チップはCDW-20U5622とされています。
深センを拠点とするCHINA DRAGON TECHNOLOGY(CDTeck)のチップで、「Orange Pi 4 LTS」などと同じチップです。

やっぱりか… Xunlong Software「Orange Pi 4 LTS」は中華チップになって55ドルから

有線LANは1GbEです。

サイズは286×122×22mm。
「Raspberry Pi 400」が286×122×23mmなので1mm薄くなっています。
…びみょーすぎる…

外観

インターフェースは背面に集中しています。GPIOは26ピンです。

「Raspberry Pi 400」とは配置がだいぶ違っていて、デュアルHDMIがHDMI+VGAになっています。
スピーカーを内蔵している点も「Raspberry Pi 400」と違いますね。

真横からの画像がないのですが、前部分はそれなりに薄くなっています。

バッテリーは非搭載なので、使用時は必ず電源の接続が必要になります。

まとめ

キーボード型PCの歴史は割と長く、古くは1982年に発売された「コモドール64(Commodore 64)」などがあります。
最近でもAtom系CPUを組み込んだものなどが時折発売されていますが、「Raspberry Pi 400」以外は数か月~1年程度で消えるということを繰り返しています。

「Orange Pi 800」はまだ発表されただけで未発売、価格も不明です。
本家ともいえる「Raspberry Pi 400」が70ドルだったので、ここを下回らないことには競争力は生まれないでしょう。

というか、これだとCUIならともかくGUIで使うならディスプレイの他にマウスも必要になるわけで…
いっそのことタッチパッドも組み込んだ、「FMV Mobile Keyboard」のようなノートPCのキーボードライクな見た目にすれば、「Raspberry Pi 400」と差別化を図ることもできたんじゃないかなぁと。

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↑ こういうやつですね。

このままだとボードタイプのSBCと違って見た目に大きく引っ張られるせいで独自色を出せるポイントがなくて、「Raspberry Pi 400」のそっくりさんで終わる未来しか見えないんですよね…

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Orange Pi 800:Orange Pi
Orange Pi 800:Orange Pi ※中国語版。英語版より詳細
ニュースリリース:Orange Pi

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