2020年8月20日、PC・パーツショップのドスパラはCeleron N4000ながらUSB PD充電に対応した14インチノート「THIRDWAVE VF-AD4」を発売いたしました。
スペック
■THIRDWAVE VF-AD4 | |
CPU | Celeron N4000 |
---|---|
メモリ | 4GB DDR4 |
ストレージ | 64GB eMMC |
画面 | 14.0インチ FHD |
USB | 3.0(Type-C)×1 3.0×1、2.0×1 |
wi-fi | 802.11ac+BT5.0 |
サイズ | 332.5×222×14mm |
重さ | 1.28kg |
特徴
「THIRDWAVE VF-AD4」(以下VF-AD4)は「THIRDWAVE Altair VH-AD3S」(以下Altair VH-AD3S)の後継にあたります。ブランド名のAltairはなくなったようです。
「Altair VH-AD3S」との違いは以下のようになっています。
VH-AD4 | VH-AD3S | |
CPU | Celeron N4000 | Celeron N3450 |
メモリ | 4GB LPDDR4 | |
ストレージ | 64GB eMMC | |
USB | Type-C(Gen1)×1 3.2 Gen1×1 2.0×1 | 3.0×2 |
電源入力 | USB PD | 電源ジャック |
サイズ | 332.5×222×14mm | 333×222×16.9mm |
重量 | 1.28kg | 1.36kg |
CPUは4コア4スレッドなCeleron N3450から、2コア2スレッドのCeleron N4000になりました。
そのため、シングルスレッドスコアは向上したのですが、マルチスレッドスコアは下がっています。
これがCeleron N4100だったら文句はなかったのですが…
「Altair VH-AD3S」のときは2019年2月の発売当初は2コア2スレッドのCeleron N3350で、2019年7月に価格据え置きでCeleton N3450にアップグレードしたので、「VF-AD4」もしばらく待てばCeleron N4100にアップグレードする可能性も残されてはいます。
で、肝心のCeleron N4000については別機種ですが、がじぇっとりっぷでもレビューしていまして、結論から言うとハードな使い方には向いていません。
まぁ向いていない一番の原因がHDDの遅さなので、eMMCな「VF-AD4」は多少ましでしょう。
特に記載はありませんが、メモリの増設ができそうにない(「Altair VH-AD3S」は増設不可)点はマイナスですね。
Wi-fiは802.11ax(Wi-fi 6)ではなく、802.11acなIntel Wireless-AC 9461D2Wを使っています。
ただこれ、最大433Mbpsな上に換装不可のオンボードタイプなんですよね…
筐体
▲フロントです。
ベゼルはやや太めです。
ディスプレイはエントリーながらフルHD(1920×1080)解像度で、非光沢液晶となっています。
「Altair VH-AD3S」と同等であれば、IPS相当のパネルとなります。
▲インターフェースです。
左にUSBが2ポート(Type-C+3.0)、右に1ポート(2.0)の計3ポートが用意されています。
▲電源は何度も書いている通り、USB PD給電です。
電源アダプタもコンパクトなものとなった上、USB PD対応アダプタであればなんでも使えるので、用意のしやすさが格段に上がっています。
各所にUSB充電器を置いておけば、本体の持ち運びだけで済むようになるのは大きいですね。
▲キーボードです。
奇をてらった部分のない、使いやすそうな配列です。
▲これは「Altair VH-AD3S」の画像ですが、仕様を見る限り「VF-AD4」にも同じようなSSDスロットが用意されているものと思われます。
ただし、CPUの制限からおそらくはM.2 SATA SSDのみの対応(少なくとも公式の追加ストレージはM.2 SATA)で、M.2 NVMe SSDには対応していないものと思われます。
▲天板には何もありません。
まとめ
「VF-AD4」の価格は税抜き29,980円と、一応3万円切りとなっています。
500GBのM.2 SATA SSDを追加したモデルで税抜き45,980円です。こっちはちょっと高いですね。
ちなみに「Altair VH-AD3S」もまだ併売されていまして、こちらは値下げされて税抜き27,255円、税込みで29,980円となっています。
USB PDに消費税分の差を見出せるかどうかですね。
Celeron N4000は、あまり多くのタスクをこなすには向いていませんが、例えば子供用の学習ノートにするなど、用途を絞れば結構ありだと思います(ゲームはまともに動かないので、学習専用にできます)。
とはいっても1万円上乗せすればLenovo「ThinkPad E495」が買えちゃいますので、よほど予算がひっ迫していないのであればこちらをおすすめします。
…エントリーノート紹介の締めが毎回これになっちゃうので、やっぱり「ThinkPad E495」はえげつないよなぁ…
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