こっちもか。Lenovo「IdeaPad Slim 5i Gen8(14″)」もラインナップが拡充して8万円台からに

PC

Lenovo「IdeaPad Slim 5i Gen 8」について、がじぇっとりっぷでは以前に記事にしています。

全モデルメモリ16GB! Lenovo「IdeaPad Slim 5i Gen 8」はIntel第13世代CPU搭載で10万円切りから!

その後2023年4月18日と5月16日にラインナップが追加され、最低価格も8万円台からとなったので、改めて記事化します。

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スペック

■ IdeaPad Slim 5i Gen 8
CPUCore i7-13620H
Core i5-13500H
Core i5-12450H
Core i7-1360P
Core i5-1340P
メモリ16GB LPDDR5-5200
ストレージ512GB~1TB NVMe SSD
画面14.0インチ IPS WUXGA
インターフェースUSB Type-C(Gen1)×2
USB 3.0×2
HDMI
microSDXC
オーディオジャック
wi-fiWi-fi 6E+BT5.1
バッテリー56.6WHr
サイズ312×221×16.9mm
重さ1.46kg

特徴

いつの間にかラインナップが変わってる!ってネタは、先日DELL「Inspiron 14 5430」でやりました。まさかLenovoでもやることになるとは。

いつの間に… DELL「Inspiron 14 5430」にRaptor Lake-Uモデルが追加され、8万円台スタートに

CPU

「IdeaPad Slim 5i Gen 8」のCPUは、最初のラインナップではIntel第13世代でTDP28WのCore i7-1360PまたはCore i5-1340Pでした。
TDP15Wの”Uシリーズ”は10コア12スレッド(2P8E)ですが、”Pシリーズ”は12コア16スレッド(4P8E)なので性能がかなり違います。

そこに追加されたのが、Alder Lake-HのCore i5-12450Hと、Raptor Lake-HのCore i5-13500H。カスタマイズでCore i7-13620Hも選択できます。
第12世代と第13世代ってどんな追加の仕方よ?って頭を抱えたくなりますが、実際にそうなんだからコメントに困る。

CPUPassMark(Multi)
Ryzen 7 7745HX(8C/16T)35047
Core i9-13900H(14C/20T)32844
Core i7-13700H(14C/20T)30966
Core i9-12900H(14C/20T)29049
Ryzen 7 7840HS(8C/16T)28429
Core i7-13620H(10C/16T)27191
Core i7-12700H(14C/20T)26834
Ryzen 9 6900HX(8C/16T)25004
Ryzen 7 7735HS(8C/16T)24497
Ryzen 7 6800H(8C/16T)23503
Core i9-11980HK(8C/16T)23463
Ryzen 9 5900HX(8C/16T)23014
M1 Pro(10C/10T)22060
Core i5-13500H(12C/16T)22898
Ryzen 7 5800H(8C/16T)21349
Core i5-1340P(12C/16T)21200
Ryzen 7 6800U(8C/16T)20903
Core i7-1360P(12C/16T)20277
Ryzen 7 7730U(8C/16T)19673
Ryzen 7 4800H(8C/16T)18947
Ryzen 7 5825U(8C/16T)18499
Core i5-12450H(8C/12T)18375
Ryzen 5 6600U(6C/12T)17804
Core i5-1240P(12C/16T)17407
Core i5-1335U(10C/12T)17228
Core i7-1260P(12C/16T)17066
Ryzen 5 7530U(6C/12T)16444
Core i7-1355U(10C/12T)15700
Ryzen 5 5625U(6C/12T)14969
Core i5-1235U(10C/12T)13516
Core i7-1255U(10C/12T)13443
Core i7-11370H(4C/8T)11937
Ryzen 3 7330U(4C/8T)11856
Core i3-1215U(6C/8T)11618
Core i7-1165G7(4C/8T)10487
Core i5-1135G7(4C/8T)10058
GPUFireStrike(Graphics)
RTX 3070 Mobile26845
RTX 4060 Mobile26304
Radeon RX 6600M23121
RTX 3060 Mobile20103
Radeon RX 6500M13865
GTX 1660Ti Max-Q13346
RTX 3050 Mobile12001
GTX 1060 Max-Q10765
VR Readyの壁
AMD 780M(7940HS)7900
GTX 1650 Max-Q7785
GTX 1050 Max-Q7285
AMD 680M(6800U)6890
GeForce MX5506199
Core i7-1360P5939
Core i7-12700H5641
GeForce MX450(30.5W)5369
Core i7-1355U5200
Core i5-13500H5132
Core i7-1165G75102
Ryzen 5 6600H5075
Core i7-1260P4960
Ryzen 5 6600U4832
Core i5-1340P4722
Core i5-12500H4580
GeForce MX450(25W)4435
Core i7-1255U4383
Core i5-1240P4195
Ryzen 7 5800U3933
Core i5-1135G73800
Core i5-1235U3745
Ryzen 5 5625U3453
Core i3-1215U3378
Core i3-1115G42340

PassMark3DMarkの集計値に基づいています

Core i5-12450H、意外と低いなぁ…低いと言ってもPassMarkスコアは18000を超えているので、十分に高性能と言えるのですが。
というか、Raptor Lake-Pが思った以上に高性能なのがびっくりです。

グラフィックについては96EUなCore i7-1360Pが頭一つ抜けていますね。

メモリとストレージ

メモリは第13世代が16GB LPDDR5-5200、第12世代が16GB LPDDR5-4800MHz。オンボードで増設はできません。
全モデル16GBは「IdeaPad Slim 570i」から(というか、「IdeaPad Slim 570i」は1モデルしかない)ですが、直販で全モデルメモリ16GBは時代が変わったなぁと。

ストレージは512GBまたは1TBのM.2 SSD。
CPUとの組み合わせはバラバラですが、TLC NANDのGen4 SSDとされています。

その他

無線LANはWi-fi 6E(802.11ax)対応でBluetoothは5.1。

バッテリーは3セルの56.6WHrで稼働時間は約15.0時間とされています。
急速充電も対応で、充電時間は約2時間です。

外観

フロントです。
ディスプレイは14インチでアスペクト比16:10のWUXGA(1920×1200)。輝度は300nitsで色域は45% NTSC、ノングレアパネルです。
Core i5-13500Hモデルは有機ELパネル(400nits、HDR400、グレア)となります。

「IdeaPad Slim 570i」までFHDだったので、16:10の流れが非”Pro”のメインストリームまで下りてきた形です。あとはエントリーモデルだけですが…さすがにエントリークラスは16:10にならない気もします。

カメラはプライバシーシャッターとIRカメラ付きの1080pに。
カメラの小型化が昨年までのトレンドでしたが、カメラユニットがかなり大型化しています。

1.microSDメディアカードリーダー
2.USB 3.2 Gen1
3.USB 3.2 Gen1
4.USB 3.2 Gen1 Type-C
5.HDMI
6.USB 3.2 Gen1 Type-C
7.マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック

インターフェースは「IdeaPad Slim 570i Pro」の流れを汲んでいるようで、TypeーC端子の間にHDMIがあります。

プロも満足? Lenovo「IdeaPad Slim 570i Pro 16」はハイスペックなのに11万円台からの16インチノート

ちょっと残念なのが、USB4はおろか、USB3.2 Gen2もない点。

無印のSlim 500(5)シリーズは伝統的にUSB3.0(3.2 Gen1)のみなので、その点は仕方ないんですけど。
そろそろ3.2 Gen2くらいは入れてもいいんじゃないかなぁ…

キーボードはIdeaPadシリーズ共通のもの。
指紋リーダーはないので、Windows HelloはIRカメラを使うことになります。

底面の吸気口もIdeaPad伝統の形状。

まとめ

「IdeaPad Slim 5i Gen 8」の価格は83,114円から。
今機種では最も低性能となるCore i5-12450Hとはいえ、メモリ16GBで8万円台前半は安いです。

さらにCore i5-13500H+有機ELモデルは97,882円で10万円を切っています。
10万円切りの有機ELノートはASUSに次いで2メーカー目でしょうか。

もともと14インチのメインストリームクラスは競争の激しいカテゴリですが、後からラインナップ拡充という後出しじゃんけん的な手法が登場したことで、さらに競争が激化した感があります。

特に2023年からはメモリ16GBが標準になりつつあること、2022年から続くPC出荷数の落ち込みが現在も続いていて、価格やスペックアップなどあの手この手でパイの奪い合いが加速している今は結構買い時じゃないかなぁと思ったり。

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