IPSパネルになったよ。 Lenovo「IdeaPad Slim 170」は5万円台からのRyzen 7020シリーズ搭載ノート

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2023年5月30日、LenovoはRyzen 7020Uシリーズを搭載する14インチ/15.6インチノート「IdeaPad Slim 170」に新たなモデルを追加しました。

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スペック

■ IdeaPad Slim 170
CPURyzen 5 7520U
メモリ8GB LPDDR5-5500
ストレージ512GB NVMe SSD
画面14.0/15.6インチ IPS FHD
インターフェースUSB Type-C(Gen1)×1
USB 3.0×1
USB 2.0×1
HDMI
SDXC
オーディオジャック
wi-fiWi-fi 6+BT5.1
バッテリー42WHr
サイズ325.3×216.5×17.9mm(14.0″)
360.2×236×17.9mm(15.6″)
重さ1.38kg(14.0″)
1.58kg(15.6″)

特徴

Lenovoは2022年まで100~900の3桁の数字でグレードと世代を分類していました(あくまで日本向けの話です)。
2023年からは部分的にグローバルと同じ表記となり、3桁の数字と”Gen 〇”の表記とが入り混じっています。

「IdeaPad Slim 170」は最エントリークラスとなる100番台です。グローバル型番では「IdeaPad Slim 1 Gen7シリーズ」となります。

「IdeaPad Slim 170」は、実は2回目の記事化です。

割り切れる人向け。Lenovo「IdeaPad Slim 170」はRyzen 7000シリーズ搭載の5万円台エントリーノート

前回掲載時との相違点は、液晶パネルがTNからIPSになったことと、ストレージが256GBから512GBに倍増したこと、そして価格が下がったことです。
大幅な変更とまでは言えないのですが、大きな違いということで再度記事化することにしました。

CPU

「IdeaPad Slim 170」のCPUは、Ryzen 7020シリーズからRyzen 5 7520U。前回掲載時にはあったRyzen 3 7320Uモデルはなくなりました。

シリーズ多すぎ。 モバイル向けRyzen 7000シリーズまとめ

Ryzen 7020シリーズはRyzen 7000シリーズの中では再エントリークラスに当たります。
CPUは6nmプロセスなZen2アーキテクチャで、グラフィックはRDNA2が2CUという、変な構成のCPUです。

CPUPassMark(Multi)
Core i3-1215U(6C/8T)11618
Core i7-1165G7(4C/8T)10387
Core i5-1135G7(4C/8T)9944
Ryzen 5 7520U(4C/8T)9791
Core i3-1115G4(2C/4T)6164
Core i5-8250U(4C/8T)5895
Intel N100(4C/4T)5675
Intel N95(4C/4T)5437
Celeron N5105(4C/4T)4066
Celeron N5100(4C/4T)3348
Celeron J4125(4C/4T)2978
Celeron N4120(4C/4T)2547
GPUFireStrike(Graphics)
Core i7-1165G75102
Core i5-1135G73800
Core i3-1215U3378
Core i3-1115G42340
Ryzen 5 7520U1547
Core i5-8250U1166
Intel N1001164
Celeron N51051085
Celeron J4125412
Celeron N4120329

性能的には、CPUはCore i5-1135G7程度で、グラフィックはCore i5-1135G7の4割程度。

7020UシリーズはAthronも含まれる最エントリークラスのCPUなので比較対象はIntel N100とかになるのでしょうが、実際は製品価格的にもCore i3-1215Uがライバルです。
その見方だと、グラフィックもCPUも負けているんですよね。せめてグラフィックが倍の4CUあればちょうどいいライバルになれたのでしょうが…

メモリとストレージ

メモリは8GB LPDDR5-5500。オンボードで、増設スロットはありません。
なんというか、メモリ16GBモデルもない辺りがいかにもエントリークラスって感じです。

ストレージは512GB NVMe SSD。旧モデルの256GBから倍増しました。

その他

無線LANは802.11ax(Wi-fi 6)に対応。Wi-fi 6Eは非対応です。
エントリークラスと言えば長らく802.11ac(Wi-fi 5)でしたが(Ryzen 5 5500UモデルはWi-fi 5)、ようやくWi-fi 6化しました。

バッテリーは3セル42WHr
駆動時間はRyzen 5 5500Uモデルの11.2時間から、12時間に延びています。
エントリークラスながら約2時間の急速充電にも対応しています。

外観

正面です。
基本は画面サイズとキーボードが違うだけです。

14.0インチは画面占有率85%、15.6インチは87%で、どちらもIPSパネルで解像度はFHD(1920×1080)、色域は45% NTSCとされているので、そこまでいいパネルではありません。
また、アスペクト比16:10がエントリークラスまで浸透するにはまだしばらくかかりそうというか、16:10化はするんだろうか…?

1.4-in-1メディアカードリーダー
2.USB 2.0
3.電源ジャック
4.USB 3.2 Gen1
5.HDMI
6.USB 3.2 Gen1 Type-C
7.マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック

インターフェースは必要と思われる分だけを搭載。
ライトユーザーがカメラの写真の整理をするとかが想定されているのか、フルサイズのSDXCカードリーダーが搭載されています。というか、エントリークラスってなぜかフルサイズSDカードリーダーが搭載されがちな気が。

マウスを置く側となる右サイドはUSB2.0なので、マウスのレシーバー用と考えればいいかと。
USB PD入力については記載がなく、非対応の可能性が高いです。

カラーはサンドがなくなり、クラウドグレーの一色のみとなりました。サンド人気なかったのかな…?

まとめ

「IdeaPad Slim 170」の価格は、14.0インチが54,890円15.6インチが57,860円(記事執筆時点)から。
正確には、15.6インチでは54,890円の旧モデル(TNパネル)が併売中です。

予算があるならもうちょっと上のモデルを買った方がいいですし、例えばHP「15s-fq5000」は同じ5万円台でCore i3-1215Uを搭載しています。

TNパネルからIPSになったことでおすすめしやすくなったものの、最エントリーモデルであることに変わりはないので、購入を検討するならそこは留意してた方がいいですね。

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