ミドルクラス増えてきた。 HUAWEI「MatePad 11.5″」はSnapdragon 7 Gen 1搭載で4万円台前半

タブレット

2023年8月24日、HUAWEI(華為技術日本株式会社)はQualcomm Snapdragon 7 Gen 1を搭載した11.5インチタブレット「MatePad 11.5″」を発表、28日に発売しました。

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スペック

■ MatePad 11.5″
CPUSnapdragon 7 Gen 1
メモリ6GB
ストレージ128GB
画面11.5インチ IPS 2200×1440(120Hz)
インターフェースUSB Type-C(2.0)×1
カメラ前:800万画素
後:1300万画素
wi-fiWi-fi 6+BT5.2
4G/5G4G非対応
バッテリー7,700mAh
10V/2.25A
サイズ260.88×176.82×6.85mm
重さ499g

特徴

SoC(CPU)

「MatePad 11.5″」のSoCはSnapdragon 7 Gen 1
Snapdragon 7 Gen 1は2022年5月に、Snapdragon 8+ Gen 1と同時に発表された、ミドルレンジモデル向けのSoCです。

4nmプロセスで製造され、1コア+3コア+4コアの8コア構成(2.4GHz Cortex-A710+3×2.36GHz Cortex-A710+4×1.8GHz Cortex-A510)で、グラフィックはAdreno 644。
Snapdragon 8/8+ Gen 1が、1×Cortex-X2+3×Cortex-A710+4×Cortex-A510なので、構成としては結構近いものがあります。

気になる性能はAnTuTu(v9)で総合54~58万点、CPUが16万点台、GPUが15~18万点台。
Xiaomi「Pad 5」が総合58万点、CPU15万点、GPU20万点だったので、おおよそSnapdragon 860と同程度の性能ということになります。

【レビュー】Xiaomi Pad 5:安物で銭を失うくらいならこれを買え!と言いたくなる、ハイパフォーマンス・高画質なタブレット

これが次のSnapdragon 7+ Gen 1となると総合100万点を超えるという話なので、もしSnapdragon 7+ Gen 1搭載だったならば神扱いされていたかもしれません(まぁその時は価格も上がっていたでしょうが)。

メモリとストレージ

メモリは6GB(規格不明)、ストレージは128GB UFS2.2です。

UFS2.2は2020年に登場した規格で、同じ4万円台のLenovo「Tab P12」も採用しています。

規格上の最大転送速度は1,200MB/s。実測だとリード700~800MB/sくらい、ライトが150~200MB/sくらいでしょうか。
これがUFS3.1であればリード1.8GB/s、ライト600MB/s(Xperia 1 IVの場合)程度となり、アプリ・ゲームのローディングタイムの短縮などに繋がります。
ちなみにXiaomi「Pad 6」はUFS3.1を採用しています。

手ごろで大型。Lenovo「Tab P12」はAnTuTu 50万点台で4万円台な12.7インチタブレット
これで49,800円からだと…? Xiaomi「Pad 6」はSD870に2.8K液晶、USB3.1など全面的にアップグレード

その他

無線LANはWi-fi 6(802.11ax)対応、Bluetoothはv5.2。

バッテリーは7,700mAhで、動作時間は10.5時間(輝度200nitsに設定時)とされています。
電源アダプタは10V/2.25A(=22.5W)です。

また、米国の制裁対象ということでGMS(Google Mobile Service)が使えず、OSはHarmony OS 3.1となっています。
Harmony OSはHuaweiとその子会社であるハイシリコンが開発しているOSで、Androidに一部互換、サポート外ながらGMSもインストールできます。

外観

正面です。
ディスプレイはアスペクト比ほぼ3:2の11.5インチ2200×1440(完全な3:2だと2160×1440なので、横に40ピクセル長い)。リフレッシュレートは120Hzです。

ライバルともいえるXiaomi「Pad 6」は11インチ2880×1800、144Hzなので、ちょっと負けてます。
どっちかというと「Pad 5」(11インチ2560×1600、120Hz)がライバルと言えますね。

背面のカメラは結構飛び出しています。
カメラはフロントが800万画素(動画はFHDまで)、リアが1300万画素(動画は4K対応)です。
さらにフロントカメラはFollowCam(人物トラッキング機能)に対応しています。

本体はアルミニウム合金を使った一体型メタリックボディデザインとなっています。

アクセサリーはペンとキーボード。

独自アプリのHUAWEI Notesは多機能なノートアプリで、PDFの編集も行えるとのこと。

まとめ

「MatePad 11.5″」の価格は43,800円。Xiaomi「Pad 6」の49,800円より1割強安い値付けです。
全体的にXiaomi「Pad 5」と同等クラスであり、「Pad 6」と比べると一段劣る構成ですが、価格差を考えればそんなものかなぁと。

また、USBは2.0止まり。
「Pad 5」がUSB2.0、「Pad 6」がUSB3.1なので、やっぱり「Pad 5」同等としか言えなさそうです。

ここまで書いておきながらあれですが、ぶっちゃけアスペクト比3:2に魅力を感じないのであれば、「Pad 6」を買った方が満足度は高いんじゃないかなぁ…

9月6日まで新製品発表記念キャンペーンで、キーボードとのセット購入で5,000円引きをいうものをやっています(記事執筆現在はキーボードが売り切れたため、キーボードに使える5,000円オフクーポンとなっています)。

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